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【マンガ業界Newsまとめ】KADOKAWAとソニー戦略的な資本業務提携、各社の調査情報発表 など|12/22-180

    マンガ業界ニュースの週1まとめです。
    マンガ・アニメの業界カンファレンスIMARTを主催するMANGA総研代表の筆者が、マンガ・Webtoon関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

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    KADOKAWAとソニー、戦略的な資本業務提携に合意

    ソニーのプレスリリース

    KADOKAWAのプレスリリース

    先日報道された、ソニーによるKADOKAWA買収の件、12/19の発表では資本業務提携で、両社が「KADOKAWAのIPグローバル価値を最大化する」というところに落ち着いたようです。

    具体的には、ソニーがKADOKAWAに500億円出資、その分第3社割当増資を行い、元の持分も含めて約10%ほどのホルダーになるとのこと。

    KADOKAWAのIR資料にあった割当前後の持ち株比率は以下の通り。

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    KADOKAWA 20241219プレスリリース より

    これで見ると、筆頭株主を何が何でも奪取というよりは、ソニーが約10%の株主になることと、資本業務提携することに意味を見い出しての動きかなと思いました。

    ちょうど先週、KADOKAWAとピッコマの提携が同様に発表されましたが「約10%の持分&業務提携」というセットの見え方を考えると、タイブレイクな感じですね。松竹梅で松が完全買収、梅が今回の資本業務提携とすると「梅で十分に何らかの効力が発揮される」という意思決定を行ったのかなという印象です。

    コンテンツ流通の柔軟性を考えると、完全買収が必ずしもKADOKAWAのためになるわけでもない。というような考え方もあり、なんとなくですがその辺りの影響もありそうな気がします。

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    日経新聞による両社提携のまとめ

    業務提携の内容そのもので見ると、もともとKADOKAWAが統合報告書などで謡っていた中期計画などと特に変わりは無く、既定路線が拡大するだけかなという見方もできなくはありません。

    唯一最後の「ソニーGが電子書籍を配信」という点で、老舗とはいえソニーの「Reader Store」は、KADOKAWAの持つ「BOOK☆WALKER」と比べても、現状そう大きいストアでは無い印象で、そこでソニー側がよりアクセル踏んだりするのかなぁと、ちょっと思いました。多分そういうことでは無い気もしますが。

    落としどころを迎えたかな?という観測で、記事が色々出始めています。

    今回の一連の流れには、
    ・IP全般、又はマンガ、アニメ、ゲーム、それぞれの視点
    ・グローバル展開の視点
    ・M&Aのテクニカルな防御的視点
    など、複数の文脈があり、どの視点で語るかで色んな考え方が出来るため、全部統合するとかなり高度な判断を要する意思決定だなと考えられます。

    その辺り、色々と分析がこれから出て来るでしょうね。


    各社利用実態調査

    年末だからか、様々な立ち位置の調査が出ており興味深い所です。

    最初のものが、出版社の双葉社が外部企業に依頼して調査したもので、面白いですね。最後のGEM Standardによる調査が少し興味深く、マンガとして紙と電子の双方の総合力では『ONE PIECE』が強く、一部『推しの子』がそれを追随しているというあたりが興味深いです。
    また、同じように動画配信サービスのランキングも出ていまして。

    こちらは『名探偵コナン』が圧倒的とか。このあたりも、言われてみればそうなんですかねぇと。PrimeVideoでめっちゃ観られているようですね。


    国内News

    竹書房、コミックエッセイWeb開設とのこと。


    FANZAの女性向けが、新サービスとしてオープンとのこと。
    このジャンルはDLSiteの「がるまに」が非常に強い所ですが、追い上げの狼煙といったところでしょうか。


    アース・スターは、はてなの支援でWebをマネタイズへ。


    先週発表のあった、主婦と生活社の新Webはコミチだった模様です。『くま クマ 熊 ベアー』は、個人的に中毒性の高い上手い漫画で好みです。
    他に、文化通信からコミチ関連の記事が沢山出ていました。

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    先週発表された、KADOKAWA×ピッコマの「MANGAバル」早速PVが5本公開されています。やっぱりかなり準備されてるなぁと。


    今週は、メロンブックスの通販、BLなどの同人通販サイト「pictSPACE」などで、VISA/Masterカードの決済停止とのこと。続きますね。

    一方で、先週話題になったオタク婚活のアエルネの決済停止が撤回されるという事案も発生しています。足並みも揃ってないですね。


    セルシス社/クリスタの海外マンガコンテスト共催記事なのですが、フランス/ベルギーの投稿作品とのことで、だいぶユニークな作品が受賞しています。国際色があって良いですね。


    そのセルシス社「これまでの道行き。」みたいな記事なのですが、内容は先日開催された上場記念パーティーの記事です。同日に開催したIMART交流会の乾杯の音頭を取るときも触れたのですが、ともかく上場おめでとうございます。


    業界でも一目置かれる「ハルタ」。その創刊編集長大場渉さんと、看板作家である森薫さんと入江亜紀さんという3人が、マンガの技術を体系化した書籍。というのはかなり興味深いです。反射的にポチりました。

    KADOKAWAは多くの出版社が集まって(結果的に)出来たユニークな集合体型出版社です。普通の大手出版の場合、部局や編集部単位で個性が括られる中、現在でもASCII、メディアファクトリー、富士見などなど、買収した時点での出版社の括りが、部局の構成に影響を与えて残っています。そのほうが個性が死なない結果面白い作品作りに繋がる。という判断なのでしょう。

    「ハルタ」はエンターブレインが角川傘下に入り、奥村勝彦氏、岩井好典氏という2人の個性派編集者が作り上げた「コミックブーム」から派生してて生まれた雑誌です。その辺りの話もあるとしたら面白いですね。

    その辺りの経緯、今から10年ほど前になりますが、私がインタビューした記事がまだ残っています。

    この後にもビームは本当に色んなことしました。わたしは『ダンジョン飯』みたいなヒット作品は、こうした経緯の末に存在しているように感じています。


    これ、ケースとして外部にこうして発表されるという意味では、すごいレアなんだと思うのですが、原作漫画印税をアニメの製作委員会に戻しますという異例のものです。捉えようによっては、アニメの製作委員会に著作権を持たせることに等しいところもありますが、文脈的にはそうではないのだと思います。

    発表としては、完全にtoBな内容ですし、面白いですね。


    私の身の回りというか、同世代でめっちゃ話題なんですよね。良い漫画です。


    こちら、マンガワンで「新人や投稿が増えた」という意味でとても上手く行き、ヤンマガも追うわけですけど、ヤンマガも上手く行くと思うんですよね。でも、他の編集部が真似できるかというと、これもまたなかなかちょっととも思います。

    10年ほど前、新人作家にとって、「編集者との相性」がガチャ過ぎることや、「編集という仕事」や「編集部という組織」への理解が致命的に足りてないという課題意識を持ち「編集長の部屋」というシリーズ記事を作りました。

    ですがこの頃はまだ、作家から見て編集が買い手市場であったことは今と大きく違いました。あと、今ほど編集者の情報は外に出ていませんでした。

    ただ、現在は完全に「プロ作家」「潜在力のある作家」は売り手市場で、結句編集部(者)が選ばれる立場になってしまいました。作家視点の売り手市場になった。ということなんだと思うんですよね。(ジャンプをのぞく)


    これ一瞬「?」ってなったのですが、さすがデジハリが入ってるだけあって、マンガやアニメみたいな集積が必要な産業じゃ無い、デジタル方面の切り口でチャレンジするのは良いのではと思います。ここで、マンガとかアニメとかいうワードが迂闊に出て来ていると、かなりの思考停止感があって、絶望的でした。

    ただ、同じデジハリでいくつかの地方展開がこれまで行われてきてますので、やっぱり群馬ならではっていうのは必要なんでしょうね。いっそ温泉と組み合わせると良いんでは?と思いました。こないだ老神温泉行ってきたんですが、とても良かったです。(冗談では無くです)


    日本動画協会アニメ産業レポートの記事です。
    早くマンガ総研もこういう感じの記事を書いてもらえるようになりたいです。

    こちら海外記事ですが、海外のParrot Analyticsというリサーチ企業も198億ドル(3兆円強)という数字を算出しているようです。似たような感じですね。


    BLソムリエって、すごい良く出来た言葉だなぁと。


    Webtoon・ショート動画関連

    純粋に吉本芸人が原作で作った作品だけのサイトとのこと。全部Webtoonないしは、縦スクロールで読む前提のWebコミックのようです。狙いが読みにくい。


    はがせる広告「ピールオフ広告」とのこと。現場どうなったんでしょう。


    海外News

    *: 外国語の記事をご紹介します。自動翻訳など活用ください。

    タイトル訳:格闘技ウェブトゥーン『花開く刃の帰還』が韓国文化振興協会の調査でトップに

    韓国での人気トップWebtoonは『華山帰還』:邦名 とのこと。
    日本のLINEマンガでは以下です。読んでみます。


    カカオのほうの上場への道はまっすぐ進んでない模様。


    タイトル訳:JPモルガン、ウェブトゥーンの目標株価を16ドルから14ドルに引き下げ

    一方、WEBTOON Entertainmentのほうも、依然株価が厳しいようです。


    タイトル訳:韓国、業界の懸念の中ウェブトゥーンの世界展開に65億ウォンを投資

    一方、引き続き韓国政府はWebtoonに張り続けるようです。


    韓国では、NAVERやカカオ以外の第3局みたいな存在も出続けるのがガッツありますよね。


    タイトル訳:NAVER Webtoon、主力タイトルをベースにしたモバイルゲームコレクションを発売へ

    NAVERは引き続きやるべきことをやってるように見えます。わたしは、NAVERのこういう多角的にやるべきことをやり続ける姿勢は好きです。事業は厳しい時も淡々とこうあるべきだと思います。


    タイトル訳:566人の漫画家、ウェブトゥーン作家が団結し、韓国大統領の弾劾を要求

    一方その頃、韓国のクリエイターは韓国大統領の弾劾とのこと。

    これはクリエイターだけがそうなのでは無く、韓国中今こうなっており、一説によると、この大統領周りの話題のコンテンツ性が高過ぎて、当のWebtoonそのもののビュー数や売上が激減しているそうです。
    ですが、それも仕方ない位のことらしいです。すごい。


    libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

    今週はこの、アフリカの話題が興味深かったです。知らないことばかりでした。

    #アフリカを学ぼう
    今回のダンダダン黒人問題の件、いわゆるブラックウォッシングに絡んで、アメコミでもマンガでもない、アフリカのマンガについてお話しいたしますね👇

    — मसाया चौधरी (@Imprezombi28202) December 11, 2024

    このブラックウォッシング問題という観点、色んな議論があるようです。

    Hi guys, how far? Una fit give yo opinion abeg? This Japanese manga wey dem call ‘Dandadan’. But Americans make am paint black and say dem make am “better”.
    Una dey agree?@OgbonnaKent @fadererah_ @BiGGBaGG01 @Dan_Getso1 @NotUrKev pic.twitter.com/BDWJBCFULu

    — मसाया चौधरी (@Imprezombi28202) December 12, 2024


    AI・画像生成関連

    AI Picassoは、同意のない画像は学習しないオプトアウトという方針で「Emi 3」というツールを発表。


    Jetroもこの時期にAI漫画の投稿サイトになんらかの採択を行うというのは、色々大丈夫かなぁと思ってしまいます。


    今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

    ニューイヤー!

    テレビ番組の取材企画とクーポンが連動してるんですね。

    各社の年末ランキング集

    年末で、各社からランキングが出ています。

    ジャンフェス告知

    とりあえず、この2つはキャッチしました。

    👻‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵👾
    TVアニメ「#ダンダダン」
    第2期ティザーPV解禁!
    👾∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥‥∵‥👻

    監督|#山代風我 #AbelGongora
    アニメーション制作|#サイエンスSARU

    2025年7月より全国同時放送予定!
    第2期もスタッフ一丸となって鋭意制作中です。
    ぜひご期待ください🌋 pic.twitter.com/W6leqWhjne

    — サイエンスSARU (@sciencesaru) December 21, 2024


    記事のみ紹介

    これは確かにすごい


    告知関連

    JEPAのアワードが発表、今年は今いる場所の近所で、書店に欲しい書籍があるか?というサービスです。アワード発表後の放談で話をさせていただきました。アーカイブ公開中です。うちの猫も一瞬出てますw

    こちら、今日のLiveがアーカイブで見れるようになっております。なお、うちの猫も1秒弱登場しておりますw
    失礼しましたニャ https://t.co/4YdbAbHNXr pic.twitter.com/sLQlkLcBDh

    — 菊池健 - MANGA総研 C105-2日目(月)東イ62b (@t_kikuchi) December 18, 2024

    【5032 #ANYCOLOR】2Q決算#エンタメ決算

    売上:173億4100万円(YoY12.0%)
    営業利益:67億6100万円(YoY4.3%)

    💫 イベント中止もコマース大幅増で増収増益
    💫デビューから収益貢献までの時間軸は早期化傾向
    💫グッズ販売における発送遅延が課題https://t.co/3Ea4CeMWKh pic.twitter.com/3PGIRp5xyB

    — IMART2024「国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima」@2024/11/12〜16 (@ImartFes) December 11, 2024

    また、最近IMARTの公式xが、各社の決算情報を定期的に流すという試みをしています。よろしければフォローしてくださいませ。

    筆者単著「漫画ビジネス」クロスメディアパブリッシングより発売中です!

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    欄外

    最近のSNSがギャルゲすぎてつい描いてしまった pic.twitter.com/wlzdu0IpdX

    — 村崎ユカリ🤖アンドロイド②巻1/8発売 (@murasakiyukarir) December 19, 2024

    mixi2、mixiの皮を被ったTwitter pic.twitter.com/3eBU4DLwsZ

    — 魔木@魔法中年連載中 (@inknoshimi) December 16, 2024

    ホントですよね。

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