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商人と海。あと亀とエルフとレールガン #1

    「小僧ォ!! 左来たぞ!!」
    「わかってるわよ! あと小僧じゃなくてメアリー!」
    「うっせえ早く撃て!!」
    「マイクでうっさい! 速く走らせなさいよ!」
    キュウウーン……
    「いいのよジェイク。あなたは悪くないわ」
    「右ィ!!!」
    「うるさーーーーい!」

    ディアボレアス街道ど真ん中。俺と小僧と新入り兼新車のジェイクは、流行りのロケットシーフとコロシアイと洒落こんでいた。

    ▲

    2日前。

    「こちらが機体になります。FCS……火器管制システムの定着が上手くいってないだけなんで、輸送用にはもちろん使えますし、外付けならちゃんと載ります。戦闘行動に怯えないようにはなってますから」
    「どうも」
    俺は認証キーを受け取って、目の前の亀型精霊騎、キャノンタートル……ただしキャノン抜き……の選外個体を眺める。
    皇国と連合の戦争が終結し数年。
    民間に払い下げられる機体は当然、後方任務についていた機体群であったが、ついにこのクラスの精霊騎までがその対象になるというのは、先日耳にした軍縮の計画も真実らしい。

    俺は軍人でもなければ、傭兵でもない。ただの商人だ。少々運が良い、と注釈が付くが。

    さて、小僧にはガンナーの役目も覚えてもらわなければいかんな。

    【続く】


     
     
    愛と勇気と幻想。小説などを書く。ニンジャとパルプ、SFとファンタジーを愛す。 #prjct6d

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