
Ⅷ EPとコンパクト盤の世界~4曲入り7inchレコード 『ビートルズ名盤100』
ここでは、『シングルサイズの4曲入りレコード』にスポットを当てます。解散以降、コンピレーションアルバムがいくつも作られ、やがてCDへ移行する中、語られるシーンが少なくなっていったマテリアルではありますが、興味深いものがたくさんあります。
イギリスと日本で多く発売されました。両者には違いがあり、イギリスは45回転、日本は33回転でした。
45回転のものは『EP』と呼ばれます。"Extended Play" の略で、「収録時間がシングルより延長されている」ということです。
33回転のものは『コンパクト盤』と呼ばれます。「33回転だけど、LPよりコンパクト」ということになります。
そもそもレコードは最初【78回転】だったわけで(今でいうSPです)、派生が多くなり、統一名が付け難い、という感じだったかもしれません。
4曲入りレコード自体に関しては個人的にも思い出があり、子供のころから歌が、歌うことが大好きだった私のために親がよく漫画主題歌のレコードを買ってきてくれていて、その中にもこの『4曲入り』はありました。朝日ソノラマは赤いソノシート盤で、A面に2曲、B面はおはなしが入っているとか。コロンビアのものはAB面が別のテレビまんが主題歌2曲ずつで、それぞれ曲間と間奏部分におはなし音声が挿入されてる、とか。

ちなみにこちらで私が書いている『雑学ゴダイゴ』内の“銀河鉄道999”の回でトップ画像に入れたレコードの中にも、4曲入りシングルが入っています。
雑学ゴダイゴその9、"銀河鉄道999" 『英語日本語概論』|Mohiro Morito
中央上部、やや右寄り。A面が999とテイキング・オフ、B面がかおりくみこさんの「やさしくしないで」とインスト曲。コロンビアからで、やはり33回転です。
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ビートルズに話を戻して、ところでイギリスでもこのEP盤を含めれば、アメリカほどではないにしてもけっこうコンスタントに盤が出ていた印象になります。
こちらも時系列で記してみます。
* sg…シングル / -Ep-…EP盤 / <AL>…アルバム
1962年
10月5日 sg Love Me Do
1963年
1月11日 sg Please Please Me
3月22日 <AL> Please Please Me
4月11日 sg From Me To You
7月12日 -Ep- Twist And Shout
8月23日 sg She Loves You
9月6日 -Ep- The Beatles' Hits
11月1日 -Ep- The Beatles (No.1)
11月22日 <AL> With The Beatles
11月29日 sg I Want To Hold Your hand
1964年
2月7日 -Ep- All My Loving
3月20日 sg Can't Buy Me Love
6月10日 -Ep- Long Tall Sally
7月10日 sg A Hard Day's Night
7月10日 <AL> A Hard Day's Night
11月6日 -Ep- Extracts From The Film A Hard Day's Night
11月6日 -Ep- Extracts From The Album A Hard Day's Night
11月6日 sg I Feel Fine
12月4日 <AL> Beatles For Sale
1965年
4月6日 -Ep- Beatles For Sale
4月9日 sg Ticket To Ride
6月4日 -Ep- Beatles For Sale (No2)
7月23日 sg Help!
8月6日 <AL> Help!
12月3日 sg We Can Work It Out
12月3日 <AL> Rubber Soul
12月6日 -Ep- The Beatles' Million Sellers
1966年
3月4日 -Ep- Yesterday
6月10日 sg Paperback Writer
7月8日 -Ep- Nowhere Man
8月5日 sg Eleanor Rigby
8月5日 <AL> Revolver
12月9日 <AL> A Collection Of Beatles Oldies *best album
1967年
2月17日 sg Strawberry Fields Forever
6月1日 <AL> Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
7月7日 sg All You Need Is Love
11月24日 sg Hello, Goodbye
12月8日 -Ep- Magical Mystery Tour *double EP
1968年
3月15日 sg Lady Madonna
8月30日 sg Hey Jude
11月22日 <AL> The Beatles (White Album) *bouble album
1969年
1月17日 <AL> Yellow Submarine
4月11日 sg Get Back
5月30日 sg The Ballad Of John And Yoko
9月26日 <AL> Abbey Road
10月31日 sg Something
1970年
3月6日 sg Let It Be
5月8日 <AL> Let It Be
1966年まで、まあまあなタイミングでEPが挟み込まれていて、思ってるよりは絶え間なく何か出てる感じに見えてきます。全てParlophoneからの発売ですし、なかなかに頑張ってマテリアルを出していた印象になります。
そんな、英EP、及び、日コンパクト盤について、ここでは語っていこうと思います。
文章の中では簡略化のため、特別な場合を除いてどちらもEPと呼ばせていただきます、ご了承ください。また、こちらも、英盤はタイトルをアルファベット、日盤はカタカナ(など)で表記していきます。