
"HEY JUDE (/ REVOLUTION)" 『ビートルズ名盤100』その44(Ⅴ-18)
1968年8月26日イギリス発売
Apple Recordからの第1弾としてリリースされました。
(日本では初期はまだオデオンでした。アップルは翌年からだったようです。)
インドからジョンやジョージより少し早めに帰国して、ポールが設立準備に尽力した自主レーベル。なんと帰国後初のシングルはそのレーベル自体の発表も兼ねています。しかも自らA面曲も作って。すごいスピードで仕事をするポールです。
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このJudeは、ジョンの息子Julianのこと。
幼い頃に母親を亡くしたポールが、ジョンの離婚の一件で、他の誰かでなくジョンの息子のジュリアンにフォーカスしたことは、とっても理解できることだと思います。
そして、最後まで個人にフォーカスしてシリアスになってしまうわけではなく、ラストで明るいフレーズを未来に向かうファンファーレのように繰り返し奏でていきます。
タイトルは固有名詞なのに、聞く人一人一人にも語りかけるように歌うポールに引き込まれます。
テレビ披露のときの映像も感動的です。自分はかなり最近になって、『ビートルズ1+』についてきたBDで見ましたが、ラストでステージ上の人たちと一緒になってコーラスがずっと繰り返されるシーンは、この前の年のシングルにもなった"All You Need Is Love"の世界衛星生中継、あのときの雰囲気を作ってもいるなあと感じます。このシーンのおかげで、ピースフルな場面を思い起こす感覚でこの曲も聞くことができてるのかなと、今は思います。
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B面のRevolutionも題材は違うものの、『でもこれから良くなっていくさ』と歌われる曲です。この辺りはインドで得た心の持ち方が影響しているかもしれません。
ここで" alright "を3回繰り返しているのも、自分のお気に入りポイントではあります。
B面はもう一つ、『アルバムとバージョン違い』という新しいアプローチがあります。
エンディングが違うとか、間奏が別とか、そんなレベルじゃないです。片やアコースティック、片やエレキ。テンポも歌い方も全然違う。ここまでガッツリ変えてるものを新曲で出してるわけです。しかも元になってるアルバム『ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)』の発売から3ヶ月と置かずにこのシングルは出ています。そしてそのどっちもかっこいい。
今でこそよくあることかもしれませんが、他のアーティストさんでこんなことやってる方って、この頃にいたんでしょうか。
シングル曲をアルバムに入れない、という考え方の、新しいアプローチとも言えると思います。ほんとにアイデアの宝庫です。
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長期インド滞在で、しばらくイギリスから遠ざかっていた4人。この先どうなっちゃうかと思ったけど、今までの彼らの良さも新しい魅力もしっかり備えて、これでシングルかと疑うほどにボリューム満点の、この上ない1枚です。
<Ⅴイギリス公式シングル >