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マジョリティに焦がれて


    なんかずっと、どことなく周りに馴染めなかった私は、物心ついたときからずっと普通になりたかった。将来の夢を聞かれるたび、適当に色々話していたけれど、心からの願いは普通になること。血が出るほど心から願っていたけれど、当時言えやしない願いだった。

    普通が何かはいつまでもハッキリ掴めないけれど、例えば両親が揃っていて欲しかったとか、毎日家族が喧嘩せず過ごして欲しいとか、怒鳴られたり殴られたり脅されたりしないとか、一度でいいから家族で仲良く出かけたり食卓をみんなで囲んでご飯が食べたいなとか、そういう願いだった。家庭に向けての願いがほとんどだった。

    当時は、人生の中で割と辛い時間だったせいか、記憶がもうほとんど薄れてるんだけど、そんな感じだったと思う。

     
     
    写真で呼吸する記憶 /東京/ あなたと私のために撮り続ける

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