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坊主頭になって分かった、第一印象の怖さ

    ■はじめに

    今回は、私が坊主頭になった話です。

    一見、仕事とは関係のない話に思うかもしれません。

    しかし、坊主頭になってから、人が外見から受け取る印象の強さを、身をもって感じるようになりました。

    同時に、私自身も、相手の外見や最初の受け答えから、無意識に何かを判断しているかもしれないと考えるようになりました。

    第一印象は、仕事でも無視できません。

    今回は、坊主頭になって感じたことから、人が人を見ることについて考えてみます。

    ■髪の毛が多かった私が、坊主頭になった

    現在、私は50代です。

    年齢相応に髪の毛も薄くなってきたため、今は坊主頭にしています。この頭になってから、間もなく8年になります。

    ただ、若い頃から髪が薄かったわけではありません。
    むしろ以前は、髪の毛が多すぎるほどありました。
    床屋さんから、「毛根の数が多いですね」と言われたこともあります。

    毛根の数を褒められても、どう喜べばよいのか分かりませんが(笑)、当時の私は、自分が坊主頭になるとは想像していませんでした。

    ところが、年齢とともに少しずつ髪が薄くなりました。中途半端に残すより、短くした方がよいだろう。
    そう考え、思い切って坊主頭にしました。

    髪型としては、とても楽です。寝癖はつきません。シャンプーも少量で済みます。髪を乾かす時間も、ほとんど必要ありません。

    ただ、いまの頭になりたての頃は、思っていた以上に人の目が気になりました。

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    ■人の集まる場所を避けるようになった

    それまでは何とも思わずに行っていた場所でも、「変に見られないだろうか」と、少し躊躇するようになりました。

    私はもともと、それほど社交的な性格ではありません。
    それでも、しばらくは必要以上に人の集まる場所を避けていたように思います。

    おそらく、自分の外見を恥ずかしいと思う気持ちが、どこかにあったのでしょう。

    周囲の人は、私の頭など、それほど気にしていなかったはずですが、私にとっては大きな変化でした。

    髪の毛が短くなっただけなのに、行動範囲まで少し狭くなる。

    人は、周囲からどう見られるかによって、思っている以上に行動を左右されることを知りました。

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    ■私のときだけ、挨拶がなかった

    周囲の反応にも敏感になりました。

    ある航空会社の飛行機に搭乗したときのことです。

    搭乗口の係員の方は、私の前を通る人たちに、笑顔で挨拶をしていました。

    ところが、私が通るときだけ、顔を反対側に向け、挨拶してくれませんでした。

    一度だけなら、たまたまだと思います。しかし、同じ航空会社で同じことが3回続いたときは、さすがに少しへこみました(笑)

    「私は、飛行機に乗ってはいけない人に見えるのだろうか」と。

    もちろん、坊主頭が理由だったと断定はできません。
    忙しかっただけかもしれませんし、こちらが気にしすぎていただけかもしれません。

    ただ、別の航空会社では、誰に対しても区別なく、自然に気持ちのよい挨拶をしてくれました。

    素敵な対応に間違いはありませんが、特別なものではありません。
    通常、搭乗者が受けている一般的な対応です。

    それでも、外見を気にしていた時期の私には、その当たり前が、とてもありがたく感じられました。

    ■「おにいさん、こっち来な」

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    反対に、気さくに声をかけてもらったこともあります。

    ある空港で、お土産を買おうと列に並んでいたときです。

    売り場は混雑し、多くの人がレジを待っていました。すると、ご年配の女性店員が新しいレジを開けながら、私に向かって、

    「おにいさん、こっち開けるから来な」と声をかけてくれました。

    もちろん、そのレジは私専用ではありません。その後のお客さんも利用しています。

    それでも、距離を置かれているように感じることがあった時期だけに、気さくに声をかけてもらえたことが、少しうれしく感じられました。

    ■第一印象は、入り口であって結論ではない

    いまの頭になってから、私は今まで以上に自分から挨拶をするようになりました。

    黙って立っているだけでは、少し怖く見える可能性があると思うからです。

    外見をすぐに変えられなくても、表情や言葉、振る舞いによって、相手が受け取る印象を和らげることはできます。

    そして、人事の仕事をしていると、第一印象が人の評価に影響する場面を、何度も目にします。

    口数が少なければ、やる気がない。
    表情が硬ければ、怒っている。
    声が小さければ、自信がない。

    本人をよく知らない段階では、私たちは、ついそのように受け取ってしまうことがあります。

    しかし、実際には緊張しているだけかもしれません。慎重に言葉を選んでいるだけかもしれません。

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    第一印象は、その人を知るための「入り口」にすぎません。

    特に採用面接では、最初の数分の印象が、その後の評価にも影響します。

    明るく堂々と話す人には、どうしても好印象を持つ人が多いです。

    しかし、第一印象がよかった人が、必ずしも入社後に活躍するとは限りません。

    反対に、面接では目立たなかった人が、入社後に誠実に仕事を続け、周囲から信頼されることもあります。

    とはいえ、第一印象を必要以上に軽視するのは、現実的ではありません。

    ■おわりに

    坊主頭になって、間もなく8年になります。

    今では、人の反応を以前ほど気にしなくなりました。

    挨拶をされなかったとしても、「きっと忙しかったのだろう」と思うようにしています。
    本当に少し怖がられている可能性もありますが、そこは深く考えないことにしています。

    第一印象を大切にしながらも、それだけで人を判断しない。
    そして、自分がどう見られやすいかを知り、必要な工夫をする。

    いまの頭になったことで、私はその両方を学びました。 

    髪の毛は減りましたが、人を見る視点は、少し増えたように思います。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
    少しでも感じるところがあれば、スキやフォローをしていただけると嬉しいです。

     
     
    小売・製造業の人事・管理職、海外での経営経験をもとに、組織づくりやマネジメントのヒントを、失敗談も交えて発信しています。 英語学習や旅など、日々の学びや気づきも綴っています。 海外合弁設立、東南アジア・中国拠点立上げ、現地法人責任者5年。社労士/中小企業診断士。

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