
船の墓場|音戸の海と板の木目を生かした油彩
瀬戸内海、呉市の音戸・倉橋周辺。
役目を終えた船や、解体を待つ船が海上に残されている場所があります。
独特のレトロで退廃的な景観から、「船の墓場」と呼ばれることもあります。
長い年月、海の上で働いてきた船たち。
錆びついた船体には、それぞれの歴史が刻まれているようです。
今回の作品は、板に油彩で描いたもの。
えかきは昔から、板の年輪や木目を生かした絵を描いてきました。
福山に移り住んでからは、古い板を使った作品も多くなりました。
以前、古い民家を守る活動にも参加していたことがあり、古い板との関わりも深かったようです。
今回の絵でも、板の木目を波に生かしています。
絵の具で波を描くだけではなく、板そのものが持つ表情を利用する。
古い船と、年月を重ねた板。
どちらも時間をまとったもの同士、どこか似合っている気がします。
えかきの描いた絵は、donkenartでも紹介しています。
よろしければ、そちらもご覧ください。