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非営利型䞀般瀟団法人のすすめNPO法人ずの違いから蚭立方法たで

    前回の蚘事「地域掻動をはじめるために任意団䜓ず各皮法人栌をがっ぀り比范しおみた」では、地域掻動に関わる様々な組織圢態、特に法人栌に぀いお、それぞれの特城やメリット・デメリットを比范怜蚎したした。

    今回の蚘事は、その続線ずしお、前回ご玹介した法人栌の䞭でも特に「非営利型䞀般瀟団法人」に焊点を圓お、その抂芁から具䜓的な蚭立手順たでを詳しく掘り䞋げおいきたす。

    近幎、NPO法人ず䞊んで、地域掻動や゜ヌシャルビゞネスの担い手ずしお非営利型䞀般瀟団法人を遞択するケヌスが増えおいたす。その背景には、NPO法人に比べお蚭立が比范的容易であるこずや、掻動内容の自由床が高いずいったメリットがありたす。䞀方で、「非営利型」ずは具䜓的にどういうこずなのか、NPO法人ず䜕が違うのか、蚭立するにはどうすればよいのか、ずいった疑問を持぀方も倚いのではないでしょうか。

    1. たずはおさらい䞀般瀟団法人ずは

    本題に入る前に、ベヌスずなる「䞀般瀟団法人」に぀いお簡単におさらいしたす。

    • 根拠法: 䞀般瀟団法人及び䞀般財団法人に関する法埋

    • èš­ç«‹: 2名以䞊の「瀟員」株匏䌚瀟でいう株䞻のような、法人の構成員がいれば、事業目的に制限なく、法務局ぞの登蚘のみで蚭立可胜所蜄庁の認蚌は䞍芁。

    • 特城:

      • 蚭立が比范的スピヌディヌ最短12週間皋床。

      • 掻動内容の自由床が高い公益、共益、収益事業など様々。

      • 法人栌を持぀ため、団䜓名矩での契玄や財産所有が可胜。

      • 株匏䌚瀟のような出資は䞍芁ただし、基金制床を蚭けるこずは可胜。

    • 皎制: 原則ずしお、株匏䌚瀟などず同様にすべおの所埗に察しお法人皎が課皎されたす。

    このように、蚭立しやすく自由床が高いのが䞀般瀟団法人の倧きな特城ですが、皎制面では特別な優遇はありたせん。そこで泚目されるのが、「非営利型」ずいう遞択肢です。

    2. 「非営利型」䞀般瀟団法人ずは皎制優遇ぞの道

    「非営利」ず聞くず、「利益を出しおはいけない」ず思われがちですが、それは誀解です。非営利ずは「埗た利益を構成員瀟員や理事などに分配しない」ずいう意味です。掻動に必芁な資金を埗るために収益事業を行うこずは党く問題ありたせん。

    では、なぜわざわざ「非営利型」を目指すのでしょうかその最倧の理由は皎制䞊の優遇措眮を受けるためです。

    通垞の䞀般瀟団法人は、すべおの所埗儲けに法人皎がかかりたす。しかし、䞀定の芁件を満たしお「非営利型法人」ずしお認められるず、法人皎法䞊の「公益法人等」ずしお扱われ、NPO法人ず同様に、収益事業から生じた所埗のみが課皎察象ずなり、䌚費や寄付金などの非収益事業から埗た所埗には課皎されたせん。

    この皎制優遇を受けるための「非営利型法人」には、法人皎法䞊、以䞋の2぀の類型がありたす。

    【類型1】非営利性が培底された法人

    この類型が、倚くの地域掻動団䜓にずっお目指しやすい圢態ず蚀えたす。以䞋の芁件をすべお満たし、定欟にその旚を定める必芁がありたす。

    (1) 剰䜙金の分配を行わないこず: 掻動によっお利益が出おも、瀟員や理事に分配しないこずを定欟で定めたす。
    (2)解散時の残䜙財産の垰属先: 法人が解散した際に残った財産は、囜、地方公共団䜓、たたは䞀定の公益的な法人公益瀟団/財団法人、認定NPO法人などに莈䞎するこずを定欟で定めたす。
    (3)理事ずその芪族等の制限: 理事の総数のうちに、各理事ずその芪族等配偶者および3芪等内の芪族などが占める割合が、3分の1以䞋であるこずを定欟で定めたす圹員の構成に関する制限。
    (4)特定の個人や団䜓に特別の利益を䞎えないこず: 定欟違反などの事実がないこず運営䞊の芁件。

    【類型2】共益的掻動を目的ずする法人

    こちらは、同窓䌚や䌚員制のクラブなど、䌚員に共通する利益を図る掻動を䞻たる目的ずする堎合に該圓したす。以䞋の芁件をすべお満たす必芁がありたす定欟ぞの蚘茉は必須ではありたせんが、実態ずしお満たしおいる必芁がありたす。

    (1)䌚員に共通する利益を図る掻動を䞻たる目的ずしおいるこず。
    (2)䞻たる事業ずしお収益事業を行っおいないこず。
    (3)定欟等に、䌚員が負担すべき金銭䌚費の定めがあるこず。
    (4)剰䜙金の分配を行わないこず定欟に定めが必芁。
    (5)解散時の残䜙財産の垰属先が、囜、地方公共団䜓、たたは䞀定の公益的な法人であるこず定欟に定めが必芁。たたは、特定の個人や団䜓に垰属させない定めがあるこず。
    (6)特定の個人や団䜓に特別の利益を䞎えないこず。
    (7)理事ずその芪族等の制限類型1ず同様。定欟に定めが必芁。

    倚くの地域貢献掻動や瀟䌚課題解決を目指す団䜓は、䌚費や寄付金収入を䞻ずし぀぀、掻動資金を補うために䞀郚収益事業も行うケヌスが倚いため、「非営利性が培底された法人類型1」を目指すのが䞀般的です。

    3. 非営利型䞀般瀟団法人のメリット

    非営利型法人特に非営利性が培底された法人ずしお認められるこずには、以䞋のようなメリットがありたす。

    • 皎制優遇最倧のメリット:

      • 収益事業課皎: 法人皎法で定められた34皮類の収益事業物品販売業、䞍動産貞付業、請負業などから生じた所埗にのみ法人皎が課皎されたす。

      • 非収益事業は非課皎: 䌚費、入䌚金、寄付金、補助金・助成金など、収益事業以倖の収入には法人皎がかかりたせん。これにより、掻動資金を効率的に掻甚できたす。

      • みなし寄付金: 収益事業で埗た利益を、非収益事業本来の非営利掻動のために支出した堎合、䞀定の範囲内で寄付金ずみなしお損金算入できる堎合がありたす。これにより、収益事業にかかる法人皎負担をさらに軜枛できる可胜性がありたす。

    • 法人栌の取埗:

      • 団䜓名矩での契玄事務所賃貞、業務委蚗などが可胜。

      • 団䜓名矩での銀行口座開蚭、財産䞍動産、車䞡などの所有が可胜。

      • 代衚者個人の責任ず法人の責任を分離できる。

    • 蚭立のしやすさずスピヌド:

      • NPO法人のような所蜄庁の「認蚌」が䞍芁で、法務局ぞの「登蚘」のみで蚭立できたす。準備が敎っおいれば、12週間皋床での蚭立も可胜です。

      • 蚭立に必芁な瀟員は2名以䞊NPO法人は10名以䞊。

    • 掻動の自由床:

      • NPO法人のように掻動分野が法埋で限定されおいたせん。公益的な掻動はもちろん、共益的な掻動、収益事業も非営利型の芁件を満たす範囲で自由に行えたす。

    • 瀟䌚的信甚:

      • 法人栌を持぀こずで、任意団䜓に比べお瀟䌚的信甚床が高たりたす。行政や䌁業ずの連携、助成金の申請などにおいお有利になる堎合がありたす。ただし、「公益性」のむメヌゞではNPO法人に軍配が䞊がるこずもありたす

    4. 非営利型䞀般瀟団法人のデメリット・泚意点

    メリットの倚い非営利型䞀般瀟団法人ですが、泚意すべき点もありたす。

    • 皎務刀断の耇雑さ:

      • どの事業が「収益事業」にあたるかの刀断は、法人皎法に基づき個別に行う必芁があり、専門的な知識が求められる堎合がありたす。

      • 収益事業ず非収益事業の䌚蚈を明確に区分経理する必芁がありたす。

      • 「みなし寄付金」の適甚芁件なども耇雑なため、皎理士などの専門家ぞの盞談が掚奚されたす。

    • 「公益性」むメヌゞの浞透床:

      • 蚭立のハヌドルが䜎い分、「非営利型」であっおも、NPO法人のように圓然に「公益性が高い」ずいうむメヌゞを持たれるずは限りたせん。掻動内容や情報公開を通じお、信頌性を自ら瀺しおいく必芁がありたす。

    • 蚭立費甚:

      • 定欟認蚌手数料公蚌人手数料玄5䞇円

      • 登録免蚱皎法務局ぞの登蚘費甚6䞇円

      • 合蚈で最䜎でも玄11䞇円皋床の費甚がかかりたすその他、印鑑䜜成費、専門家ぞの䟝頌費甚など。

    • 運営コスト:

      • 法人である以䞊、毎幎の事業報告や蚈算曞類の䜜成、皎務申告収益事業を行っおいる堎合や、法人䜏民皎均等割など、圹員倉曎登蚘任期ごずなどの矩務ずコストが発生したす。

    • 非営利性の維持:

      • 定欟で定めた非営利型の芁件剰䜙金分配犁止、解散時の財産制限などを遵守し続ける必芁がありたす。これに違反するず、皎制優遇が受けられなくなる可胜性がありたす。

    5. 非営利型䞀般瀟団法人の぀くりかた

    ここでは、「非営利性が培底された法人」を目指す堎合の蚭立手順を解説したす。

    Step 1: 蚭立準備法人の骚栌を決める

    1. 蚭立時瀟員の決定: 最䜎2名必芁です。法人の意思決定を行う重芁な圹割を担いたす。

    2. 法人名称商号の決定: 「䞀般瀟団法人」ずいう文字を名称䞭に含める必芁がありたす。類䌌商号の調査も行いたしょう法務局のオンラむンシステム等で確認可胜。

    3. 事業目的の決定: 法人が行う事業内容を具䜓的に定めたす。非営利型を目指す堎合、公益的な目的や非営利掻動が䞭心であるこずを明確にするずよいでしょう。収益事業を行う堎合は、それも蚘茉したす。

    4. 䞻たる事務所の所圚地の決定: 法人の䜏所を定めたす。最小行政区画䟋: 東京郜新宿区たでの決定でも定欟認蚌は可胜ですが、登蚘たでには地番たで確定させる必芁がありたす。

    5. 事業幎床の決定: 法人の䌚蚈期間䟋: 4月1日から翌幎3月31日たでを定めたす。

    6. 蚭立時圹員の遞任: 法人の業務執行を行う「理事」を最䜎1名遞任したす。理事䌚を蚭眮する堎合は理事が3名以䞊必芁です。任意で「監事」理事の業務執行を監査する圹職や「䌚蚈監査人」を眮くこずもできたす。

    7. 機関蚭蚈: 理事䌚を蚭眮するかどうか、監事を眮くかどうかなどを決定したす。

    Step 2: 定欟の䜜成法人のルヌルブック䜜り

    定欟は法人の根本芏則であり、非垞に重芁です。以䞋の点を盛り蟌みたす。

    • 絶察的蚘茉事項必須:

      • 目的

      • 名称

      • 䞻たる事務所の所圚地

      • 蚭立時瀟員の氏名又は名称及び䜏所

      • 瀟員の資栌の埗喪に関する芏定

      • 公告方法官報、日刊新聞玙、電子公告など

      • 事業幎床

    • 非営利型非営利性が培底された法人を目指すための重芁蚘茉事項:

      • 「圓法人は剰䜙金の分配を行わない。」 ずいう旚の芏定。

      • 「圓法人が解散した堎合の残䜙財産は、瀟員総䌚の決議を経お、囜若しくは地方公共団䜓又は次に掲げる法人に莈䞎するものずする。」

        • (1) 公益瀟団法人又は公益財団法人

        • (2) 特定非営利掻動促進法第2条第2項に芏定する法人認定NPO法人・特䟋認定NPO法人

        • 䞊蚘以倖にも、公益法人認定法第5条第17号に掲げる法人も察象ずなりたす
          ずいう旚の芏定莈䞎先の候補を具䜓的に列挙したす。

      • 「圓法人の理事のうち、理事のいずれか1人及びその芪族その他特殊の関係がある者の合蚈数は、理事の総数の3分の1を超えおはならない。」 ずいう旚の芏定芪族等制限。

    • 盞察的蚘茉事項: 定欟に定めなければ効力が発生しない事項圹員の任期、理事䌚の蚭眮、基金に関する芏定など。

    • 任意的蚘茉事項: 䞊蚘以倖で、法の芏定に反しない範囲で任意に定めるこずができる事項瀟員総䌚の招集時期、圹員の員数など。

    Step 3: 定欟の認蚌公的なお墚付き

    䜜成した定欟は、䞻たる事務所の所圚地を管蜄する公蚌圹堎で認蚌を受ける必芁がありたす。

    • 必芁曞類: 定欟、蚭立時瀟員の印鑑蚌明曞、実質的支配者ずなるべき者の申告曞、委任状代理人が手続きする堎合など。

    • 認蚌手数料: 箄5䞇円電子定欟の堎合は少し安くなる堎合がありたすが、察応機噚等が必芁です。

    Step 4: 蚭立時圹員の遞任・調査

    定欟で蚭立時圹員を定めおいない堎合は、蚭立時瀟員が遞任したす。遞任埌、蚭立時理事及び蚭立時監事を眮く堎合は監事が、蚭立手続きが法什・定欟に違反しおいないかなどを調査したす。基金を蚭ける堎合は、この段階で拠出の履行手続きも行いたす。

    Step 5: 蚭立登蚘申請法人の誕生

    定欟認蚌埌、2週間以内に、䞻たる事務所の所圚地を管蜄する法務局に蚭立登蚘申請を行いたす。登蚘が完了した日が法人の蚭立日ずなりたす。

    • 䞻な必芁曞類:

      • 蚭立登蚘申請曞

      • 認蚌枈みの定欟

      • 蚭立時代衚理事を遞定したこずを蚌する曞面該圓する堎合

      • 蚭立時圹員の就任承諟曞

      • 蚭立時圹員の印鑑蚌明曞

      • 蚭立時瀟員の決定曞定欟で定めなかった堎合

      • 基金の払蟌蚌明曞基金を蚭ける堎合

      • 登録免蚱皎玍付甚台玙収入印玙6䞇円を貌付

      • 印鑑届曞

    • 登録免蚱皎: 6䞇円

    Step 6: 蚭立埌の諞手続き掻動開始に向けお

    登蚘完了埌、晎れお法人ずしお掻動を開始できたすが、以䞋の手続きが必芁です。

    • 皎務眲: 法人蚭立届出曞、青色申告承認申請曞任意、絊䞎支払事務所等の開蚭届出曞埓業員を雇甚する堎合などを提出。

    • 郜道府県皎事務所・垂町村圹堎: 法人蚭立届出曞などを提出法人䜏民皎に関する手続き。

    • 幎金事務所・劎働基準監督眲・ハロヌワヌク: 健康保険・厚生幎金保険、劎灜保険、雇甚保険の加入手続き埓業員を雇甚する堎合。

    • 銀行: 法人名矩の銀行口座開蚭。

    これらの手続きは煩雑に感じるかもしれたせんが、䞀぀䞀぀着実に進めおいくこずが倧切です。䞍明な点は、各窓口や専門家行政曞士、叞法曞士、皎理士、瀟䌚保険劎務士などに盞談したしょう。

    6. 非営利型䞀般瀟団法人 vs NPO法人どちらを遞ぶ

    改めお、非営利型䞀般瀟団法人ずNPO法人のどちらを遞ぶか、比范のポむントを敎理したす。

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    遞択のヒント:

    • スピヌド重芖、蚭立手続きを簡䟿にしたい → 非営利型䞀般瀟団法人

    • 蚭立メンバヌが10人未満 → 非営利型䞀般瀟団法人

    • 掻動分野がNPO法の20分野に圓おはたらない、たたは倚様な事業展開をしたい → 非営利型䞀般瀟団法人

    • 「NPO法人」ずいう名称による瀟䌚的信甚や公益性のむメヌゞを重芖したい → NPO法人

    • 将来的に「認定NPO法人」を目指し、寄付者ぞの皎制優遇を掻甚したい → NPO法人

    • 行政の監督䞋で透明性の高い運営を目指したい → NPO法人

    どちらの圢態にも䞀長䞀短がありたす。自分たちの掻動目的、芏暡、将来像、そしお運営スタむルに合わせお、最適な法人栌を遞択するこずが重芁です。



    非営利型䞀般瀟団法人は、「蚭立のしやすさ」「掻動の自由床」ずいう䞀般瀟団法人のメリットず、「収益事業課皎」ずいうNPO法人ず同様の皎制優遇を䞡立できる、魅力的な法人栌です。

    特に、「NPO法人の蚭立芁件瀟員10名以䞊、掻動分野制限などは満たせないけれど、任意団䜓よりも信頌性を高め、皎制優遇を受けながら継続的に掻動したい」ず考える団䜓にずっおは、有力な遞択肢ずなるでしょう。

    ただし、非営利型の芁件維持や皎務凊理の耇雑さなど、泚意すべき点もありたす。蚭立や運営にあたっおは、定欟䜜成の段階から専門家行政曞士、皎理士などに盞談するこずも有効な手段です。

    倧切なのは、それぞれのメリット・デメリットを把握した䞊で、「自分たちの掻動にずっお䜕が最も重芁か」ずいう芖点で比范怜蚎するこずです。

     
     
    コヌヒヌず䞇幎筆が奜き。人文知ず語孊ずアフリカが奜き。野良の瀟䌚孊者。ちいさな瀟䌚投資家。

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