
【北米エンタメニュース番外編】「10代の「マンガ離れ」はもう止まらない」への反応
先日、「10代の「マンガ離れ」はもう止まらない…「大人向け課金」に走った日本のマンガ界の"歪さ"を示すデータ」とする記事が話題になりました。
SNS上で多くの反応があり、「漫画アプリの利用を考慮していないのでは」という指摘に対して、筆者の飯田一史さんは解説されています。
それぞれ置かれた立場や見えている風景で、受け止め方は違うと思いますが、業界に詳しい方の反応をメモ代わりにまとめておきます。
ひとりは「マンガ業界Newsまとめ」を書かれている菊池健さんです。「10代といっても、幼年に近いというか、小学校低学年くらいの漫画の入り口あたりについては、危機感を持たざるを得ない状況であることは、逃れがたい」という危機感は私も同感です。というより私自身も、小学校低学年のときにどうやって自分が楽しむコンテンツを選んでいたのか思い出せないのですが。
もうひとつはHON.jpによる「週刊出版ニュースまとめ&コラム」です。記事で指摘されているフィルタリングは確かに、と思いました。いまの子供はタブレットやスマートフォンを持っていても、ドコモやauでは、フィルタリングサービスによって電子書籍配信サービスを制限しているそうです。やはりここは、各自治体の電子図書館に漫画を入れてもらうことが必要かもしれません。
ジャーナリストのまつもとあつしさんのコメントも。「IP」の表現先と考えると、漫画も「one of them」なのでどこまで重視するのかという問いも成立します。
確かに目の前の収益を考えると課金をしてくれる「オトナ」向けにコンテンツを作ることは重要です。しかし今後の読者の開拓を考えると子供向けは重要。さらにきちんと子供向けに作られたコンテンツは海外需要もあります。
実際北米向けの日本の漫画の翻訳作品は週刊少年ジャンプなど少年誌・青年誌が中心で、現地では「16歳以上」の作品とされており、幼年向けは空いている状態です。きちんと子供向けをグローバルを見据えて作ることは可能で、それは大人も楽しめるのではないでしょうか。まずは「落第忍者乱太郎」とかどうですかね。