
【3年1組】ザリガニの思い出|#子育てポジティブ文化祭2026(約800字)
こちらの企画に参加します。
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長男が小学校に入学して、割とすぐくらいの頃の話です。でも四月ではなく、五月だったかもしれません。小学校は目の前でした。
「ただいま〜!」
元気な声で長男が帰宅しました。
「おかえり〜…?あれ?誰の服を着ているの?」
朝着ていた服ではない見知らぬ服を着ていました。
「濡れちゃったから先生が違うのを着せてくれたの」
長男の話だと、小学校の池にザリガニがいるそうで、昼休みに確かめに池の縁で覗いていたら、誰かに後ろから押された…とのこと。で、親切な上級生に保健室に連れて行ってもらい、着替えさせてもらったそうな。
すぐに着替えは洗って乾かし、翌日お礼も兼ねて保健室に届けに行きました。池落ちやトイレの失敗やらいろんなことがあるので、小学校にはお着替えが常備されていると聞き、とても安心しました。
そして私が帰宅後の数時間後… また長男は全身お着替えして帰ってきました。
「今日もザリガニを探してたの?」
「うん。また押されたけど、犯人捕まったよ。六年生のお兄ちゃんだった」
「そうか。もう大丈夫だね」
私は、また借りた衣類を洗って乾かし、翌日届けました。それにその日は校外学習で、近所の公園に出かけてお弁当を食べて帰る予定です。
「ただいま〜!」
「おか…今日も池に落ちたの?」
「今日のは自分で滑って落ちたの」
「ザリガニは見つかった?」
「わかんないけど… もういい」
なんと長男は三日連続で池に落ちるという伝説を作り、私は『三回池に落ちた子のお母さん』という別名がつく有名人になり、二年後に入学した二男も(ちょっと珍しい)苗字から『池に落ちた子の弟』と、すぐに覚えられました。
小学校の池のザリガニには、とうとう出会えなかったようです。私も今度の着替え返却時には、120cmの下着・Tシャツ・ズボン・靴下を追加で新品一式寄贈しました。