
アイデアはどんどんあふれてくるのに、いつまでたっても商品が作れない理由
去年コンサルした方に、とにかくアイデアがどんどん出てくる人がいたんです。
「あれも作りたいんですよね!」
「こんな講座もいいと思うんです!」
話していると、次から次へと新しいアイデアが飛び出してくるんですよ。
聞いているこっちまでワクワクしてくるくらい。
ところが、そこから先がさっぱり。
そのアイデアがひとつも形にならないんです。
出てくるのはアイデアばかりで、どれかを作り始めるところまでは、なかなかたどり着かないんですよ。
結局、教材も講座も、何ひとつできあがらないままだったんですよね。
あんなにいっぱい持っていたのに、もったいない・・・!!
アイデアは、まだただの思いつき
誤解のないように言っておくと、アイデアが出ること自体は、すごく大事なことなんです。
売るものが見つからなくて困っている人からしたら、うらやましいくらいですよね。
でも、アイデアが出たところで終わってしまったら、それはただの思いつきなんです。
ノウハウって、最初からノウハウの顔をして出てくるわけじゃありません。思いつきが仮説に変わって、仮説が実証データに変わって、そこでやっとノウハウに進化していくものなんです。
たとえば、「子育て中のママ向けに、時短料理の講座をやったらいいかも」とひらめいたとします。これが思いつきの段階です。
そこから、「夕方の30分でごはんを作らなきゃいけない人は、献立を考える時間がいちばんしんどいはず。
だから1週間分の献立がセットになっていたら、きっと欲しい人がいる」と、誰がどこで困っているのかまで考えられたら、やっと仮説になります。
次に、身近な人に試してもらったり、noteで小さく出してみたりして、「実際にラクになった」「献立よりも買い物リストが助かった」みたいな反応が返ってきたら、それが実証データです。
それを何回か繰り返して、「こういう人には、こうすればこうなる」と言い切れるようになったら、そこで初めてノウハウと呼べるようになるわけです。
あの方は、この最初の段階で止まっていたんですよね。
思いついて、自分だけそのアイデアにワクワクして、それで終わり。
だから、いつまでたっても何も作れなかったんです。
アイデアが多い人ほど止まりやすい
じゃあ、なんでアイデアがたくさんある人ほど、思いつきのまま止まっちゃうのか???
思いつきのうちは、どのアイデアもうまくいく可能性が100%のままだからだと思うんです。
「あれもいいかも」「これも売れそう」と考えている時間は、楽しいし、誰にも否定されないじゃないですか。
でも、どれかひとつを選んで仮説にした瞬間に、外れるかもしれない現実が始まっちゃう。
それに、ひとつを選ぶということは、残りのアイデアをいったん置いておくということでもあります。せっかく思いついたのに手放すみたいで、なんだかもったいなく感じちゃうんですよね。
だから、どれも選ばないまま、新しいアイデアだけが増えていくわけです。
最初のひとつは最後のひとつじゃない
もしあなたも、アイデアはいっぱいあるのにどれも形になっていないなら、選び方はシンプルでいいと思います。
その中で、昔の自分や友達に向かって、1時間以上熱く語れるものはどれですか?
それを、まずひとつ仮説にしてみるんです。
やることは、それだけ。
それに、最初に選んだひとつが、最後のひとつになるわけじゃありません。外れたら、次のアイデアを仮説にすればいいだけのこと。
ちなみに私も、ネタ帳には思いつきが山ほど溜まってるんですよ(笑)
でも、溜まっているだけの思いつきは、何も教えてくれないんです。
出してみて、外れて、直して、また出して。
その繰り返しの中でしか、ノウハウは育っていかないんだと思います。
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