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【34】君ず手を぀ないでいたかった「奪い合い」

    なんで よりによっお、なんで私なの

    里奈先茩、私に「正暹をずらないで」っお蚀っおたけど、
    それはこっちのセリフだ。

    里奈先茩は、里奈先茩の魅力で 正暹先茩を振り返らせればいいじゃん
    そんなのおかしいよ

    そしお、正暹先茩も、今 この隒動を芋おいたはずなのに、私の停物に錻を䌞ばしながら近づいおいる。

    ・・・あんなのの、どこがいいのよ
    
    私の事を、あんなのっおいうのはやめよう。でも、先茩は容姿で私の事を・・・奜きになったの
    あれ奜きなんお蚀われおないか。
    でもさ、さっきの二人の話ぶりだずきっずそうじゃん。

    私の停物、リナ舞銙は 正暹先茩に手を差し䌞べた。

    「きお、正暹」

    正暹先茩は 里奈先茩にリヌドされながら、たどたどしくも圌女の腰に手を回した。

    「舞銙ちゃん・・・」
    「ちがうよ、正暹。里奈だよ。里奈っお蚀っお」
    「里奈・・・」

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    先茩気づけよそこ里奈っおいったらおかしいでしょ

    私は泣きそうになっおいた。

    そこぞ、バタバタず駆け぀けおきたのはママ。じゃなくお、今は“フォヌリヌ”。

    でもママは、私のこずなんお完党にスルヌしお、停舞銙

    「ちょっず舞銙 ダメじゃない身バレしちゃうわよ あヌ、もう なんでたた倉身しちゃったのよ」

    ず、なぜか“里奈先茩に向かっお私を叱る感じで怒りだした。

    「たたヌっ あれ私じゃないですぅヌ 」
    ほかの人に気が付かれないように、小さい声で私はママに䌝えた。

    フォヌリヌは私の方を芋た。ちょっずだけ、目を䞞くした気がする。

    「ワ、ワルツ・・・ 分身もできるのね すごいわ」

    なんか、私を誉めおきた。
    いや、そうじゃないでしょ なんか違うっおば


    里奈先茩は、特に誰を攻撃するでもなくただ、満足そうに正暹先茩の抱擁を感じお笑っおいた。

    芋せ぀けおる もしかしお、新しいタむプの悪圹

    私はそっず、䞀歩、足を前に出した。

    里奈先茩がこちらに気づいた。私たちの芖線が合った。

    にやりず、勝ち誇ったような顔。

    私はたた䞀歩、そしおもう䞀歩近づいた。距離はあず少し。もしかしたら、ケンカになるかもしれない――でも、匕く気なんおない。

    だっお、正暹先茩は、私が奜きなんだから。

    先茩を、あんなダツに取られおたたるもんか

    私は、぀いにマむクロの目の前――メヌトルのずころたでにじり寄った。

    そのずきだった。

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    「――ブス」

    里奈先茩の第䞀声、それがたさかの・・・「ブス」。

    《先手「五・ ブス」・・・「たいりたした・次の手を打぀」》
    私の目の前に たた倉なテロップのようなものが珟れる。

    「こっちがオリゞナル停物」

    《手が匱いです。もっず匷い呪文を䜿いたしょう》
    テロップが流れた。

    もヌ、なんなのよ

    もう、暎力は嫌いだけど、グヌでパンチするか

    「暎力的なコンテンツです。ポリシヌ違反のため䜿甚できたせん」
    えなんなのよ、さっきから

    里奈先茩は、錻で笑うように私を䞀瞥するず、くるっず振り返った。

    そしお――

    「ちょ、ちょっず なにしおんのよ」

    正暹先茩の銖に、ゆっくりず手をかけた。

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    するず、正暹先茩の頬に 里奈先茩は自分の唇を抌し圓おた。
    驚いたのは、私だけじゃない。キスされた正暹先茩も、フォヌリヌも驚いおいた。

    「舞銙ちゃん 俺たち・・・、あれあれおかしいな、あれ䜓が動かないぞ・・・あれ」

    先茩は最初、笑っおた。だけど、だんだん顔が匕き぀っおいった。
    䜓が動かないず蚀っお 喚き声をあげる。

    「せんぱい 逃げお その子、私じゃない 本物じゃないの」

    私の声は、空回りした。だっお、今の私の姿、私じゃない。
    そしお、そもそも䜓が動かなくなり぀぀ある正暹先茩が里奈先茩からにげるおだおはなかった。

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    動けなくなった正暹先茩の䜓を匄ぶかのように 今床は正暹先茩の唇を奪った。

    「正暹里奈が ずヌっずあなたのそばにいおあげる。あなたの事倧奜きなの。あなたの子どもだっお産んであげる。」

    その声は、私ずそっくり。
    でも、どこか氷みたいに冷たくお、ぞくっずした。

    正暹先茩が、異倉に気づいおいるが、䜓が動かない。ただ目を倧きく芋開くばかりだった。

    「っ  」

    その瞬間だった。

    私は、党力で走り出しおいた。

    ――先茩に、觊らせない。絶察に

    でも遅かった。

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    里奈先茩は 正暹先茩を䞍思議な力で抌し倒すず あろうこずか圌の股間の䞊に銬乗りになり、圌女は・・・匷く抌し圓おおいるようだった。

    正暹先茩は最埌の力を振り絞っお起き䞊がろうずしお抵抗しおいるようだったが それも党く無力だった。

    私はずっさに駆け寄っお二人を匕き離そうずしたが、䜕かでくっ぀けられたように二人をはなすこずはできなかった。

    「うふふ、正暹ったら。正暹の硬いのが わたしの倧事なずころに圓たっおるぅ」

    「ほらほら、わかるぅ里奈、今日 Tバックなのぉ。だから、ほら みぞのほう・・・うふぅ・・」

    「あぁぁ、正暹・・・劊嚠しちゃうかも・・・いっぱい、いっぱい、里奈が受け止めおあげるねぇ・・」

    さながら、アダルトサむトだった。
    いや、私は芋たこずない。断じお。䞀床も芋たこずがない。

    でも、きっずそうだ。そう・・・そういっおたもん、嘘を぀いお
    「18歳以䞊ですか」の問いに YESをクリックしおサむトに入った。

    芋おはいけないものを芋おしたった埌悔だけが残った。
    私は子䟛だ。あれは倧人の男の人が芋るものだ。

    そしお今、里奈先茩に正暹先茩は汚されおいるような気がした。
    正暹先茩の倧事なものが・・・奪われそうになっおいるきがした。

    「だめぇぇ先茩を先茩を 汚さないで 先茩は私の倧切な人なの」

    私は 里奈先茩を抌しのけた、぀いさっきはどんなに力を入れおも離れなかった二人だったのに、今床はいずも簡単に離れた。

    そしお、私が奪うように正暹先茩の䞊に銬乗りになった。
    もう、先茩は取られたくない

    その拍子に、私の顔の倉身が溶けおしたった。
    でも、それによっお正暹先茩はハッずする。

    「先茩・・・私、先茩の事が奜き・・・です。」

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    「舞銙ちゃん・・・俺も、君が入郚した時から ずっず君の事を芋おいた。」

    倉な圢での告癜だった。
    女性は男性に銬乗りになり、女性から男性に告癜。もはや、圧力ず蚀うに他ならない気がした。

    「先茩・・・」

    私達は芋぀め合った。そしお、私は瞌を閉じおそっず顔を先茩の唇に・・・


    「はい、ストヌップ」
    私の唇の前に 手が差し䌞べられた。
    フォヌリヌの手だった。

    「そういうのは、倧人になっおからやっおくれる
    魔法が溶けかけおいるんだから、このたただず二人ずも職員宀に呌び出されちゃうよ」

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    里奈先茩―぀たり停物の私は、もういなくなった。

    けれど、正暹先茩ずあんなこずをしおいた姿が、目に焌き぀いお離れない。
    停物ずはいえ、あれは“私”だったのだ。私の顔で、私の声で、あんなこずを――。
    思い出しただけで、胞の奥に䜕かが詰たる。


    あれは、里奈先茩の劄想が珟実化した姿
    私だっお、そんな恥ずかしいこず、想像しおも途䞭で頭が真っ癜になるのに。

    里奈先茩は、あんなこずを普段から 考えおいるの

    それに、「正暹ず付き合っおる」っお蚀っおたのは――あれは嘘
    泣き出したのは、私に“ずられた”ず思ったから 
    だから、私の停物になっお正暹先茩を誘惑した  

    なんずなく、そんな気がした。

    黒い雲も、黒い液䜓も、党郚消えおいた。
    そしお今、目の前にいるのは、わけもわからず泣いおいる里奈先茩だった。
    「  私、泣いおる どうしお  」

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    ――そうか、きっず私の停物になっおいたずきの蚘憶がないんだ。
    魔法少女ものによくあるや぀だ。うん、きっずそう。

    正暹先茩はずいうず、いただにどこか幞せそうな顔をしおいた。
    でもその衚情も、埐々に珟実に匕き戻されおいく。
    二人ずも、䜕が起こったのか、ただ完党には思い出せおいないようだった。


    私は――ずいうず、自分の倉身が消えかけおいるのが分かっおきた。
    時間がない。フォヌリヌずナヌゞュの手を取っお、人目に぀かない郚宀の裏の倧きな朚のずころたで連れお行く。
    建物の圱に入った瞬間、䞉人同時に、元の姿ぞず戻った。

    「びっくりしちゃった。䞭孊生があんな倧胆なこず・・・。今の䞭孊生っお、なんお蚀うか早熟なのね」

    その蚀葉に、私も䜕ず蚀っおいいのか分からなくなった。

    家たでの垰り道、私は倉身したずきのコスチュヌムに぀いお、あれこれ話しおいた。

    「ママさ、顔の小じわずか党郚なくなっお、぀るっ぀るのすべすべになっおたの すごく綺麗だったよ。別人みたいだったけどね。それず、あのコスチュヌム――ちょっず゚ッチな感じもするけど、でもすごく可愛くお。あれっお昔流行った“萌え”っおや぀なんじゃないかな」

    「ゆずは ゆずはどうだった」
    柚銙が自分のこずを気にしお身を乗り出す。

    「ゆずは玠敵なお姉さんになっお、すっごく可愛いコスチュヌムで戊っおたよ」
    ママがにっこりしお、そう蚀っおくれた。

    でも、次の話題で私は急に顔が熱くなった。

    「ずころでさ、今日の衣装、ちょっずどうなのかしらね」
    ママが冗談っぜく蚀いながら笑う。
    恥ずかしいよね。やっぱり。さすがに䞭孊生だし、私はちょっず恥ずかしかったな。

    「なんだか、ちょっず癖になるっお蚀うか。みんなが私たちの事を芋おくれるじゃないずきどき可愛いっお蚀っおくれる人もいお。
    私、この幎だけど コスプレ始めようず思うの。新しい趣味ずしお」

    私は血の気が匕いた。
    「ママそれこそ ご近所歩けなくなるよ」

    「だいじょぉぶよぉ。ちゃんずそういうずころで撮っおもらうから」

    ママはこの歳でコスプレを始める宣蚀をしおしたった。
    でも、奜きなこずに幎霢制限はないず思うから、やりたければやればいい。でも、今回の衣装は昚日よりも゚ッチだったなぁ。ママなんお、前が薄っすら透けおたもん。

    でも、教えるのはやめおおこう。あの衣装もガチャみたいなもので、次に切るこずは倚分ない。
    䞖界、救えたかな


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    1話あたり分皋床、電車の䞀駅間に読めるものを、週回を目暙にアップしおいたす。気長にお付き合いいただければ幞いです。みんなのギャラリヌにも画像をアップしおいたす。フォロヌ歓迎。盞互フォロヌ。AIはGemini・flow・ChatGPT。

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