
子どもたちの笑顔を支えるのは、シニアの力でした——前橋「るなぱあく」に学ぶ働き方
研修講師、手話通訳士、ヘルパーの横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
遊園地を支える、65歳以上のスタッフたち
遊園地と聞くと、楽しそうな乗り物や、はしゃぐ子どもたちの姿が思い浮かびます。その楽しい時間を、裏側で支えている人たちに目を向けたニュースをご紹介します。
2026年10月19日の産経ニュースによると、前橋市の児童遊園「るなぱあく」では、スタッフ約50人のうち16人が65歳以上です。シニア世代が、遊具の整備や修理、園内の手入れ、接客などを担っています。産経ニュースの記事
子どもたちが安心して遊べる場所を、年齢を重ねた人たちの経験や日々の仕事が支えている。そのことが、とても印象に残りました。
経験を生かすことも、新しく学ぶこともできる
記事には、整備士としての経験を生かして働く方と、同僚から遊具の整備を学んだ方が登場します。お二人とも、勤続17年になるそうです。
このエピソードから感じたのは、退職後の仕事にも、これまでの経験を使う喜びと、新しくできることを増やす喜びがあるということです。
「自分には、特別な資格や技術がないから」と、可能性を狭めてしまうこともあるかもしれません。
けれど、人から教わり、少しずつ覚え、その仕事が誰かの役に立つ。そうした学びの積み重ねは、年齢を重ねてからも続いていくのだと思います。
長く働くには、職場の工夫も必要です
るなぱあくでは、勤務日数の希望に柔軟に対応し、連続勤務を避けるなど、疲労をためにくい働き方に配慮しているといいます。
私は、この点も大切だと感じました。
シニアの活躍を紹介するとき、つい本人の元気さや意欲に注目しがちです。でも、働き続けられるかどうかは、本人の頑張りだけでは決まりません。
体力や暮らしに合うペースを相談できること。休むことをためらわずに済むこと。そうした環境があってこそ、経験や意欲を仕事につなげやすくなるのではないでしょうか。
「誰かの役に立てる」と感じられる場所
働く理由は、人それぞれです。収入のためという方もいれば、人とのつながりや、生活の張り合いを求める方もいるでしょう。
遊園地の仕事なら、自分が整備した乗り物で子どもたちが楽しむ姿を見ることもあります。日々の作業の先に、誰かの笑顔がある。その実感は、仕事を続ける力になりそうです。
もちろん、働くことだけが、年齢を重ねてからの充実した過ごし方ではありません。
それでも、「まだ誰かの役に立ちたい」「新しいことを覚えてみたい」と思ったとき、その気持ちを受け止めてくれる場所があるのは、うれしいことだと思います。
年齢だけで、可能性を決めないために
このニュースは、シニアが活躍する遊園地の話であると同時に、人が力を発揮できる職場について考えるきっかけにもなります。
経験を生かせる仕事があり、新しく学ぶ機会があり、自分に合うペースで働ける。そんな条件がそろえば、活躍の場はもっと広がるのかもしれません。
子どもたちの楽しい一日を支える、シニア世代の仕事。るなぱあくの取り組みから、年齢を重ねて働くことの可能性を感じました。
出典:産経ニュース、2026年10月19日掲載
「前橋市『るなぱあく』はスタッフの3割超が65歳以上 シニアが支える遊園地」
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