
"REVOLVER" 『ビートルズ名盤100』その8(Ⅱ-7)
衝撃の1曲目ジョージ!"Taxman"
正統派ロックンロール的幕開けですが、スリーコードなのにスリーコード展開ではありません。
エレキソロもエキゾチック。
アルバム全体がアバンギャルド。
先行シングルA-2"Eleanor Rigby"の分かりやすさが逆に、徐々に裏切りにすら聞こえてきます。
一体彼らはどこへ行ってしまうのか。
しかしこれは沼です。聞いたが最後もうはまってしまうしかないアルバム。
A面ラスト"She Said She Said"の拍不明感、ジョージB-5"I Want To Tell You"の小節余り感など、ライブやめた途端に『ノれそうでノれない曲』を提示してくるセンス。
ジョージ曲、3曲も入ってますよ!
B-2"And Your Bird Can Sing"のツインギターも今だからライブで見てみたかったと思いますが、当時は「ライブでこんなのやってもみんな聞いてないしなぁ…」みたいな感じだったかも。ライブやらないってなって、こういうのも入れられるようになりました。
ラストB-7"Tomorrow Never Knows"、タイトルワードの発案はまたもリンゴだそうです。…ハードデイズナイトといい、補作詞に近くないですか?もうちょっと権利主張してもいいんじゃないかと思うくらいの貢献度です。
ポールはちょっと大人しめですが、ブラス曲B-6"Got To Get To You Into My Life"なんてブラスの本家アースウィンド&ファイヤーにカバーなんてされちゃってもう最高です。
ライブはやめたけど、ここからが音楽的な本番ですとの宣言ともとれるアルバム。アイドルではなく、音楽アート集団としての第一作目、という印象です。
そして、印象的なジャケットのデザインは、グラミーの最優秀アルバムジャケット賞に輝いています。アルバム自体がその栄冠を手にする日も、そんなに遠くないんじゃないかと思えてきます。
♪
ところで悪名高きアメリカ盤ですが、裏ジャケットの写真の質はアメリカの方がいい気がしてます。なんででしょうか…。
<Ⅱ英公式アルバム >