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おだしのちから 〜昆布の長さってどのくらい?おだしのうま味のおはなし〜

    先日、子どもと一緒に「昆布ってどれくらい長いのか」を体感してもらおうと、2.4メートルのフェルトを用意してみました。

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    食育イベントでも紹介した昆布フェルト!いろんな年代の方が引っ張って楽しんでいました♪

    「え、こんなに長いの!?」

    子どもだけでなく、私自身も改めて「そうだった、昆布ってこんなに大きく育つんだった」と、海の中でゆらゆら揺れる昆布の姿を想像してしまいました。

    だしに使われる昆布は、種類によって長さがさまざま。だし用として人気の真昆布や利尻昆布は2〜3mほどに育ち、長昆布になると6〜15mにもなるものもあります。海の中でじっくり時間をかけて大きく育った昆布が、私たちの毎日の食卓の「うま味のもと」になっている。そう考えると、いつものお味噌汁やお吸い物が、ちょっと特別なものに思えてきませんか。

    だしにはいろんな「顔」がある

    昆布以外にも、だしの主役はいろいろあります。それぞれ持っているうま味成分や個性が違うので、簡単にご紹介しますね。

    昆布(グルタミン酸) 上品な甘みとコクが特徴。加熱しすぎるとぬめりや苦みが出てしまうので、沸騰する直前に取り出すのがコツです。だしの土台になる存在で、精進だしにもぴったり。

    かつお節(イノシン酸) 香り高く、キレのある風味が魅力。さっと煮出して香りを立たせるのがポイントです。お吸い物や和え物など、香りを活かしたい料理に。

    煮干し(イノシン酸) しっかりとした魚のコクと旨みが特徴。頭とわたを取っておくと、雑味が出にくくなります。味噌汁など、味をしっかり効かせたい料理に向いています。

    干し椎茸(グアニル酸) 濃厚で深みのある香りが持ち味。水に浸けてゆっくり時間をかけて戻すことで、旨みがじっくり引き出されます。精進料理や中華風のだしにもよく合います。

    うま味は「足し算」じゃなく「かけ算」

    ここが今日いちばんお伝えしたいところなのですが、実はうま味って、組み合わせることで足し算以上に強くなることが分かっています。

    昆布のグルタミン酸と、かつお節や煮干しのイノシン酸、
    干し椎茸のグアニル酸。
    異なる種類のうま味成分同士を組み合わせると、
    単独のときより何倍にもうま味を感じやすくなるんです。
    これを「うま味の相乗効果」と呼びます。

    この現象は決して最近の話ではなく、
    1955年にヤマサ醤油の國中明博士によって発見され、
    その後1967年にはYamaguchi博士の研究(The synergistic effect of monosodium glutamate and disodium 5'-inosinate, Journal of Food Science)によって、
    グルタミン酸とイノシン酸を1:1で合わせると
    うま味が7〜8倍にも強く感じられることが科学的に示されました。

    昆布とかつお節を合わせた「一番だし」が、
    昆布だけ・かつお節だけのだしよりずっと深い味わいに感じられるのは、まさにこの相乗効果のおかげなんですね。

    そしてこれ、子育て中のご家庭にとってはうれしいポイントでもあります。うま味の相乗効果があると、塩分を控えても「物足りない」と感じにくくなるんです。素材を組み合わせるだけで、無理なく薄味を楽しめる。離乳食期のお子さんはもちろん、ご家族みんなの減塩にもつながる、やさしい工夫だと思っています。

    とはいえ、毎日だしをとるのは大変…というママへ

    ここまで書いておいてなんですが、正直なところ、毎日昆布とかつお節からきちんとだしをとるのは、なかなかハードルが高いですよね。私自身、子どもがまだ小さかった頃は「だしをとる余裕なんてない」と思う日がほとんどでした。

    そんな毎日を送るママたちに向けて、今回「お出汁と安らぎセット」を予約販売しています。

    だし粉末や海塩、いりこおやつ、ハーブティーなど、忙しい毎日でもうま味の力をお守りとして取り入れられるように、という思いを込めて選んだ詰め合わせです。産後や育児で慌ただしい日々を過ごしているママにこそ、ほっと一息つく時間と一緒に届けたいなと思っています。だしの活用レシピカードもデジタル特典としてお付けしています。

    限定数での予約販売となりますので、気になった方は
    みらいごはんラボの販売サイトからチェックしてみてくださいね!
    他にも、おだしの絵本も販売中です。
    うまみの相乗効果のおはなしも、楽しく紹介しています。
    読み聞かせに活立つ、解説もつけています。

    昆布が海の中でゆっくり長い時間をかけて育つように、
    だしの豊かな味わいも、
    日々の食卓にじんわりと染み込んでいくものだと思っています。
    今日のご飯にも、ちょっとだけ「うま味のかけ算」を意識してみませんか。
    最後までお読みいただきありがとうございました!
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