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Photo bytarohanamana

「大学4校受けるだけ」で50万円超え?親が知らない、大学受験のお金

    「大学受験、いくらかかるか知っていますか?」合格するまでに必要なお金を計算してみた


    前回、「高校無償化だから大丈夫?高校3年間、本当に必要なお金を考えてみた」という記事を書きました。


    今回は、その続きです。


    高校を卒業したら大学へ進学する。


    そのとき、親が考えるのは当然「大学の学費」です。


    でも、最近、進路について考える機会が多い中で、ふと思いました。


    「大学に入学してからのお金は調べるけれど、大学に合格するまでにいくらかかるかは、意外と把握していない親も多いのでは?」


    そこで今回は、かなり具体的に計算してみます。


    「4校受ける」と言われたら、いくら準備する?

    例えば、

    長野県在住の高校生が、首都圏の私立大学4校を一般選抜で受験する。

    そんなケースを考えてみます。

    共通テストも受験し、4大学はそれぞれ1回ずつ受験。

    まず、受験料です。

    2027年度の大学入学共通テストは、3教科以上なら18,000円。

    私立大学の一般選抜は大学や方式によって異なりますが、今回のモデルでは1校35,000円とします。


    実際、明治大学の一般選抜は35,000円、中央大学の学部別選抜も35,000円、日本大学のA個別方式も35,000円、駒澤大学の2027年度一般選抜も35,000円です。

    すると、

    共通テスト 18,000円

    私立大学4校 35,000円×4=140,000円

    ここまでで158,000円。

    「4校受験するなら、15万円くらいか」

    と思うかもしれません。

    でも、これはまだ受験料だけです。


    長野から東京へ行くお金

    首都圏の大学を受験するなら、当然そこまで行かなければなりません。

    今回は、

    長野⇔東京を新幹線で往復し、4大学をそれぞれ別日に受験。

    さらに、試験開始時間を考えて前泊すると仮定します。


    ここではモデルとして、

    - 新幹線往復:約16,700円

    - 東京での交通費:約1,000円

    - 宿泊:約10,000円

    - 食費:約2,000円

    とします。


    1回の受験で約29,700円。

    4回なら、

    約118,800円。

    つまり、

    受験料 158,000円

    +交通費・宿泊費等 118,800円


    =276,800円

    ここまでで、約28万円です。

    まだ大学には入学していません。


    そして、親が見落としやすいのが「入学金」

    ここが、大学受験のお金を考えるときに、とても重要だと思います。

    例えば、4校のうち1校に合格した。

    でも、本命大学の合格発表はまだ先。


    「万が一、本命に落ちたら、この大学に進学する」


    そう考えたら、合格した大学の入学手続きをしておく必要があります。


    大学によっては、入学手続きの際に入学金を納めます。


    そして、入学金は、後から進学しなかったとしても返還されない場合があります。


    例えば中央大学の2027年度の学部入学金は240,000円で、「入学金は理由の如何を問わず返還しない」と明記されています。

    今回、仮に併願校の入学金24万円を納めたとすると、

    276,800円

    +240,000円

    =516,800円。

    約52万円です。


    しかも、これは「大学4年間の学費」ではありません。

    大学に入学する前に必要になるお金です。

    もちろん、全員が52万円かかるわけではありません

    ここは大事なので、強調しておきたいところです。


    「大学4校受けたら必ず52万円かかる」という話ではありません。


    受験方式によって検定料は変わります。


    例えば中央大学では、5学部共通選抜の2出願目以降は15,000円。明治大学も複数学部・方式の併願で割引があります。日本大学にも、方式によって併願割引があります。


    つまり、

    「4大学を受ける」のか、

    「1大学で複数学部を受ける」のか、

    「共通テスト利用を使う」のか、

    「一般選抜を何回受ける」のか。


    これによって金額は大きく変わります。


    さらに、総合型選抜を受けてから一般選抜にも挑戦するなら、そこにも検定料や交通費などがかかります。


    だから「大学受験費用」は、早めに考えておきたい


    今回のモデルでは、


    受験料 約16万円


    ↓


    交通費・宿泊費等 約12万円


    ↓


    併願校の入学金 24万円


    ↓


    合計 約52万円


    となりました。


    そして、ここにはまだ、


    - 模試代

    - 参考書代

    - 塾・講習費

    - 出願時の手数料

    - 証明写真

    - コピーなどの細かな費用

    - 保護者が付き添う場合の交通費・宿泊費


    などは入れていません。


    つまり、大学受験では、


    「大学の学費を準備すれば大丈夫」ではない。


    その前に、


    「合格するためのお金」


    が必要なのです。


    親が知っておくだけでも、準備は変わる


    私は、大学受験をする子どもの親になったら、

    「大学4年間でいくらかかる?」

    だけではなく、

    「大学に合格するまでに、我が家はいくら必要?」


    を一度計算しておくことをおすすめしたいです。

    受験する大学は何校なのか。

    共通テストは受けるのか。

    総合型選抜なのか、一般選抜なのか。

    遠方の大学を受けるのか。

    同じ大学で複数の学部を受験するのか。

    併願校の入学手続きはいつまでなのか。

    そして、

    第一志望の合格発表より前に、入学金の支払いが必要になる大学はないか。

    ここまで確認しておく。


    そうすれば、「こんなにかかるとは思わなかった」という事態を少し減らせるはずです。

    高校無償化によって高校の授業料負担が軽くなることは、本当にありがたいことです。


    だからこそ、その先の大学進学についても、親として現実を知っておきたい。

    教育費は、「大学に入ってから」だけではない。


    「大学に行きたい」と子どもが言ったその瞬間から、すでにお金は動き始めています。

    子どもの進路を応援するために、親ができる準備。


    その一つが、

    「いくらかかるのかを、知らないままにしないこと」

    なのだと思います。

    ※本記事の約52万円は、長野県から首都圏の私立大学4校を一般選抜で受験し、共通テストを利用、各大学を別日に受験、前泊するというモデルケースです。交通費・宿泊費・食費等は想定額であり、実際の費用は受験校、入試方式、日程、宿泊先等によって異なります。入学検定料や入学手続金も大学・方式によって異なるため、出願時には必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。

     
     
    はじめまして。シングルマザー高校教員です。金融業→製造業→教育業。私生活では介護や 育児、調停離婚、子どもの不登校など体験し、情報収集には困って不安でした。そんな不安を少しでも取り除く手段の1つになればと思ってnoteを始めました。

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