
📚『児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること』精神科医さわ 1分でわかる!令和超訳 #290
📘 一言でいうと?
子どものできないことを、努力不足やわがままと決めつけない。
脳の特性を理解し、その子が過ごしやすい環境を整えることが大切。
🔍 要約:この本、こう読むとわかりやすい!
著者は自身も発達障害があり、長女は自閉症、次女はADHDと学習困難障害を持つ児童精神科医。
医師として、そして親としての経験から、発達に特性のある子どもたちの感じ方や困りごとを伝えている。
例えば、忘れっぽいのはわざとではない。
悪気があるわけでもない。
何度注意しても忘れてしまうなら、叱るよりも目で見てわかる仕組みをつくる。
教科書を学校用と家庭用の2冊用意するなど、忘れ物を防ぐ工夫も有効だ。
集中できない子には、集中しやすい環境を整える。
できないことばかりに目を向けず、できることに注目してあげることも大切。
ほかの子と比べたり、親が怒ったりしても、得られるものは少ない。
発達に特性のある子は、脳の情報処理の仕組みが一般的な子どもとは異なる。
感覚過敏も、本人の努力で克服できるものではない。
苦手な刺激を避けられる環境づくりが必要だ。
さらに、本人はつらさを大人へうまく説明できないこと自体も、大きな苦しさにつながる。
変化が怖い子どもには、こだわりを頭ごなしに否定せず、受け止めてあげる。
つらい場所から逃げることは、決して甘えではない。
周囲の子にとっては当たり前のことでも、その子にとっては高いハードルになっている場合がある。
学校に「合理的配慮」を願い出るなど、本人の努力だけに頼らず、周囲が環境を変えていくことも必要。
💡 読んで得られること
忘れ物や集中力の問題を、本人のやる気のせいにしない視点
感覚過敏やこだわりなど、本人にしかわからない困難への理解
子どもの苦手を補うための具体的な環境づくり
できないことより、できることに目を向ける大切さ
学校や周囲に合理的配慮を求めるという選択肢
🗣 現代風に言いかえると…
「その子が無理なくできる方法を一緒に探そう」。
子どもを変えようとする前に、環境を変えてみる。
👤 私のひとこと
子どもの行動を見ていると、
つい「どうしてできないの?」「何度言ったらわかるの?」と思ってしまうことがある。
しかし、本人にとっては、そもそも脳の情報処理の仕組みが違い、周囲が当たり前だと思っていること自体が大きな負担になっているのかもしれない。
特に印象的なのは、忘れっぽさや感覚過敏を本人の努力不足として扱わないこと。
叱って改善させようとするより、忘れない仕組みや過ごしやすい環境を整えるほうが、ずっと建設的だ。
子どもを周囲の基準に合わせるのではなく、その子に合った方法を見つける。
発達特性のある子どもに関わる人だけでなく、すべての親に読んでほしい一冊。