
【旅日記】秋晴れの京終駅〜世界遺産・元興寺【奈良ご近所探訪】
秋だ〜🍁
自転車の季節。
というわけで、お天気が良ければ地元を激走です!

こちらはJR万葉まほろば線の京終駅。
きょうばて、と読みます。
万葉まほろば線は、難読駅名の宝庫。
帯解、櫟本、長柄、巻向、畝傍。
どれも大和の歴史を感じる地名。
万葉まほろば線自体も、桜井線の愛称ですね。

最近、駅舎が改装されまして。
木造の、雰囲気のあるたたずまいに。















キンモクセイの香る季節です。


ならまちの細い道を走り抜けていくと、元興寺に到着。



どちらかと言うと小ぶりで、国宝・世界遺産という仰々しさよりも、ローカルな親しみが感じられます。





元興寺は、もと飛鳥の法興寺。
日本最初の仏教寺院の一つです。
平城京では興福寺、東大寺に並ぶ勢力を誇りましたが、平安遷都後にどんどん衰微。
修復もならず、現代の元興寺こと極楽坊は、真言律宗として西大寺の末寺になっています。


がごぜ、とは鬼のこと。
『日本霊異記』に記された、元興寺の人食い鬼のエピソードが元になっているとか。
それも今や、半ばキャラクター化されていますね。






極楽坊、という地名は、中世~戦国の奈良を調べているとたまに出てきます。
自作とのかかわりで言うと、
●古市澄胤が若いころ、極楽坊の三斎市で馬を商っていた(馬借の親玉)
●大和の衆徒国民の代表が極楽坊に集まり、畠山尚慶の仲介で惣国一揆を結んで、春日社頭に起請文を捧げた
といったところ。
奈良の中心の一つとしてあり続けていたことがわかります。


元興寺は実は、重文級の仏像などの宝庫。
ザクザク収蔵しています。
もちろん撮影はできなかったのですが、ざっと挙げると、
✦智光曼荼羅図(本尊、重要文化財。極楽坊の名前の由来)

✦五重小塔(国宝。1/10くらいに縮小されているが本物通りに作られている。それでも巨大)

✦阿弥陀如来坐像(重文。かなり大きく、金箔押し。かつて興福寺大乗院の本尊だったのでは、と伝わる。もしそうなら経覚や尋尊なんかも拝礼していたわけで、激アツ)

✦弘法大師坐像(重文、像内納入品あり)
✦聖徳太子立像(重文、像内納入品あり)などなど…
他にも如意輪観音半跏思惟坐像、地蔵菩薩立像、太子二歳立像など、目を見張る仏像がたくさん。


本堂内に西大寺の叡尊上人の坐像があり、陀羅尼もあちこちに掲示されていて、全体として密教の色がとても濃いです。





佛足石に踏みつけられた格好の、天邪鬼のポーズが面白いですね。














これは何の花だろう…白くて可憐です








小さい中に、仏教の神髄とこの国の歴史がぎゅっと詰まった場所。
まさに国宝・世界遺産でした!

帰りも自転車を走らせていましたが。
街なかに鹿が登場し、プランターの植物を食べていました。
もう一匹は駐車場で、ケーンと鳴く。
昨今、鹿が奈良公園から飛び出し、遠く大阪まで移動していたというニュースもありましたし。
ちょっと心配ですね🦌

おなかがすいたので、最近奈良にも上陸した資さんうどんをいただく。
うどんは柔らかいと聞いていましたが、芯には確かなコシがある。
邪魔しないおだしが絶品。
おにぎりのご飯も、特筆もののおいしさです。
みなさまもぜひどうぞ!
それではまた~
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