
自己紹介からの同じ病気の人達へメッセージ…
私は、うつ病や発達障害(学習障害)などの病気と向き合いながら、これまで生きてきました。
今までの人生は、決して平坦なものではありませんでした。
うつ病になり、思うように生活できなくなり、仕事から離れ、家に引きこもっていた時期もありました。私の場合、引きこもりは約5年間にもなりました。
外に出ることが怖い。
人と会うことが怖い。
何をしても自分にはできないように感じる。
生きていることそのものがつらい。
そんな毎日を過ごしていました。
自分を責め続け、何度も人生を諦めそうになりました。自殺を試みてしまったことも一度ではありません。
離婚も経験しました。
「自分の人生は、もう終わってしまったのではないか」
そう思ったこともありました。
でも、そんな私の人生を少しずつ変えてくれたものがあります。
それが「カメラ」と「写真撮影」でした。
最初は、ただ写真を撮ることが好きだっただけです。
花を撮ったり、風景を撮ったり、空を撮ったり、月や星を撮ったり、人の笑顔を撮ったり……。
ファインダーを覗いてシャッターを切ると、ほんの一瞬ですが、嫌なことを忘れることができました。
「今日はこんな写真が撮れた」
「次はこんな写真を撮ってみたい」
「もっときれいに撮影してみたい」
そんな小さな「やってみたい」が、少しずつ自分の中に戻ってきました。
写真を撮るために外へ出る。
外へ出ると、季節の変化に気づく。
桜が咲いている。
新緑がきれいだ。
夏の空が青い。
秋には紅葉がある。
冬にはイルミネーションが輝いている。
以前なら気にも留めなかった景色が、写真を始めたことで特別なものに見えるようになりました。
そして私は、少しずつ「生きているからこそ見られる景色がある」と思えるようになりました。
もちろん、今でも病気が完全になくなったわけではありません。
つらい日もあります。
何もしたくない日もあります。
気持ちが落ち込む日もあります。
それでも、以前とは少し違います。
「今日は何もできなかった」と思う日があっても、
「明日は何かできるかもしれない」と思えるようになりました。
そして今年の春、私は再婚することができました。
離婚を経験し、長い引きこもりも経験し、自殺を試みるほど苦しんだ私が、もう一度誰かと人生を歩んでいくことになりました。
人生には、本当に何が起こるかわかりません。
一度失敗したから終わり。
病気になったから終わり。
引きこもったから終わり。
離婚したから終わり。
仕事ができなくなったから終わり。
私は、そうではないと思っています。
人生は、何回でもやり直せます。
すぐに立ち上がれなくてもいい。
何年かかってもいい。
ゆっくりでいい。
一歩進んだと思ったら、二歩下がってしまうことだってあります。
それでもいいんです。
また一歩進めばいい。
もし今、うつ病で苦しんでいる人がいたら、どうか自分を責めすぎないでください。
発達障害や学習障害があって、生きづらさを感じている人も、自分を「ダメな人間」だと思わないでください。
引きこもっていて、外の世界に出ることが怖い人も、焦らなくて大丈夫です。
今は布団から出ることさえ難しいかもしれません。
人と話すことができないかもしれません。
外に出られないかもしれません。
でも、それは「あなたに価値がない」ということではありません。
病気や障害があるからといって、あなたの人生の価値がなくなるわけではありません。
あなたには、あなたにしかできないことがあります。
私は、それを写真から教えてもらいました。
何気ない景色にも、シャッターを切ることで「自分だけの一枚」が生まれます。
人生も同じなのかもしれません。
今は真っ暗に見えていても、これから先にはまだ撮ったことのない景色があります。
まだ出会っていない人がいます。
まだ経験していない幸せがあります。
だから、今つらい人へ。
「もう少しだけ、生きてみませんか。」
今日を乗り越えられたなら、それだけで十分です。
明日のことまで頑張らなくてもいい。
まずは今日一日。
そして明日は、明日の自分に任せればいい。
つらいときは、ひとりで抱え込まず、家族や友人、医療機関、相談窓口など、誰かに助けを求めてください。
助けを求めることは、弱いことではありません。
生きるための大切な一歩です。
私もたくさん転びました。
何度も人生を諦めそうになりました。
それでも今、私は写真を撮り、季節を感じ、大切な人と人生を歩んでいます。
過去は変えられません。
でも、これからの人生は変えていくことができます。
人生は一度きりだから頑張らなければいけないのではなく、
「人生は何度でもやり直せる」
私はそう信じています。
もし今あなたが暗闇の中にいるのなら、無理に走らなくてもいい。
ゆっくりでいい。
立ち止まってもいい。
誰かの力を借りてもいい。
そして、いつか少し元気になったときに、ほんの小さな一歩を踏み出してみてください。
その一歩の先に、あなたがまだ知らない景色が待っているかもしれません。
私にとって、その景色へ連れて行ってくれたのがカメラでした。
あなたにも、あなた自身の「生きるきっかけ」が見つかりますように。
そして、いつか「あのとき生きていてよかった」と思える日が来ますように。
私はこれからも写真を撮りながら、自分の人生を歩いていきたいと思います。
過去にどれだけ苦しんでも、人は変わることができる。
人生は、何回でもやり直せる。
私は、自分自身の人生を通して、それを伝えていきたいと思っています。