
東大の理II合格のために「数学0点でも合格できる作戦」を立てた理由
「数学は0点でもいい」
東大を目指す高校生がそんなことを言ったら、普通は止められると思います。
ただ、僕が考えていたのは、数学を投げ出すことではありませんでした。苦手な数学で思うように点が取れなくても、全体として合格できる作戦を先につくっておくことでした。
満点ではなく、合格に必要な点数から考えた
高校1年生の終わり頃、僕は東京大学理科二類を目指すと決めました。
最初にしたのは、がむしゃらに問題集を解くことではありません。当時、名古屋の大きな書店まで行き、合格体験記や受験に関する本を読みました。
そこで、当時の入試は国語・英語・数学・理科の合計440点で、220点程度を一つの合格目安にできそうだと考えました。
必要なのは440点ではなく、合格に届く点数です。
そこで、自分の得意・不得意と残された時間を見ながら、国語40点、英語90点、数学0点、理科90点という配分を置きました。
数学で本当に0点を取ろうとしたわけではありません。取れる問題や部分点は取りにいく。ただ、数学の出来に合否を預けない。難しい年でも作戦全体が崩れないようにしたのです。
「苦手だからやらない」とは違う
ここで大切なのは、「苦手なものは全部やらなくていい」という話ではないことです。
僕は、過去問や合格体験記から試験の特徴を調べ、自分の現在地も見たうえで、どこなら点数を伸ばせそうかを考えました。その結果、英語と理科へ多くの時間を使うほうが、合格へ近づきやすいと判断しました。
目指す学校や今の成績が違えば、当然、必要な配分も変わります。真似してほしいのは「数学0点」という数字ではなく、ゴールと自分の条件から、自分なりの配分を考えることです。
大人の仕事でも、全部を満点にしなくていい
この考え方は、仕事にも似ています。
資料の見た目、情報量、準備時間、連絡の速さ。すべてを満点にしようとすると、本当に届けるべき結果がぼやけてしまうことがあります。
まず「何を実現できれば、この仕事は成功なのか」を決める。そのために重要な部分へ時間を使い、影響の小さい部分は必要十分にとどめる。
これは手抜きではなく、限られた時間を目的に合わせて配分することだと思います。
この作戦の全体像を知りたい方へ
僕がどのように合格点から逆算し、「やること」と「やらないこと」を決めたのかは、Kindleにまとめていただきました。
同じ方法をすすめる本ではなく、ご自身やお子さんに合った道筋を考えるための一例です。興味がありましたら、リンク先でメールアドレスをご登録いただくと、無料でお受け取りいただけます。
