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ほぼ100文字怪談 まとめ14

    Xアカウントで毎日更新しているほぼ100文字怪談のまとめです。


    【ほぼ100文字怪談_131】

    朝から父が、庭に穴をいくつか掘っていた。
    朝早くから掘り始めて、昼を過ぎてもまだ掘ってる。
    父に何か植えるのかと聞いてみた。
    父は楽しそうに笑って「これはお前の穴だよ。こっちは母さんで、これが俺」と穴を指さした。
    それは、どういう意味?


    【ほぼ100文字怪談_132】

    祖父の遺品整理をしていたら、虫の標本コレクションが出てきた。
    どれも埃をかぶった古いものだ。そういえば、祖父は虫が好きだった。
    懐かしい気持ちでコレクションを確認していたら、ひとつだけ、人間の爪がずらりと並んだ標本が混ざっていた。


    【ほぼ100文字怪談_133】

    神社のお焚き上げをやるので見に行った。
    ぼんやり炎を眺めていたら、炎の中にたくさんの人の顔が浮かんでいる。
    「えっ、人の顔?!」って言ったら、隣で拝んでたおばあさんが「毎回、見えるよ」って言ってた。
    毎回見えるんだぁ……。


    【ほぼ100文字怪談_134】

    「朝だよ、もう起きないと」
    俺を起こす声で目が覚めた。
    枕元のスマホを見たらもう8時。ヤバい、遅刻する!
    「やっと起きた」
    声のする方を見たら、天井から女が逆さにぶら下がってて、俺は気絶した。
    もちろん、その日は遅刻した。


    【ほぼ100文字怪談_135】

    昔、観光地に行ったときに撮った家族写真。
    その写真が加工されて、地元の霊園の広告に使われてた。
    抗議の連絡をしてすぐに削除されたけど、誰がその広告を作ったか分からないらしい。
    家のアルバムに入ってる写真を、どうやって使ったんだ?


    【ほぼ100文字怪談_136】

    登山中、落石注意の看板が立っていた。
    足元の石はそこそこ大きい。こんなん落ちてきたらヤバイな。
    でも他の場所はそうでもなかったのに、なんでここだけこんなに石が落ちてくるんだ?
    ふと目についた石に「わざとだよ」って書かれていた。


    【ほぼ100文字怪談_137】

    仲良しグループで海に遊びに来た。
    友達と一緒に波打ち際で遊んでたら、別の友達が飲み物を買ってきたと私達を呼ぶ。
    熱々の浜辺を歩いて、友達の待つパラソルに向かう。
    ふと後ろを振り返ると、浜辺には私の足跡だけついていなかった。


    【ほぼ100文字怪談_138】

    祖母の新盆。
    仏壇におはぎを供えていたんだけど、翌朝おはぎが消えていた。
    おはぎが置いてあったところには、白髪混じりの毛髪が置かれていた。
    祖母はきれいな真っ白な髪だった。この毛髪は、一体誰のものなの?


    【ほぼ100文字怪談_139】

    ジムの鏡で、自分のトレーニングフォームを確認する。
    すると、俺とまったく同じフォームの男が鏡に写ってた。
    そいつのガン開きの目と、目が合う。目が合うと、そいつはニタッと笑う。鏡を見るとずっとそんな感じ。
    もう怖くて、鏡が見れない。


    【ほぼ100文字怪談_140】

    一人暮らしの俺の浴室から、水音がした。シャワーの音だ。
    浴室に行ったら磨りガラスの向こうに女のシルエット。
    これはもしかしなくても、幽霊ってやつか?!
    そしたら「何見てんのよ!」って怒鳴られた。
    腹が立って扉を開けると、当然誰もいなかった。



     
     
    誰かがぽつりと語ったような短い創作怪談をメインで書いてます。 noteに1500〜2500字の怪談を、YouTubeでは怪談を自動音声で読み上げる動画も公開してます。 最新情報はX(@moritoki_kaidan)にてお知らせします。

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