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"MAGICAL MYSTERY TOUR" 『ビートルズ名盤100』その10(Ⅱ-9)

    サージェントの年の年末アルバムです。
    なんだかんだ結局解散まで、ベスト盤的なものも入れれば、毎年アルバム2枚ずつ出てることになります。
    律儀なのか何なのか、なんか凄い。

    この作品はイギリスとアメリカで異なる形態で発売されました。

    ①ちょっと変わったダブルEPの英盤。

    ②今や定番の通常LPサイズの米盤。
    (この年の7インチ全曲が収められていることになります。)

    サージェントでようやく英編集盤一択となった途端、こんな事態です。けっこう興味深いです。
    曲数も、米盤ちゃんと12曲以内です。

    そしてなんと、発売日もどうやら米盤が若干先だったようで。

    ダブルEPの英盤は、存在としてのアート感は上かもですが、やはり普通に聴けるのは米盤かなあと思います。なので、今では米盤が公式とされています。

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    元々、テレビ向け映像作品の制作があって、その流れでこのアルバムが出来上がったことになっています。映像作品自体の評判はあまりよくないんですけど。でもアルバムは素晴らしい。このアルバムに見合った映像作品って、どうやって作ったら良かったのか。もう、いろんな意味で飛び抜けちゃってるんで、しょうがないかなーとは思います。

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    メロトロン等新しい楽器も積極的に、それも自然に導入しています。ストリングスやブラスの扱いも曲ごとに絶妙です。
    1曲1曲の内容が非常に濃い。あっち行ったりこっち行ったり。テンポも一定じゃない曲も多いです。コラージュ的な要素の強い曲も多い。

    アート集団としての自身を存分に表現しています。

    ♪

    ちなみに前作『サージェントペパーズ』からこのアルバムまでの間に、あの世界初衛星生中継での演奏がありました。
    あれこそが『マジカル』だった感じがします。アルバムの音には、あの体験の影響も感じられる気がしています。つまり、
    “ 今自分がいる場所以外を感じさせる音楽。”
    そんな響きが、米盤A面、及び2枚組EPの全曲には、感じられるのです。

    <Ⅱ英公式アルバム >

    ビートルズ名盤100

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