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Photo bysaruogi_leon

15歳のわたしへ

    猿荻レオンさん、はじめまして。
    企画に参加させていただきます。
    よろしくお願いします!


    AC予備軍・15歳のワタシちゃんへ

    思春期真っ最中だというのに
    「悩みはない。すべて謎は解けた」
    なんて言っているよね。恥ずかしくなるよ。
    まさか誰にも聞かれてないよね?
    「自分が天然系キャラだとすら気づかないまま、ぼーっと生きているんじゃね〜よ!」
    と、声を大にして届けたい。
    高校はエスカレーター式、女子だけの世界で
    水を得た魚のように楽しく幸せそうだね。勉強は宿題だけやって、毎日ピアノ弾いて、学内の合唱大会の指揮をして、部活のバイオリンと文化祭の演劇を頑張って、夏休みもほとんど毎日学校に通っている。人生で一番楽しかったのは中高女子校時代と今でも思っているよ。
    社会人になって他の人と青春時代の話をしても全く嚙み合わないから、そこは覚えておいて。
    さて、もう遅いが忠告だ。
    舞台に立つのはずっと好きだろうが、感じている通り演劇の才能はナシだ。いまバッチリの絶対音感は後にサボりきって使い物にならなくなるから、何とか持ち堪えてほしい。将来、誰もが音楽で遊べる時代が来ても使える能力なのだから。この声かけが届いてくれていれば‥嗚呼

    それにしても、学校と家の往復だけで充分に発散できるワタシちゃんは、おめでたい!
    与えられた環境を夢中で楽しめる思春期なんて、奇跡的にラッキーだ。可愛い性格しているな、とうっかり自惚れてしまう。
    抜けているがワタシちゃんはそこがいい。そんな鷹揚なところが敵を作らず長くやっていける秘訣なんだろうと思う。ずっとそのキャラで他人とは平和に付き合えるだろう。本当にラッキーなんだからね!
    本物と思える先生にもまだまだ出会えるよ。それはワタシちゃんの人生におけるセレブレーションだ。前世の徳があるのかもしれない。人を見る目はある方だと思うよ。
    繋がりは大事にしなさい。この声を聞かないで後の祭りになるだろうが…まあ、師匠たちは心の中に一生住んでくれるだろう。


    けれども、ワタシちゃん!
    今見ている景色はほんの狭い範囲を一面的に見ているに過ぎないんだよ。


    すぐ隣には、ニックネームでイジメにあって泣いている子がいる。学校の先生なら揶揄っても傷つかないと決めつけてイタズラするのは幼すぎる。
    丈夫な体はギフトだと思って謙虚に優しくなりなさい。
    同級生達に密かに感じている劣等感もフタをしないで見つめるべきだ。兄キと比べる癖にも気づいてくれ。
    兄キのような理系のセンスはないと食わず嫌いをするのはもったいない。英語の先生が好きじゃないからという理由で英語嫌いになるのは短絡的すぎる。

    言い訳しないで、何でも一度は正面から向き合って勝負しよう!
    争うのは嫌いでいいが、自分との闘いから降りてはいけない。
    ネガティブな感情を避けるあまり見なかったことにしていないか、よく考えてみよう。

    何より気づいて欲しいのは母親との関係性だ。
    マザコンの自覚はあるよね。ママ大好きでママには逆らえない。ママの言ったことは絶対。ママの言う通りにしていれば安心。
    果たして本当にそうなのか?15歳だぞ!
    ついでに教えてやろう。
    40歳を過ぎても気づいていないんだ。いや、既に気配は感じているから、少しずつ家にいる時間を減らして上手に距離を取ることは今も自然にやっているよね。ただ、大人になっても言語化できないまま、漠然と母親をモデルにしながら自分も母親をやっている。天然とはいえ鈍すぎる。命取りになるからね。

    どうか疑問の目を持って客観的に家族を眺めてほしい。
    ワタシちゃんに対して母から支配的な行動や横暴な発言があるだろう?
    この前も
    「太っちゃって似合う服がなくなったね」
    とスゴく気にしていることを突っ込まれたのに受け流していたけれど。母の服ばかり借りて出かけているなんて…ティーンがそれでいいのかな。
    女王様気質の母は、思ったことをそのまま言葉にしたり、感情を人に見せたりするのはいいことだと思っている節があるんだ。
    ワタシちゃんが母の顔色を読んで忖度することは必要ないんだ。早く気づいてほしい。
    いじめっ子気質の母は、父親(夫)に対しての態度も問題アリだ。
    愛情深いが単細胞な父親が、ちょっと機嫌を損ねるとワザと怒らせていた。たまに派手になる夫婦喧嘩には、ワタシちゃんが今思っている以上にダメージになっているんだよ。関わらないでいい。自分を守ることだけを考えればいいよ。
    そして差別。兄に対する期待の大きさも過剰だが、ワタシちゃんに対する
    「アンタはいいから」
    はひどいと思うよ。ひどい言葉を浴び続けると、挑戦しようと思っても自分を信じられなくて諦めてしまうんだ。家族みんなに言われて今だに尾を引いているけれど、生きている間に乗り越えたい課題でもある。

    親の言葉は強い。呪いのように一生付き纏う。
    だから気をつけて!しっかり跳ね返さねければいけない時がある。
    鵜呑みにするな。大人も間違う。
    愛情の表現が不適切な場合もある。大人だからこそ見えなくなってしまったものもある。
    親だから正しい訳ではないんだよ。


    家族のことは嫌いにならなくてもいい。両親の愛情がたっぷりなのは間違いない。陽気な似た者夫婦で少し思慮深さが足りないだけ。父母は昭和ひとケタ生まれだから、時代や生育環境を考えたら考慮すべき余地はある。ハズレっていうほどでもないから、自分自身の判断力次第だ。

    大事なのは、一つ一つ検証していくこと。
    自分はどう思うのか。
    自分は何をしたいのか。
    自分は何を選び取るのか。
    自分は何を信じるのか。
    自分が信じるものは自分で探しに行こう!

    人生には、簡単に誰かから答えを与えられることはないからね。
    ワタシちゃんの仲間が、世の中にたくさんいると思うんだ。言葉にすれば共感してくれる誰かが見つかるはず。
    ワタシちゃんは案外シブトイから、一生成長期だと思ってなさい。
    応援しているよ。


    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
    爽やかでなくて‥すみません( * . .)"

     
     
    「煮込むほどに味わい」を目指す60’s。不登校を経験したわが子2人と過ごして、世間体にも人の顔色にも振り回されない自己選択を意識するようになりました。 藤井風さん推し。俳句・ピアノ・瞑想好き。

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