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【巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ】フランツ・リストのピアノ曲紹介

    この記事では「巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ S.162」を中心に紹介します。

    巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ S.162

    当時のイタリアで人気のあった楽曲を基にした作品集。1859年改訂。

    第1曲 ゴンドラ漕ぎの女 (ペルキーニ) S.162/1

    ジョヴァンニ・バティスタ・ペルキーニの作品を素材としている。楽譜上のリストによる説明によると、この曲は「ゴンドレッタの上のブロンド娘 - カヴァリエーレ・ペルキーニのカンツォーネ」であるとのこと。オードリー・ヘプバーン主演の名作映画「ローマの休日」で劇中に使用された。ちなみにベートーヴェンも同曲を素材とし「ヴェネツィア民謡 WoO157/12」という曲を作っている。
    演奏はヴィルヘルム・ケンプ。彼はこの曲を2度録音(Decca, DG)してるが、どちらも甲乙つけがたい。


    第2曲 カンツォーネ (ロッシーニ) S.162/2

    ロッシーニのオペラ「オテロ」の「これにまさる惱みはあらじ」による。
    演奏は小菅優。


    第3曲 タランテラ (コットラウ) S.162/3

    ギヨーム・ルイ・コットラウの主題を使用した作品。
    演奏はスティーヴン・ハフ。




    【関連作品】

    ヴェネツィアとナポリ 〔第1稿〕 S.159

    「巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ」の前身となる曲集だが、4曲中2曲は後の曲集には含まれない。リストはこちらを出版する意図はなかった。およそ1840年頃作られた。
    演奏はジュ・ワン。

    第1番 (ゴンドラ漕ぎの歌) S.159/1

    後の曲集には含まれない。後に交響詩「タッソー、悲劇と勝利」の素材として使用される。


    第2番 S.159/2

    後の曲集には含まれない。2つの旋律は民謡を使用しているものと推測される。


    第3番 S.159/3

    後の曲集の第1曲「ゴンドラ漕ぎの女」の初稿。


    第4番 ナポリのタランテラ S.159/4

    後の曲集の第3曲「タランテラ」の初稿。




    【その他】

    5部のピアノ練習帳 〔第1版〕 BV A3 第2部 第7番 リストによる (ブゾーニ)

    フェルッチョ・ブゾーニが書いたピアノのエクササイズ集の中の1曲で、「ゴンドラ漕ぎの女 S.162/1」を題材としている。




    ホフマンによるタランテラ

    ヨゼフ・ホフマンによる伝説的な名演。1916年に録音された。短縮して演奏しているが、おそらく録音時間の制約があってのこと。




    ● 楽譜紹介

    新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています

    ・巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ S.162
    ・ヴェネツィアとナポリ 〔第1稿〕 S.159
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    それではみなさま良い一日を



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