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Photo byhoshizoramochi

【140字小説】月を見る《シロクマ文芸部》

    「月を見る時は、必ず君を思い出すから」
    そう言って、彼は旅に出た。
    私は何年も彼を待って、待ち疲れた。
    今では彼じゃない人と家庭を持ち、子どもがいる。

    「ママ、今日は満月だね」
    もし、彼が帰ってきたら。
    「ママ、お月様が大好きだもんね」
    私は、何を選ぶのだろうか。

    今夜の月光も、私の心を揺らす。


    シロクマ文芸部の今週のお題「月を見る」に参加しました。
    同じお題で投稿済みですが、ちょっと雰囲気が違うものも書いてみたくなったので。

     
     
    子育て、仕事、夢。 日常の気持ちを、エッセイに。 笑ったり、怒ったり、悩んだり。 暮らしの中で生まれた素直な気持ちを書いています。 ときどき、短編小説も。 エッセイと小説で、 「この人の文章、好きだな」と思ってもらえる書き手を目指しています。 エッセイ・短編小説|ひよこ豆

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