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翌朝わかった失敗のおもてなし料理ーそれでも「ありがとう」に救われた

    翌朝わかった失敗のおもてなし料理ーそれでも「ありがとう」に救われた


    娘の海外からの友人ふたりが宿泊された翌朝は、前夜の雨がウソのようによく晴れた気持ちのいい朝でした。

    みんなでルーフバルコニーに出て、朝の光を浴びながら朝食を囲みました。  
    それだけで、いつもの朝が少し特別に感じられます。


    この日の朝食は洋風に。  

    キッシュ、マフィン、ゆで卵、低温調理の鶏ハム。  
    いちご、トマト、バナナも添えて、彩りのよい朝のプレートになりました。

    外で食べるごはんは、  
    それだけで不思議と何倍もおいしく感じます。

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    夫が焼いてくれたキッシュ


    けれど、その朝。  
    昨夜作って、口にしていなかったさつまいものヨーグルトサラダをいただくと、なんとしっかり火の通っていないさつまいもが混じっていたのです…

    前夜のごはんはこんな感じでした。

    その瞬間、凹んでしまいました。
    こんなものをお出ししてしまったのかと、申し訳なさでいっぱいになりました。

    魚料理もあまり得意ではなかったようで、  重ねて申し訳なくなり心から謝ると…

    「いえいえ、美味しいご飯をありがとう」

    ふたりは、そう何度も言ってくれました。
    そのやさしさが、心の奥まで沁みてきました。

    これまでお客様にお出しした料理で、  
    ここまでひどい失敗だったものは、ありませんでした。

    けれど今回は、なぜかいろんなことが噛み合わず、失敗ばかり。  

    全く準備ができておらず当日も時間がなく、買い物から始め、焦って料理を何品も作ったため、味見もできておらず…


    無理をすると、見えないところで少しずつほころびができる。
    その小さなほころびが重なって、最後に形となって現れるのだと思いました。

    そんな失敗続きでも
    お客様を思って用意した時間や気持ちを受け取ってくれて、本当にありがたかった。

    そして同時に、  
    おもてなしをするには、まず自分自身に余裕があることが大切なのだと感じました。
    余裕のないときには、無理しないで、できる範囲でやることが重要だとも感じました。
    そして、何より会話を楽しむのが大事ですね。

    朝の光の中で、みんなで朝食を楽しみながらも、そんなことを静かに思った朝でした。



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    発酵、重ね煮、薬膳、ハーブ、スパイスを楽しみながら、 台所と暮らしを綴っています。 子育てを終え、孫を見守る世代だからこそ感じる食卓の記憶、季節の手仕事、人とのつながり。 読む人の心が少しゆるむような場になれたら嬉しいです。 発酵食エキスパート1級、薬膳・スパイス・アロマ資格保有

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