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"RUBBER SOUL" 『ビートルズ名盤100』その7(Ⅱ-6)

    バンドビートルズとしての完成形、という感じがしています。

    素晴らしかった前作から4カ月でさらにこのクオリティー、驚異的すぎます。

    1965年、年末発売とはいえ、もはやクリスマスアルバムではない。そもそも誰もそう謳ってもいません。『フォーセール』のときとは違います。

    ヤァヤァヤァ以来のカバー曲無し。既発シングル無し。ジョージがまたしても2作、リンゴも曲作りに参加です。全曲4人のバンドサウンドで、コーラスも全曲に渡ってかっこいい。

    新たなバンドのドライブ感も加わりました。ジョージはシタールにも着手。3声のハーモニーも随所に楽しめます。アンニュイな大人サウンドの曲もあり、12弦ギターも冴えてます。ボリューム奏法とか、歌詞も大人びてきたとか、止まらないアイデアを見事にまとめ上げるこのバランス感覚にも驚かされます。どこを取っても「あれっぽい感じ」でも無い。

    作業が早くなったのは、ジョンもポールもかなり1人で曲をまとめられるようになった(だってジョージもやってるんですから!)ことは大きいかと。

    それと逆に、まだそこまで1曲1曲が大作化してはいない。スリリングさと、一気に駆け抜ける感じも絶妙です。

    ここまでくるとバランスの取れるカバー曲もなくなってしまったとも言えるでしょう。

    リンゴボーカル曲について。リンゴ本人は曲作りに関して大して貢献してないみたいに言ってますが、あの名言、A hard day…’s nightや、8 days a weekの生みの親です。一発ノックダウン級のワードセンス、そこに彼がいることがすでに大仕事。バンドの屋台骨です。

    さて、これでビートルズは完成されたとさえ思える1枚です。でもね、ヘルプのときも世の中はそう思ったと思います。

    で、また次もやばい。
    ほぼ半年に一度のペースでこのレベルを仕上げ続ける彼ら。他に何にもしてないわけでもなく。まだ新しいものが出てきます。
    驚異的です。

    <Ⅱ英公式アルバム >

    ビートルズ名盤100

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