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Photo bytarohanamana

「うちの子、何入試で受けるの?」親が知っておきたい大学入試の基本

    前回、大学受験には受験料だけでなく、交通費や宿泊費、場合によっては併願校の入学金まで、想像以上にお金がかかるという記事を書きました。
    今回は、その続きです。
    大学受験について、親御さんにぜひ知っておいてほしいことがあります。
    それは、
    「うちの子は、どんな入試を受けるの?」
    ということです。
    大学入試には、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜など、いくつもの方式があります。
    名前は聞いたことがあっても、それぞれ何が違うのか、いつ頃出願するのか、専願なのか併願できるのか、意外と分かりにくいものです。
    でも、この違いを親が少し理解しているだけで、受験の準備や戦略は大きく変わります。
    まずは、この3つを知っておこう
    総合型選抜
    志望理由や活動実績、面接、小論文、学力試験などを組み合わせて、多面的に評価する入試です。
    早い時期から準備が必要になることも多く、志望理由書などの書類作成や面接対策も重要になります。
    学校推薦型選抜
    高校からの推薦を受けて出願する入試です。
    評定平均などの出願条件が設定されている場合があり、指定校推薦や公募制推薦などがあります。
    「推薦だから簡単」というわけではありません。
    一般選抜
    学力試験を中心に合否を決める入試です。
    大学独自の試験を受ける方式のほか、大学入学共通テストを利用する方式などがあります。
    同じ「一般選抜」でも、大学や学部、方式によって試験科目や日程、検定料などが異なります。
    まずは、このくらいを知っておくだけでも十分です。
    大切なのは、入試制度を完璧に覚えることではありません。
    「我が子は、どの入試を、いつ、どの大学に対して受けるのか」
    を親子で共有しておくことです。
    高校受験と大学受験は、少し違う
    高校受験では、中学校の先生がかなり細かくサポートしてくれたという記憶がある方も多いのではないでしょうか。
    ところが、大学受験は少し違います。
    大学を選ぶ。
    出願する。
    Webで登録する。
    受験料を支払う。
    必要書類を確認する。
    合格発表を確認する。
    合格したら入学手続きをする。
    こうした手続きは、基本的に本人と家庭が主体となって進めます。
    もちろん高校も進路指導をします。
    でも、「大学受験のことは学校が全部やってくれる」ではありません。
    大学によっては、Webで出願登録をしただけでは出願は完了しません。
    検定料を支払い、必要な手続きを終えて、初めて出願が成立します。
    つまり、
    「受験したい」と思っただけでは、受験できない。
    ここは親としても知っておきたいところです。
    親が入試を知っていると、受験戦略が変わる
    例えば、
    「総合型選抜を受けて、もしだめだったら一般選抜に切り替える」
    という受験と、
    「最初から一般選抜で複数校を受験する」
    という受験では、準備することも、スケジュールも、お金も違います。
    さらに、
    「共通テストを受けるのか」
    「同じ大学の複数の学部を受けるのか」
    「遠方の大学を受験するのか」
    「併願校の入学手続きはいつなのか」
    によっても、戦略は変わります。
    だから私は、親御さんに大学入試の専門家になってほしいわけではありません。
    ただ、
    「うちの子は何入試で受けるの?」
    ということだけは、知っておいてほしいと思っています。
    そして、もう一つ。お金の不安がある家庭へ
    進路相談をしていると、
    「うちの経済状況で大学に行かせられるでしょうか」
    と聞かれることがあります。
    特に、ひとり親家庭では経済的な不安を感じる方も少なくありません。
    私自身もシングルなので、その気持ちはよく分かります。
    ただ、担任として一つだけお伝えしたいことがあります。
    私は、ご家庭の家計状況を知っているわけではありません。
    だから、「大丈夫です」とも「難しいです」とも、簡単には言えません。
    でも、だからこそ、
    「お金が心配だから」と進学を諦める前に、利用できる制度を調べてみてほしい。
    自治体の奨学金や給付金、大学独自の奨学金、民間団体の奨学金など、利用できる制度はさまざまあります。
    もちろん、すべての家庭がすべての制度を利用できるわけではありません。
    だからこそ、
    自分の家庭が対象になる制度を、自分で調べること。
    これは、とても大切な受験準備の一つだと思います。
    「学校の先生に聞けば教えてくれる」ではなく、まず家庭でも調べてみる。
    分からないところがあれば、学校に相談する。
    その順番でいいと思います。
    親子で、この5つを確認してみてください
    □ 子どもは、どの入試方式を考えている?
    □ 専願なのか、併願できるのか理解している?
    □ 出願期間と試験日はいつ?
    □ 受験料はいくらで、誰がいつ支払う?
    □ もし不合格だった場合、次にどうする?
    そして、もう一つ。
    □ 利用できる奨学金や支援制度を調べた?
    これも、ぜひ加えてほしいと思います。
    親がすべてを管理する必要はありません。
    大学入試の専門家になる必要もありません。
    でも、
    「知らなかった」ではなく、「一緒に知っておく」。
    それだけで、子どもの進路を考える準備が少し整うと思います。
    大学受験には、お金がかかります。
    そして、情報も必要です。
    だからこそ、
    お金も、情報も、早めに準備しておく。
    「うちの子は、どんな方法で大学を目指しているんだろう?」
    「そのために、我が家では何を準備しておけばいいんだろう?」
    まずは、そこから親子で話してみてはいかがでしょうか。
    子どもの進路を応援するために、親ができること。
    それは、すべてを学校に任せることではなく、一緒に調べ、一緒に考えることなのだと思います。

     
     
    はじめまして。シングルマザー高校教員です。金融業→製造業→教育業。私生活では介護や 育児、調停離婚、子どもの不登校など体験し、情報収集には困って不安でした。そんな不安を少しでも取り除く手段の1つになればと思ってnoteを始めました。

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