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AI事故と炎上案件

    私はAIを仕事へ積極的に活用するタイプだ。
    もちろん、これは私に限らないだろう。
    しかし、AIを仕事に使うにあたって、早くも事故が発生しているようだ。
    今回は、この辺りのことについて書き綴っていく。

    炎上案件のはじまり

    広告代理店を経営している知人から、連絡があった。
    急遽、仕事に穴が開いて困っているとのこと。

    話を聞いてみると、要点は以下の通り。

    ・ワードプレスという仕組みを使ってポータルサイトをつくる案件が来た
    ・その案件をフリーランスへ発注した
    ・途中までは順調に進んでいた
    ・残りの数割がいつまで経っても完成しない
    ・フリーランスがギブアップして受注をキャンセルした
    ・何とか納期を遅らせてもらったが、今、まさに危機

    といったところ。

    ――― さぁ、炎上案件のはじまりだ

    ワードプレスは、悪くない。
    これ自体は非常に優秀なツールで、使いどころをおさえれば強力な武器になる。

    しかし、私個人としては、つくづく「ワードプレス」という仕組みに嫌な思い出しかない。
    似たようなことが過去にもあった。

    例えば、過去に書いた以下の記事。

    フリーランスのギブアップ

    IT企業を経営する知人に聞いたところ、こういったことは珍しくないらしい。
    一度、受注した案件を「完成できない」というパターンは今も昔も存在するとのこと。

    今回の件を分析すると、ギブアップしたフリーランスには、以下の目論見があったようだ。

    ・ワードプレスの仕組みの基本は知っている
    ・プログラムコードを書いて拡張する能力はない
    ・AIにプログラムコードを書かせる
    ・完成したものを納品

    こんなところだったようだ。

    しかし、結果は、ギブアップ。
    AIに上手くプログラムコードを書かせることができなかったからだ。

    もちろん、悪いのはAIではない。
    おそらく、AIが迷いなく正しいコードを書くために必要な情報をフリーランス側が与えることができなかったからだ。

    どちらにしろ、本質は変わらない。

    ――― 他力本願型AI依存

    これが、フリーランスがギブアップし、案件が炎上した本質的なところだと思う。

    2026年・夏の炎上案件祭り

    おそらく、今後、炎上案件は増える。
    先述した「他力本願型AI依存」に陥る人が増えるからだ。
    私の予想だと、2026年の夏くらいからは、この問題が世の中に流行し始めると思う。

    問題その一。
    「AIは何でもつくれる」という勘違いの問題。
    軽い気持ちで、何となく「AIならつくれるだろう」という甘えが、トラブルを起こす。

    問題その二。
    品質の保証問題。
    AIにつくらせるまでは良いが、つくったものの評価をする能力がない場合、タイムラグの後、納品物が炎上する可能性がある。

    問題その三。
    納品後のフォロー問題。
    AIにつくらせたものの内部を知らない場合、納品した人ですら仕様が分かっていない可能性がある。
    改善できない、改修できない、そんな納品物は路頭に迷うに決まっている。

    ――― 結果、ゼロから、つくりなおす

    問題その一、2026年、夏。
    問題その二、2026年、秋。
    問題その三、2027年、春。

    おそらく、AIをきちんと扱える優秀なエンジニアの2027年は、大変忙しい。
    優秀なエンジニアよ、稼ぎまくれ!

    逆に、発注者よ。
    本当に、気をつけろ!


     
     
    日本に「約25000社(約1%)」いると言われている「経常利益4000万」にあと一歩届かない「中の上」程度の会社の経営者

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