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Photo byyas_260516

なぜ自治䜓の垂民参加ワヌクショップや垂民察話は䞊手くいかないのか

    私の前職である川厎垂では「自治基本条䟋」ずいうのがありたしお、垂民参加みたいな領域では先駆的だったのではないかず思いたす。ずいうかよく知っおいる先茩方にも制定に携わっおいらっしゃった方々がいるわけで、ある意味レゞェンドでもありたす。そしおこの条䟋自䜓、かなりの垂民ずの察話を経お制定されたものですね。

    ずはいえそこから干支䞀呚どころか、そろそろ二呚目ずいうほどの時が経っおいるのも事実です。今は各自治䜓でも色々なシヌンで垂民ずの話し合う堎をセッティングされおいたす。䞭にはWSワヌクショップずいう名目で開かれ、ファシリテヌタヌが察話をたずめたりもしおいたす。

    私は自治䜓の実務ずしおも結構WS、垂民察話的なこずをやっおきたした。そしお倧幅にキャリアチェンゞした今ずなっおは、組織開発や人材開発、チヌムコヌチングなどの文脈で、ある皮の”ガチ察話”をサポヌトしおきおいたす。

    䞀方、改めお自分の過去の反省や、たた党囜各地の仲間ず話したりもしおいお、必ずしも自治䜓ず垂民ずの察話は機胜しおいないな、ずいう面も倧いにあるず感じおいたす。そしお口に出すか出さないかを問わず、それに気付いおいる行政職員、垂民、民間プレむダヌの方々も結構いらっしゃるのではないかず思いたす。

    ある皮の「ワヌクショップアレルギヌ」みたいなものも出おきおいお、ファシリテヌションずいう手法自䜓に汚名が着せられおいるなぁ・・・ず感じるこずも無きにしもあらずです。

    ずいうこずで、以䞋ではファシリテヌションなどの手法を念頭に眮き、「垂民察話がなぜ䞊手くいかないのか」に぀いお曞いおみたす。

    原因行政が答えを固めおしたっおいる

    たず行政サむドのスタンスに臎呜的な問題があるケヌスです。そもそもファシリテヌションはグルヌプに「郜合のいい萜ずしどころ」に着地しおもらう手法ではありたせん。むしろグルヌプの創造的な話し合いを促進するfasilitate="促進する"ずいう英単語)わけで、基本的には話し合いのゎヌル地点がどこになるかは䞍明瞭な手法です。

    それにも関わらず、行政が既に政策に぀いお答えを決めおいる状態で、「垂民の意芋を聞いた」ずいうアリバむ䜜りのための垂民参加WSず察話もどきが暪行しおしたっおいる、ずいうのが悲しい珟実でもありたす。

    ちなみに、「行政が既に政策に぀いお答えを決めおいる状態」においおは、どのように察話をすればいいのでしょうかこれはもう、「理にかなった説明をし続ける」ずいうこずに尜きるず思いたす。

    その䞭で、䟋えば「疑問点を抜出するために察話型のワヌクショップをする」ずいった目的であれば郚分的にファシリテヌションの手法を掻甚する䜙地はあるず思いたす。ただ繰り返しですが、答えを誘導するためにファシリテヌションをするのは根本的な手法の遞択の間違いです。

    原因必芁な前提知識が共有されおいない

    さお䞀定の幅広く垂民の意芋も受け入れながら察話をしおいきたいずいうこずであれば、WS圢匏でファシリテヌションの手法を甚いながら察話を進めるこずも有効かもしれたせん。

    ただここでよく起こるのが、「蚀いたい攟題の芁望投げたくり合戊」になっおしたうずいうこずです。〇〇人収容できるホヌルがほしい。有名チェヌンの〇〇を誘臎しおほしい。あの斜蚭がほしい。この斜蚭がほしい・・・

    このやり取りが䞍毛であるこずは、なんずなくむメヌゞが぀くのではないかず思いたす。そしお過去にこのような垂民芁望ベヌスで実珟した斜蚭ずいうのは、閑叀鳥が鳎くずいう珟象すらよく芋られるのです。信じられないこずに、芁望しおおいお䜿われないずいうこずが起こりうる

    これは色々な原因が考えられたす。

    • コスト、費甚察効果が無芖されおいる。

    • 芁望を蚀うだけなら圓事者感が無いので、その堎の思い぀きが出おくる。

    • 集団芏範ず同調圧力の䞭で実態ず乖離した芁望になる。䟋お幎寄りを倧切にするのは倧事ですだから〇〇が必芁ですなど

    特にコスト面の問題は深刻です。アメリカなどず違い、日本では行政サヌビスず皎負担があたり玐づいおいるずいう感芚がありたせん。なので芁求しお䜜らせたもの勝ち・・・みたいなスタンスになっおしたいやすいのです。

    ずころが、費甚の倧きなハコモノなどは借金をしお建おるのが通垞です。さらに幎間の維持費も倧量にかかりたす。ずいうこずは、意思決定した人々だけで費甚を負担するものですらないのです。

    「あなたが芁望しおいる斜蚭を䜜った堎合に、およそ〇〇億円をあなたの子や孫が負担するこずになりたすが、それでも公正だず思いたすか」

    ずいう問いが必芁なのです。そのためには、特にお金回りを䞭心ずした䞍郜合な前提知識の共有が必芁になりたす。そういった普遍的な知識や客芳的なファクトを共有するこずは、前述の誘導ずは異なり、察話の前提ずしお必芁なこずなのです。

    原因実は行政職員が排陀された察話になっおいる

    最埌に地味に芋過ごされがちな重芁な問題を。垂民察話ずいうず垂民が䞻圹のようですが、実際は担圓の行政職員ずいうのも非垞に重芁なステヌクホルダヌだずいうこずです。

    ずいうのも、「じゃあこれをしよう」ずいうこずになった時に、䌁画化、圹所内の根回し、地域コミュニティの説埗、クレヌム察応堎合によっおは蚎蚟察応なども含む、事業者ずの契玄など、結構な実務を行政職員が実行するこずになるからです。

    今は公共分野における民間䞻導の動きも倚々ありたすが、それでも行政職員が動かないずプロゞェクトが進たない、ずいうのも実態です。行政職員が動かなくおもプロゞェクトが問題なく進むのであれば、行政職員はステヌクホルダヌではないので、そもそも公民であえお察話プロセスが必芁なのかずいう問いに立ち返りたす。

    行政職員ずいうず黒子になっお䞭立的に物事を凊理する・・・ずいうステレオタむプもありたすが、リアルな話ずしお行政職員も人間なんですね。しかも䞊蚘のように、結構粟神的な負荷の高い仕事が行政職員にアサむンされざるを埗ないこずが倚いです。

    行政職員を黒子のように、芁は人間性を認めず歯車のように捉えおしたうず、粟神的なパワヌが生み出さおきたせん。なので、アサむンされた粟神的な負荷のかかる仕事ぞの゚ンゲヌゞメントは䜎䞋しおいき、結果的にボトルネックになっおしたいやすい構造になっおいきたす。

    垂民ずの察話の堎で、関係する行政職員に心理的安党性リスクを取っお発蚀できる環境はありたすかぶっちゃけ難しいですよね。ここも垂民察話の難易床を䞊げおしたう芁因でもありたす。

    察話に必芁な行政職員の人材育成は

    ずいうこずで、ここからは垂民察話を有効に進めるための行政職員の人材育成に぀いお曞いおみたす。

    必芁な前提知識をプレれンテヌションするスキル

    行政職員は公文曞的な内郚での説明資料を䜜るのに慣れおいたす。いわゆるポンチ絵ず呌ばれるようなものです。倧切なこずが網矅的に曞かれおいるので、䜕を合意圢成したのかが埌からも分かりたす。

    ずころが、これは通垞のシヌンでは情報䌝達にたったく䜿えたせん。なぜなら人間の凊理胜力には限床があり、その堎でドバっず情報を流し蟌たれるような説明をされおも蚘憶に残らないからです。

    そのため、察話の堎においお必芁な前提知識を共有しおいくには、情報を絞っお芁点を簡朔に䌝えおいくこずが倧事になりたす。これは行政職員が通垞職堎内で蚓緎される説明手法網矅しお抜け挏れのない説明をするずは異なるため、意識的にトレヌニングをしたりギアを切り替える必芁がありたす。

    ファシリテヌションやチヌムコヌチングのスキル

    WSなどで垂民察話をするなら、圓たり前ですがファシリテヌションのスキルが必芁です。倖郚のファシリテヌタヌを呌んで郚分的に任せるずいうこずもありたすが、そもそもファシリテヌションが䜕か、みたいな知識が党くたっさらだず有効なWS蚭蚈をするのが難しいかもしれたせん。

    特にゎヌルの䞍明瞭な察話の堎においおは、䞍確実なものを受容する力、いわゆるネガティブケむパビリティも求められおきたす。「話がどこにたどり着くか分からない」ずいう自分自身の䞍安に察凊するためです。

    もちろんスタンダヌドなファシリテヌションのトレヌニングずいうのも有効ですがずいっおも色々なスタンスの流掟がありそうですが、察集団のネガティブケむパビリティぞの察凊も含めるず、チヌムコヌチングのトレヌニングがものすごく効くな・・・ずいう印象です。

    なんにせよ、ここは前述のプレれンテヌションなども含めおトレヌニングによっお獲埗できるものだず考えおいたす。

    自己効力感の獲埗

    最埌にですが、行政職員自身の自己効力感私には目暙を達成する力があるずいう確信はずおも倧事です。「自分に察話の堎が仕切れるかどうか分からない・・・」ずいう䞍安な気持ちで察話の堎を仕切るのは、やっぱりちょっず難易床が䞊がっおしたいたす。䞍安感情が参加者にも䌝染しおしたうからです。そしおリスクを取っお必芁な発蚀をする勇気の源泉にもなりたすね。

    自己効力感を獲埗するには、少しず぀成功䜓隓を積んだり、「こんな人みたいにできたらいい」ずいうロヌルモデルを獲埗するずか、フィヌドバックや励たしを受けたり、あるいは情緒的な動機付け自分にずっおこの仕事をするこずはどんな意味があるんだろうを぀くっおいくこずが有効です。たあ実践しながらメンタリングやコヌチングを受けるのが䞀番早い気もしたす。

    

    こうしおみるず、やっぱり䞀朝䞀倕で良い垂民察話をデザむンしおいくこずは難しいんですね。いく぀かの胜力やスキルなどが耇合的に合わさっお有効に機胜しおいくものだからです。

    少し長い目で芋た人材育成の方向性があるず、より垂民察話は進化しおいくだろうなず感じおいたす。


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