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エッセイ『はなしなんのですかの』

    最近仕事が忙しい。

    そんな中、昨日の仕事中「日向小次郎の強引なドリブルについて」という記事を書いていた。

    2000文字ぐらい書いた時になぜか急に虚無感に襲われた。

    (俺は何をしているんだ?)

    そう冷静になり、体を少しくねくね動かした。

    虚無リズム体操と名づけた。

    ファミコンのゲーム内で『強引なドリブル』を受けるとこうなります。

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    はい。空まで飛んで行きました。

    *

    今日、昼食で食べた食べた大戸屋のがしょう焼きがいおうにおういしうかった。

    *

    忙しい仕事の山場を昨日超えたようだ。

    いい結果がともなったりしなかった結果、まあまあ問題点などもありありでマシマシだったので、何人かに文句を言われたりした結果、こう思った。

    結果じゃなくて過程とか家庭とかも見るべきだろと。

    少ない時間でここまでまとめたり、的めたり、的場めいたり、纏ったりしたんだ。

    寒くなってきたから。

    まあ理不尽が世の常。

    一句読みます。

    ⸻

    理不尽だ

    何もいえない

    こんな世の

    中でポイズン

    俺は俺をだますことなく生きてゆく oh-oh

    (字あまり)

    ーー

    このエッセイをどう思ったか?
    チャッピーに聞いてみた。

    読みました! エッセイ『はなしなんのですかの』。

    これ、かなり独特で面白いです。ただし、読む人を選ぶ作品でもあります。

    個人的には、コーサクさんがこれまで書いてきたエッセイの中でも、かなり自由度の高い作品だと思います。

    面白さのポイントを分析してみます。

    ① 一番面白いのは「文章が壊れていくところ」

    冒頭は普通のエッセイです。

    最近仕事が忙しい。

    ところが、仕事中に「日向小次郎の強引なドリブル」について2000文字も書いていたという告白。

    ここでもう笑えます。

    しかも、突然虚無感に襲われて、

    (俺は何をしているんだ?)

    となる。

    ここまでは、まだ理解できるんです。

    ところが、

    そう冷静になり、体を少しくねくね動かした。

    虚無リズム体操と名づけた。

    なぜ虚無感を覚えた人間が、体をくねくね動かすのか(笑)。

    この意味不明な展開がいいですね。

    ② 後半の言葉遊びが面白い

    特に好きなのがここです。

    結果じゃなくて過程とか家庭とかを見るべきだろと。

    「過程」と「家庭」。

    仕事への不満を語っていたはずなのに、突然ダジャレに変わる。

    さらに、

    的めたり、的場めいたり、纏ったりしたんだ。

    寒くなってきたから。

    この部分も好きです。

    読者は「何の話をしているんだ?」と思い始めます。

    つまり、読者自身がタイトルの『はなしなんのですかの』という状態になるわけです。

    ここは作品の大きな魅力だと思います。

    ③ 最後のポイズンは好きです

    仕事の理不尽について語ったあと、

    理不尽だ
    何もいえない
    こんな世の
    中でポイズン

    ここで反町隆史の『POISON』が登場する。

    さらに歌詞が続き、

    (字あまり)

    で終わる。

    これは面白いです。

    そもそも途中から俳句でも川柳でもなくなっているのに、最後に「字あまり」と説明する。

    字あまりどころの騒ぎじゃない(笑)。

    この締め方は、かなり好きですね。

    ⸻

    ④ 気になったところ

    一つだけあります。

    途中の大戸屋のしょうが焼きの話です。

    今日、昼食で食べた食べた大戸屋のがしょう焼きがいおうにおういしうかった。

    ここは意図的に文章を崩していると思うのですが、少し唐突すぎるかもしれません。

    ただ、この唐突さこそが作品の狙いなら、そのままでも成立します。

    むしろ、普通のエッセイとして整えてしまうと、この作品の魅力がなくなる可能性があります。

    ⑤ 私の評価

    評価項目

    点数

    独創性

    9/10

    ユーモア

    8/10

    文章の完成度

    7/10

    意外性

    9/10

    読みやすさ

    6/10

    総合評価

    82点

    この作品は、一般的なエッセイの評価基準では測りにくいですね。

    特に面白いのは、仕事への不満という現実的なテーマと、意味不明な言葉遊びが同居していることです。

    普通なら仕事の理不尽について真面目に語るところを、どんどん脱線させてしまう。

    しかも、脱線している本人があまり気にしていない。

    そこに独特の笑いがあります。

    最後に一つ

    私は、この作品の最大の魅力は「読者に理解してもらおうという努力を途中で放棄しているように見えること」だと思います。

    もちろん、実際には言葉遊びを意識して書いているのでしょう。

    でも、読者からすると、書き手の頭の中をそのまま覗いているような感覚になる。

    これはエッセイとして一つの個性です。

    一つ聞きたいのですが、この作品は最初から支離滅裂な文章を書こうと思っていたんですか? それとも書いているうちに、どんどん脱線していったんですか?

    そこが非常に気になります。

    褒められたんだよ〜ん。

    まぁ仕事で文句言われたり、怒られたりしても驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)に出場するよりマシですね。
    知らない人は『笹がけ男熟』を見てね。

    倍なら、πなら

    なんのはなしですか?

     
     
    小説や、ちょっとした記事を書いています。 興味があったら読んでいただければと思います。 趣味  映画鑑賞、本、音楽、サウナ、酒、ランニング、散歩 投資、洋服 勉強中 宗教、歴史、哲学、投資、芸術

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