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筆箱開けたら、若返りまくり

    ホワイトボードに文字を書こうとしたとき、漢字がなかなか出てこなかったんです。

    ショックでした。

    スマホやPCに慣れ親しみすぎて漢字を書けなくなってしまったこともショックだったのですが、それに関連して、文房具をしばらく使っていないことにも気づいてしまい、さらにショック。

    文房具は文房具でも、あの、学生時代に使っていた筆箱に入っているものたちです。

    今の仕事ではPCばかり使うし、文房具を使うとしても、持ち主フリーのボールペンくらい。

    私の筆箱の中身は、学生時代から時が止まっていて、タイムカプセルのようになっています。


    せっかく思い出したので、これを機に筆箱を開けてみることにしました。

    ファスナーを開けると、白い煙がもくもくと立ち上がったように見えた……
    気がします。


    一度に2ライン引ける蛍光ペンが目につき、つまみました。
    これでラインを引くと一石二鳥な感じがして、勉強が2倍くらいはかどった気がしたものです。
    あくまで、気がしただけです。


    片手に収まるくらいの大きさのスティックはさみを、キャップから引き抜くとぴよんと刃が開きます。
    使っている当時は、自分で小さくしたわけでもないのに
    「私はこの世のものをなんでも小さくして筆箱に入れられるんだぞ!」
    って、スモールライトを持っているかのように鼻高々に座っていたなぁ。


    内ポケットからは、犬の形をした付箋がひょっこりと顔をのぞかせています。
    私は付箋をあまり使うタイプではなかったので、この付箋は実用的な文房具というより、見て癒やされる存在でした。
    私が勉強したり落書きしているのを、ずっと見守ってくれていたような気もします。
    お守りみたいなものです。


    そんな、ひみつ道具みたいな、お守りみたいな筆記用具たちとひとつひとつ顔を合わせていたら、いつのまにか私は若返っていました。

    硬い椅子に座って、チャイムの音の心地よい振動を耳に感じています。


    久しぶりに開けた筆箱は、私を若返らせる力を持っていたみたい。

    中に入っていた文房具と一緒に、
    「なんでも楽しもうとしていたピチピチの心」
    とも顔を合わせた私は、ただいま楽しくエッセイを書いています。


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    インクがかすれて一度に2ラインひけないマーカーより、感謝をこめて




    エッセイしりとりのバトンを頂いたので「筆」からはじまるタイトルで書いてみました〜!
    締め切りギリギリに書いたおかげで、こちらの企画が夏休みの宿題みたいに感じてスリリングで楽しかったです。


    バトンを渡してくださったのは、
    寺航さんです。
    寺さんのエッセイを読んだあとは、世界の見方が読む前とは変わってくるんです。寺さんの思慮深さに触れられるからでしょうか?
    こちらの素敵な記事は、私の中のライチをガビガビにしてくれました😂


    ↓エッセイしりとりのルールはこちら!

    ・バトンを渡した人の記事タイトルの最後の文字から始まるタイトルをつける
    ・本文140字〜3000字
    ・締め切りが8月31日まで
    ・「 #エッセイしりとり 」のタグをつける
    ・2名以内で次の人に繋げる(繋げなくてもいい)

    締め切りギリギリなので、繋げずゴールすることにします。
    素敵な企画に参加できて、夏の思い出になりました✨
    ありがとうございました!

     
     
    一人暮らしの日常のなかにある どうでもいいようで、どうでもよくない瞬間を主に文章にしています。

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