
「今日も嫌な一日だった」で終わらせない。毎晩3つの「うれしい」を書く暮らし
研修講師、手話通訳士、ヘルパーの横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
私も、夜、一日を振り返ると、うまくいかなかったことばかり思い出す日があります。
言わなくてもよかったひと言。予定どおりに進まなかった用事。誰かと自分を比べて、落ち込んだ時間。
そんな日に、寝る前の自分へ「今日、うれしかったことは?」と尋ねてみる。暮らしの中にそんな時間をつくりたくなる記事を見つけました。
ゆうゆうtimeで紹介されている、冨澤緑さんの習慣です。
始まりは、不安な日々にもらった助言
記事によると、冨澤さんは仕事や住まいが変わった時期に、コロナ禍の外出規制やお父様の入院が重なり、不安を感じることがあったそうです。
そのときに勧められたのが、毎晩、うれしかったことを3つ書き出すこと。最初は食事のおいしさなど、身近な喜びを記していたといいます。
続けるうちに、困った出来事の中にも感謝を見つけるようになったそうです。印象的なのは、カラスに荒らされた店先のゴミ捨て場の話。水をまいて掃除したことで、いつも以上にすっきりし、カラスにも「ありがとう」と思えたのだとか。
出典:ゆうゆうtime「ネガティブな出来事が『ありがとう』に変わるまで:毎晩3つの“うれしい”を記す冨澤緑さんの暮らし」
困り事のあとに生まれた心地よさまで、ちゃんと受け取る。そのまなざしが心に残りました。
見過ごしていた「よかった」に気づく
ここからは、冨澤さんの習慣を知って、私が考えたことです。
「うれしかったことを3つ」と聞くと、特別な出来事を探してしまいそうです。でも、日記に残したくなる喜びは、もっと小さくてもよいのだと思います。
温かいお茶を、ゆっくり飲めた。
気になっていた引き出しを、一つ片づけられた。
久しぶりの友人から、返事が届いた。
どれも、忙しくしていたら忘れてしまうようなことです。
それでも書き留めれば、「今日は嫌なことがあった」という記憶の隣に、「こんなうれしいこともあった」という記憶を置いておけます。
一日の印象を決める前に、もう少し丁寧に振り返ってみる。そんな時間を持てたらと思いました。
学びの中にも、小さな「うれしい」がある
この習慣は、手話を学ぶ日々にも取り入れられそうです。
例えば、講座のあとに「今日は読み取れなかった」「うまく表せなかった」と感じることがあっても、振り返ってみれば、残しておきたい場面があるかもしれません。
前に分からなかった表現が、一つ分かった。
自分から質問できた。
会話の中で、相手と一緒に笑えた。
できなかったことを確かめるのと同じように、できたことや、人と通じ合えた喜びも覚えておきたいものです。
次に学ぶとき、その記録が「またやってみよう」と思うきっかけになるかもしれません。
書くことまで、頑張りすぎずに
ただ、つらかった出来事を、すぐに感謝へ変えようとしなくてもよいと思います。
悲しい日は悲しいままで、悔しい日は悔しいままで。今は「ありがとう」と思えない気持ちも、自分の大切な気持ちです。
私が取り入れるなら、3つ見つからない日は一つでもよし、と決めたいです。書けない夜は休んで、また書きたくなった日にノートを開く。そのくらいの気軽さで続けてみたいと思います。
今日、少しでもうれしかったことは何だろう。
眠る前にそう問いかけると、忘れかけていた誰かの優しさや、自分なりに頑張ったことが浮かんでくるかもしれません。
今夜は、その一つを短い言葉で残してみませんか。
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