
ヨーグルトの砂糖、納豆のタレ
昔、私が小さかった頃、大きいパックのヨーグルトには、白くてお菓子のような砂糖が別の小さな袋に入って添付されていた。ヨーグルトを密閉しているビニールと、一番上のプラスチックの間に、その砂糖の袋は入っていた。
そしていつの間にか、ヨーグルトの砂糖は、添付されていないのが当たり前の時代になった。「この付いている砂糖、いらないなあ」というお客様の声が多かったのだろうか。それともコスト削減だったのだろうか。我が家は「この砂糖いらない」派だったので、無駄が減って良かったと感じていた。
最近、砂糖に対する意識がどんどん変わりつつある世の中で、このヨーグルトに付いていた砂糖と似たような立場になる気がしているのが、納豆に付いているタレである。
納豆は健康に良い食品と言われているが、あのタレをかけてしまうと台無しであるという話である。タレにはたっぷりの砂糖が使われている場合が多く、確かに甘い。色々な添加物も多い。健康に良い食事をと思って納豆を食べていても、タレでプラスマイナスゼロになってしまうという説があるらしい。
私はそもそもタレなしを選んで納豆を買う。醤油で十分だし、タレと一緒に入っているカラシも本当にいらないなと思っているので、毎回無駄だなあと思っていたのだ。タレもカラシも付いていない納豆は、タレとカラシが付いているものよりも当然のことながら数円だけだが安い。しかし納豆に関して言えば、未だタレとカラシが不要と思っているお客様の割合は多くないようで、選択肢が少ない。特段納豆に強いこだわりがあるわけではないから良いのだが、そのうちこれも、ヨーグルトに当たり前のように付いていた砂糖が消えたと同じ道を辿る可能性がある気がしている。