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私が効果を感じた画力アップのための練習方法

    私はこれまで10年以上、イラストレーターとして働いてきました。
    比較的色々なタッチでの制作を得意としています。

    どんな絵柄でも、基礎的な画力は必要とされると思います。

    ですが、画力アップのための「基礎練」、、、地味なんですよね、、、
    昨今の漫画では修行パートが好まれないと聞きますが、気持ち、超わかります…

    基本的には楽しくて大好きなお絵描きですが、いざ練習しようとしてみると、イマイチやる気が起きなかったり、ついつい描き慣れた絵を手癖で描いてしまったり…といったことも多くありました。
    そんな私が、これは楽しく取り組めて効果があった!と感じた方法をご紹介します。

    ぜひ、「好きな作品(漫画・アニメ・映画なんでも)」を思い浮かべながら読んでみてください。

    1. 好きな作品を「解剖」する模写

    まずおすすめしたいのが、イラスト、アニメ、ゲーム、漫画など、「めっちゃ好き!」「こんな絵が描きたい!」と思える作品の模写です。
    子供時代、憧れのキャラクターを真似して描いたことはないでしょうか?
    その延長です。
    線画のみ、色選び、瞳の描き方…など、学びたい部分にフォーカスした部分的な模写もとても勉強になります。

    大切なのは「観察」と「解釈」

    ただ線をなぞる「トレース」ではなく、自分の目で見て書き写す「模写」であることがポイントです。

    • 観察:細部まで見尽くす
      模写する際、自然と元の絵をよく観察することになると思います。
      たとえば漫画の1コマなら、線の強弱はどうなっているか? 白と黒のバランスやトーンの使い方は? 瞳の中にどれだけの情報が書き込まれているか? 等々…
      「なんとなく」ではなく、自分の手で再現するために、徹底的にディテールを拾い上げてみましょう。

    • 解釈:意図を想像する
      次に、「なぜ、そうなっているのか?」を自分なりに考えてみます。
      「ここで線を太くすると、立体感が生まれるんだ」「このトーンの入れ方が、雰囲気を作っているのかも」「この作家さんは鼻をこんなふうにデフォルメするんだ…」などと、細部に込められた意図を読み解いていきます。
      ここで「自分なりの答え」を探すことで、表現の引き出しとして定着していくように感じます。

    好きな作品で実践すると超楽しい!

    私が学生時代によくやっていたのは、好きなアニメをコマ送りにして模写することでした。

    きっかけは「このかっこいいキャラクターを私も描けるようになりたい!!」という思い。コマ送りで大好きなキャラクターのベストショットを探し、それをノートと鉛筆で再現しました。
    キャラクターを描く技術を学びながら、ノートには好きなキャラクターが量産される…最高です✌️

    「練習」という感覚を忘れて、気付けば夢中で描いていました。

    2. 構図の引き出しを増やす「映画をスケッチ」

    絵を描くときにいつも悩むことの一つに「構図」があります。
    そんな「構図」の引き出しを増やすために取り組んだのが、映画を参考にしたスケッチです。
    調べたら「フィルムスタディ」と言うらしいですね。

    時間を決めてスケッチ

    やり方はシンプルで、好きな映画の「ここだ!」と思うシーンで一時停止し、時間を決めてスケッチするだけ。私は人物や背景の描画もしたいので15〜20分くらいで描くことが多いですが、構図だけをザザッと描くのでも効果があると思います。
    特に、
    ・自分では選ばない、かつ「かっこいい」「面白い」と思う構図
    ・難しそうで敬遠するような構図
    を意識して選ぶことにしていました。

    この練習は、映画の画面構成を分析した書籍『Filmmaker's Eye』をヒントに始めました。
    映画の1シーンには、計算し尽くされたパース、ライティング、キャラクターの配置が詰まっています。

    この練習のいいところ

    • 構図の引き出しが増える:
      なぜこのカメラアングルなのか? 画面の端にあるこの小道具は何を意味しているのか? 構図の意図や役割考えながらスケッチすることで、引き出しを増やすことができます。

    • 純粋なスケッチ練習にもなる:
      画面の中には人物だけでなく、建物、自然、家具など、様々な要素が含まれています。これらをまとめて描くことで、総合的な描写力が自然と身につきます。

    実際に私が描いたスケッチはこんな感じです。
    奥行きある構図や、ミドルショットで人物を魅力的に描くことに苦手意識があるのでよく選びがち。

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    映画のタイトルわかりますか?
    どこにお見せするものでもないので、ここぞとばかりに掲載。

    私は普段二次元的なキャラクターやデフォルメされたイラストを描くことが多いので、練習の時は実写映画をベースにすることが多いです。
    普段描かない現実的な光の当たり方や空間の広がりを学ぶことができ、デフォルメイラストを描くときにも立体感のイメージがしやすくなったと感じます。

    作品の深掘りができて2度楽しい!

    スケッチを通して、そのシーンに込められたメッセージや、空気感の正体をより深く理解できるのも楽しいポイントです!
    「普通に見てる時は気付かなかったけど…ここで窓に主人公が反射してるの、主人公の二つに引き裂かれた思いを表現してる…ってコト!!??」などと深読みしてテンション上げながら楽しく作業できます。

    唯一の難点は、ついついそのまま映画を見たくなってしまうことです。笑
    もう仕方ないです。
    名作を見るのもインプットの一環と言うことで…!

    楽しくないと続かないよね!って話

    そもそも、なぜ絵を描きたいのか?上手くなりたいのか?と聞かれると
    「楽しいから!」「もっと楽しみたいから!」
    なんですよね…!
    そのための練習なので、せっかくなら楽しみながらやりたいのです。。

    同じような方で、練習方法どうしようかな〜と思っている人は、ぜひオタ活がてら挑戦してみてください!


     
     

    幸

     
     
    イラストレーターです。

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