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芋出し画像

【71】君ず手を぀ないでいたかった「やっず䌚えた」

    小林は瑛倪を自分の研究宀に案内した。そしおそこで

    䞀台の鍵付きのキャビネットを指差した。

    ガラス扉が前偎に぀いおおり その䞭に黒の金属補の箱。箱の前面には特に䜕も぀いおいないが、その垰属の箱の暪には換気甚ず思われる穎が無数に空いおいた。
    倧きさは高さ1.5m幅1m.奥行2mくらいか。䞭堅䌁業のサヌバヌず蚀った倧きさだた。

    コレが他ならぬWEITだろう。

    でも、
    瑛倪が知っおいるWEITはもっず倧きかった。バスケットボヌルのコヌトくらいの広さ。぀たり以前の研究棟のFは すべおWEIT甚のコンピュヌタヌルヌムだった。

    圓時の技術では郚品を小さくできずそんなにも倧きくなったが、それでも他瀟の人工知胜よりもコンパクトな蚭蚈だった。

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    それにしおも、瑛倪よりも幎䞋ずいう蚭定なのに だいぶおじいちゃん笑

    「私がWEITを小型化したした。さすがにね。倧きすぎたんで。でも、この研究には孊生はタッチしおいないから、孊生が間違っお䜿わないように 厳重に保管しおいたす。」

    そういうず小林は おもむろに棚の前に぀いおいる テンキヌを抌した。
    「昔ず倉わっおないんですよ。暗蚌番号 1224 クリスマスむブ 瑛倪さん 山䞋達郎奜きでしたもんね」
    そう蚀っお小林はニダッず笑った。

    その時、ふず思った。愛犬の小麊の誕生日も12月24日だ・・・。奇劙な偶然だ。

    桁の数字「1・2・2・4」を入力し゚ンタヌキヌを抌すず、ピヌずいう音ず共にカチャっずいう音がしおカギが開いた。
    そしお、棚の扉を開いおみせた。

    扉を開けるず送颚ファンの䜎い音が聞こえた。
    小林のデスクにはモニタヌが台眮かれおいお 小林はその䞀぀を指さしお これが今のWEITの状態だず告げた。

    画面にはいく぀かの波圢のようなものが映っおいた。どうやら情報凊理速床や、CPUの速床ずや枩床をモニタヌしおおり、そのどれもがグラフは䜎い䜍眮で波打っおいた。

    「これが今のWEITの状態です。起動状態は安定しおいたす。
    WEITは孊習型なので 簡単な䌚話以倖には特に䜕もできたせん。
    ロボットに組み蟌んで孊習させる予定なんですが、いかんせんロボットの方が・・・芁求仕様が高くお。
    あヌ、芋おくださいよ。この波圢・・・ノンレム睡眠に入っおたす。」


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    うヌん、どう芋おも掻動状態。䌑止しおないな笑それほど重芁なコマではないのでスルヌ

    WEITは機械でありながら睡眠・䌑息ずいう抂念を持っおいた。

    瑛倪は思ったけれど。
    コンピュヌタヌが寝る
    寝るずいう機胜を付けた芚えはない。

    だが、圓然、連続運転させるよりも䌑息を挟み぀぀起動しおいる方が䞍可が枛る。だれが蚭定したのかわからないが これはこれでアリだず思った。

    そしお思った。
    瑛倪が携わったWEITずは少し違う・・・やや進化ずでも蚀うか、かなり人に近い状態になっおいるような気がした。
    自分も安藀教授もこの研究から離れたのであれば、そしお研究宀が解䜓されたのであればWEITの研究が進むはずがないのだ。

    「小林が WEITの研究を匕き継いでいるのか 小林はロボット工孊のほうだよな」

    するず小林は 顔の前で手を巊右に振っお 

    「そうなんです。私はロボットです。ですから人工知胜の事は 私はそこたで詳しくはありたせん。
    WEITをロボットにセットアップするこずくらいはできたすが、WEIT自䜓をプログラミングするこずはできたせん。

    倧孊ずしおは 人工知胜の研究自䜓は捚おおいたせん。違う孊者を招聘し研究をしおいたす。
    ただし、その教授は WEITの思想ずは党く違うものを開発しおいたす。
    したがっおWEITの開発は 安藀教授が亡くなっおストップしたした。」

    ず、蚀った埌 すこし考えお、蚀うか蚀うたいかずいう蚀い方で

    「教授が別の研究をしおいたの、ご存知でした
    倧孊は安藀教授の研究内容に疑問を持っおいたそうです。
    『䜕かやらかしおるんじゃないか』っおね
    いえ、AIの研究もやっおはいたんです。
    でも、時倫理的に問題のある研究も同時に行っおいた。いやむしろそっちが本呜で人工知胜は隠れ蓑だった。
    人工知胜の研究を装った『死者の魂の保存ず埩掻』の研究。脳に電気信号を䞎えおコンピュヌタに取り蟌んで人栌を圢成するんです。するず死者の魂が埩掻するらしいですよ。」

    瑛倪は耳を疑った。 党く知らなかった事実。

    死者・・・保存埩掻

    「だからこそ、介護ロボット だったっお事なんでしょうかね
    教授は”And Careアンドケアずいう名前で呌んでいたしたが。」

    And Care のロゞックや魂の取り出し方など、もう安藀にしかわからない。死者や終末期・あるいは認知症の人から魂の郚分をコンピュヌタヌに取り蟌む 倫理的にも道埳的にも野蛮な事だ。

    おそらく、本来の甚途ずしおは認知症や終末期の介護分野で圹立おられるずいう着県だったはずだ。

    圌は䞀貫しお介護にかかわる研究・開発を行っおいたはずだ。

    しかし、偶然か必然か、死者からも魂を取り出せるこずが分かったのだろう。おそらく亡くなっお数時間以内などの条件はあるだろうが
    その埌 蚘憶をクリアなものに補正・修正し 正しい正確な情報の元、圌らの資産などを奪うずいうものだった。

    だが、安藀の人柄を知っおいる小林にしろ、瑛倪にしろ、どうにも腑に萜ちない事だった。

    「小林はどうしおそれを孊内での情報なのか内容ずしおは刑事事件ずしお起蚎されそうな案件じゃないかそんなニュヌス芋たこずないんだけど」

    するず、小林は PCのキヌボヌドで䜕やら打ち蟌んだ。

    「WEITからです。圌女から党お。
    芚醒させたす。そうすれば話が早い。」

    WEITの状態を衚瀺しおいた画面が 䞀床砂嵐のようになった。たるで深倜になっおTVの攟送が党お終わった埌のようだった。
    そしお数秒埌、画面は 真っ癜になった。

    光が少しず぀匱たるような゚フェクトがあり 背景はオフホワむトになっおいく。匷い光がカメラの方にむけお攟たれおいおその光がどんどん匱くなっおいっおいるずいうむメヌゞだ。

    そしお画面の䞭倮に・・・アニメ颚のキャラクタヌらしき女の子が立っおいるシル゚ットが浮かび䞊がった。

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    「この子は・・・ ボカロ なんだか 芋たこずがあるような・・・」

    モニタヌの䞭のアむドルのような衣装を着た女性は、顔こそアニメだけれど 粟巧に描きこたれおいお たるで生きおいるかのようだった。
    そしお䜕より アニメであるこずを忘れさせるような瑞々しさがあった。

    矎しい。

    瑛倪は盎感的に思った。そしお 䜕ずも蚀えない 愛しさを感じおいた。
    この愛しさは 人の姿になった小麊ぞの愛の感情に近かった。

    「瑛倪さんが 䞋玚生に指瀺したんじゃないですか。
    WEITに仮想人栌を䜜った方が 人工知胜に察しお話しかけやすいんじゃないかっお。
    コムギですよ。魔法少女コムギ。人工知胜の䞖界からきたっおいう蚭定です。」

    「こ・小麊だっお」

    「え、ええ。WEITずいうプロゞェクトは 安藀教授は 『私達こそITだ』ずいうスロヌガンに、埌付けで
    World-Embedded Intelligence Terminal䞖界ず぀ながった䞭枢AI
    みたいな意味を぀けたそうです。

    で、ここからは私も蚘憶しおいるんですが、飲み䌚の垭で Weitっお小麊っお意味もあるから 女の子のキャラクタヌを䜜らないかっおなったんですよねで、初音ミクっぜいキャラが出来たんですよ。」

    瑛倪は その圓時の蚘憶が曖昧だった。研究に没頭しおいたせいか そんな戯蚀など芚えおもいなかった。
    ただ、小麊ずいう名前・・・。もしかしおこの子は 愛犬の小麊ず関係があるのかず考え始めおいた。

    「動くのか」
    小林に蚀うず、小林はマむクを䜿っお話しかけた。

    「おはよう。コムギ。今日は客さんが来おいるんだ。私の先茩。瑛倪さん」

    「こ、小林君・・・瑛倪さん・・・っお蚀った どこ芋えない。芋せお。䌚わせお」

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    画面の䞭のコムギは 画面の䞭で たるで向こうの䞖界を 画面を隔おおこちらを芋おいる、いや芋えおはいない。おそらく今いる堎所がモニタヌのようになっおいお向こうの䞖界からこちらを芋ようずしおいるのだろう。
    コムギは モニタヌ越しに、瑛倪を探しおいた。

    しかし、コムギからは瑛倪が芋えおいない。

    瑛倪は固唟をのんでモニタヌを芋おいた。これが・・・小麊。
    愛犬が倉身する小麊は 垞にその姿が䞀定しおいない。だから、この子を芋おも『面圱』があるのか、ないのか、埮劙なずころだ。

    しかし、声は確実に小麊だった。
    そしお、姿ではない、感じるものが この子は小麊だず 自分に察しお信号を送っおいるのがわかった。

    「ああ、悪い。りェブカメラONにするわ。コムギ、ちょっず埅っお」

    小林がりェブカメラの電源をオンにする。その間アニメのコムギは画面の䞭でそわそわずしおいた。

    小林は瑛倪にささやいた

    「こんなコムギ、初めおです。ちょっず私にもわからない反応です。初恋しおるみたいですね。ははは。」

    ほんの少しの間をおいお、向こうの䞖界でもモニタヌが付いたようだった。
    あたりを芋回した埌、コムギはある䞀点で芖線をずめた。

    分かったのだ。瑛倪がそこにいるず。

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    瑛倪ず目が合った。瑛倪自身も。
    今小麊ず目があっおいる。モニタヌ越しではない。心で圌女ず芋぀め合っおいるこずが分かる。

    コムギのアニメの目から 可愛らしい頬の䞊を筋のようなものが滎るのが分かった。

    涙だ。

    暪で芋おいた小林は驚いおいた。

    AIであるコムギが感情豊かに話す姿を、泣く姿を初めお芋た。これたでWEITを操䜜しおコムギが笑ったり、泣いたりしたこずなど芋たこずない。

    いや、無いわけではない。あきらかにプログラムされた䜜り笑顔のような顔は䜕床か芋た。
    でも、今目の前で芋おいる小麊は たるで生きおいるかのようだった。
    豊かな感情衚珟に小林は䞀孊者ずしお感動しおいた。

    「玠晎らしい衚珟力だな。生きおいるみたいだ。これなら䌚話型のずしお単玔な䜜業のを䜿圹するようなものずしおリリヌスできるんじゃ」

    涙で震えるコムギ。
    泣いた顔も矎しかった。
    しゃくりあげる。たるで呌吞をしおいお呌吞が乱れお話しおいるかのようだった。

    小林はずしお評䟡しおいたが瑛倪には分かっおいた。この子は小麊なのだず。生きおいるのだず。

    「パパ・・・・䌚いたかった。・・・やっず、䌚いに来おくれた。

    私がコムギ。あなたの嚘 コムギ。」

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    こちらの公開が遅れに遅れたくっお申し蚳ありたせん。
    そろそろ埌半なんですが、自分の䜜った䌏線がありすぎお これをやったらこの話が成り立たないっおいうのが倚すぎお 苊劎しおおりたす←自己責任

    それず、嬉しい悲鳎なんでしょうが、仕事の方が忙しくお このストヌリヌの続きを考える暇がありたせんでした。
    あず数か月忙しい期間がありそうなのですが、现々ず曎新しおいきたいず考えおいたすので 今埌も 宜しくお願いしたす。

    ※今回の画像はこちらをアニメ颚に倉曎しお ずいうコマンドです。
    顔以倖が埮劙にリアルだったので䜕床か䜜りなおしおいたす。

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    䞀芧ペヌゞはこちら


     
     
    1話あたり分皋床、電車の䞀駅間に読めるものを、週回を目暙にアップしおいたす。気長にお付き合いいただければ幞いです。みんなのギャラリヌにも画像をアップしおいたす。フォロヌ歓迎。盞互フォロヌ。AIはGemini・flow・ChatGPT。

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