
プラダを着た悪魔2を観て感じた、20年の重み。
プラダを着た悪魔2を観に行った。
物語の終盤、ポロポロ泣いてしまった。
…まさか、プラダを着た悪魔を観て泣くなんて。
平日の朝9時の上映回。
朝早いのと、公開されてからしばらく経っていることもあるのか、席はガラガラだった。
こんなにも空いている映画館は初めてかもしれない。
隣に人がいないので、思う存分クスッと笑えた。
でも…泣くとは思わなかった。
空いててよかった。
もともと、私にとって「プラダを着た悪魔」は、好きな映画かと聞かれると、そうではなかった。
当時の私の映画の印象は、
ダサい主人公が綺麗になっていって、キャリアも軌道に乗って、調子乗っちゃうけど、最後は本当の自分を取り戻す、みたいな感じ。
(いやいや、どんだけ雑なまとめ方やねん。)
はいはい、よくあるサクセスストーリでしょって。
(1作目好きな方々、ごめんなさいー!泣)
当時、アンハサウェイがそんなに好きな俳優さんではなかったというのもある。
(好きな人、ごめんなさいー!泣)
当時私は20歳の大学生。
仕事をするということに対してピンと来ていなかったというのもあると思う。
2作目が公開されると知ったときも、「ふーん。」って感じだった。
けど、ジェーン・スーさんを始めとする、私がいつも聴いているポッドキャスターさんたちが揃ってよかった!と推している話を聞くと、
…ん?なんだか観たくなってきたぞ。
…そう、私は至極単純な脳の持ち主らしい。
1作目を観なおして内容をおさらいし、映画館へ。
ちゃんと20年分の歳をとって、キャリアも積んできた登場人物達。
時代の流れに翻弄されつつ、もがいて、必死に進もうとする姿。
自分の存在価値を認めてもらいたくて奮闘する姿。
キャリアの引き際に悩む姿。
サポートし、他の人の引き立て役に徹する姿。
映画の中では、彼らの20年の月日は描かれていない。
でも、確かにその月日の重みが感じられた。
ファッション業界という、私は全く触れることのない世界。
でも、仕事と向き合う上で共感する点がたくさんあった。
20年前に1作目を観た時は、全然違う世界の話だと捉えていた。
だから、感情移入もできなかった。
でも、今回は違った。
それぞれの葛藤や抱えているもの、決心。
1人1人の感情に心を打たれた私がいた。
たぶん、自分自身もこの20年で、仕事をする上でたくさんの葛藤やしんどさを感じた経験があったからだと思う。
映画を観ることで、自分が過ごしてきた20年間も、同時に重みを感じた。
特に心を打たれたのは、ミランダのこのセリフ。
私はたくさんの代償を払ってきた。それでも、この仕事が大好き。好きでたまらないの。
華やかで、常に持ち上げられてきたミランダのような存在でも、苦しさは常にかかえてきた。
それでも仕事が大好き、と言い切れる強さ、潔さ。
なんてかっこいいんだろうと思った。
もう1つ。
アンディがエミリーにかけた言葉。
あなたにはリッチな恋人も高価なアクセサリーもいらない。
あなた自身がアイコニックなのよ。
自分の持っているモノや、人間関係ではない。
あなたはあなたでいることに十分価値がある。
もうね、こんなの聞いたら泣くしかない。
アンディ、ミランダ、ナイジェル、エミリーのそれぞれの生き方や決断、生き方に思いを馳せて、最後らへんはもう、涙がポロポロ止まらなかった。
まさか、プラダを着た悪魔を観て泣く日が来るなんてね。
私も20年経って、きっと大人になったってことなんやろうな。
私は彼らのように仕事を生き甲斐にして働いてはいない。
でも、好きなものは好きなまま貫くこと、
完璧ではなくても進んでいくこと、
何かを始めるのに遅すぎることはないこと、
そして、自分自身でいること。
映画から受け取ったメッセージを大切にしながら、人生の後半戦も楽しんでいきたい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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