
3つの好きな映画|視点を変えると見えること[メメント、1917、ビューティ・インサイド]
10億時間、太古の昔に人類は地球に誕生し
10億分前、西暦1世紀にキリスト教が誕生し
10億秒前、Win95でネット時代の幕が開ける
今年に入って、Billboard JAPANにおけるストリーミング累計10億回再生突破というニュースが立て続けに入ってきた。1/14にYOASOBIの「アイドル」、1/21にはMrs.GREEN APPLEの「青と夏」。これにより、10億回再生を突破した曲は全部で6曲。「IRIS OUT」が史上最速で10億突破というニュースも、もうすぐなんでしょう、たぶん。
10億、1billion、1G
10億回再生と言われてもピンとこないけど、10億円と聞けば途方もない金額だといいうことはすぐわかる。でも、1GBと聞くとなんか物足りないし、10億%大丈夫!と言われれば、小学生の約束のようで、おそらく守られることは絶対ない___
10億円ほしいですか?
そりゃほしい。ただで貰えるものならすぐほしい。10億円あれば、一生遊んで暮らせる。でも、そのかわり明日の朝、目を覚ますことはないが、それでも10億ほしい?と聞かれれば、10億円はほしくない。
明日には、10億以上の価値がある

視点を変えてみる

ジャーナリストの高野 孟が、著書『世界地図の読み方』で、ユーラシア大陸をパチンコ台に見立てて、日本が文化の受け皿になっていると指摘する。
地図を90°回転する。
たったこれだけで見える景色がかわってくる。アジアの端っこにある日本が、文化の伝承の流れの必然として浮かび上がってくる。

さらに180°地図を反転してみる。
そうすると、また違った側面が浮かびあがる。中国の視点から見た時、太平洋に出ようと思っても、左は日本列島で出口を塞がれ、右は東南アジアで塞がれている。
唯一の出口は台湾のみ
そして、出口の両サイドにあるのが、沖縄とフィリピン。そう、米軍基地があるところ。出口の先にあるのはグアム。もちろんそこにも基地がある。やっぱり地政学は奥が深い。。

と、いうことで少し視点を変えることで、いつもとは見え方がガラッとかわる映画3選。経済、時間、文化、地政学。
視点の操作で
より面白く、より深く、より没入感を
メメント
逆行する時間の積み重ね

分割されたシークエンスが、本来の出来事とは逆の順で映し出されていく。その操作によって、記憶の長続きしない主人公の視点を追体験できるというもの。
監督はクリストファー・ノーラン。メメント以降も、インセプションやテネットなどなど、時間軸の操作による映画表現の探求に邁進しているすごい人。
ビューティー・インサイド
寝て起きるたび、姿が変わってしまう

学生の翌日に、おじさん。その翌日にはOLなどなど。性別、年齢、人種に関係なく、毎日違う容姿で朝を迎える。あくまでも容姿が変わるだけなので、中身は一人の人間。なので、当然恋愛もする。
愛はどこから生まれるのか?
人は見た目ではないというけれど、そんな本質的な問いについて、否応無しに考えさせられる深い映画。
1917 命をかけた伝令
イギリス兵の1日を全編ワンカットでみせる

連合国と中央同盟国との間で繰り広げられた第一次世界大戦を、連合国のイギリスの視点で見る映画。戦場を駆け巡る兵士に密着し、片時も目を離さずカメラが追い続ける。
視聴時間と映画の中で流れる時間は
まったく同じ
あたかも戦場にいるかのような緊迫感と臨場感。
こんなに息苦しい映画は、ワンカットのなせる技かと。