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【保育園の台所から】水だけじゃ足りない?夏野菜でできる熱中症対策!

    水を飲ませてるのに、なんか元気ない?

    暑い日が続くと、「子どもが汗びっしょり」「なんだか食欲がない」「水は飲んでるのに元気がない」「水分をとらせたいのに飲んでくれない」…そんな声を、保育園では聞くことがあります。

    実は、水分補給だけでは熱中症は防ぎきれないことはご存じですか?

    そんなの知ってるよ!という声も聞こえてきそう…。

    最近は、熱中症対策の塩分の入った飴やタブレット、ドリンクも売られているため、塩分も補わないといけないと感じている方も多いかもしれません。

    保育園の調理室でも、夏の給食づくりは「水分+塩分+栄養バランス」を意識しています。
    そんな今の時期に特に頼りにしているのが、夏野菜の力です。

    夏野菜は水分とミネラルが豊富で、体を内側から冷やしてくれるため、熱中症対策にぴったり。

    この記事では、保育園の調理師として働いての実感、家庭でもすぐできるヒントとして、夏野菜を使った熱中症対策をご紹介します。

    熱中症は「水だけ」で防げるの?

    熱中症は体の中の水分と塩分(ナトリウムなど)が汗で一緒に失われ、体温調節がうまくできなくなることで起こります。

    多くの人が「水さえ飲めば安心」と思いがちですが、水だけを飲んでいると体液の塩分濃度が下がってしまい、めまい・吐き気・けいれんなどの症状(=低ナトリウム血症)を引き起こすことがあります。

    こまめな水分補給と同時に、塩分補給も忘れずにしましょう。

    出典:環境省.熱中症環境保健マニュアル~総論~(2025年7月)


    「食べて防ぐ」保育園での熱中症対策

    子どもたちは、本当に汗をたくさんかきます。

    暑い時も寒い時も関係なく、年がら年中水分をとる子はいますが、暑いのに水筒を渡しても飲まない子もいるんですよね。
    毎度心配になってしまいます。

    子どもはのどの渇きを感じにくいので、食事からの水分やミネラル補給がとても大事です。

    保育園の調理室ではこんな工夫をしてますよ!

    • 水分の多い野菜や果物をこまめに献立に入れる

    • 塩分を控えめにしつつ、汗をかく日はしっかり使う

    • 酸味や冷やす調理で食べやすさを意識する

    その中でも特に頼れるのが、「夏野菜」です。

    夏野菜は自然のスポーツドリンク?

    夏野菜=水分とミネラルが豊富で、体を内側から冷やしてくれる食材。
    水分・塩分補給と言えばのスポーツドリンクと同じような役割を果たしてくれます。

    汗で失われやすいカリウム・マグネシウムなどを補い、子どもでも食べやすく、旬のため手に入りやすい点が魅力。

    手に入りやすい上に栄養も豊富でおいしいため、一年通して旬の物を選ぶことを心がけています。

    代表的な夏野菜の水分量と主な栄養を図にしてみました。

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    出典:文部科学省.日本食品標準成分表(八訂)増補 2023年

    夏野菜は水分多いとわかってはいたけど、水分量の多さに驚いてしまいます。
    ほぼ…水!!

    水やお茶だけではなく、夏野菜も積極的にとりたいところです。

    忙しい日でもすぐできる!簡単夏野菜レシピ3選

    忙しい、暑い、そんな日でも簡単にできるレシピを紹介します。
    我が家では子どもにも好評なレシピです。(※保育園で実際に出している献立とは異なります)

    ①浅漬け(きゅうり+トマト)
    ②冷やし味噌汁(ナス+オクラ+豆腐)
    ③夏野菜のラタトゥイユ風(トマト+ズッキーニ+ナス+玉ねぎ)

    簡単な作り方はこちらです。

    ① 浅漬け(きゅうり+トマト)

    • きゅうりを好きなように切る(漬物に入っているようなきゅうりの切り方でも)

    • きゅうりとミニトマトをジッパーつきの袋に入れてめんつゆに酢をちょっと入れて揉む

    • 冷蔵庫で冷やしたら完成


    ② 冷やし味噌汁(ナス+オクラ+豆腐)

    • オクラはさっと茹でてからスライスする

    • ナスと豆腐で味噌汁を作り、冷やす

    • お椀にスライスしたオクラを入れ、冷やした味噌汁を入れれば完成


    ③ 夏野菜のラタトゥイユ風

    • トマト・ズッキーニ・ナス・玉ねぎなどを細かく刻んでニンニクを入れたフライパンで炒め煮

    • トマト缶かトマトケチャップを入れて煮込む

    • 塩やコンソメで味をととのえて完成

    冷やしてから食べてもおいしいです!


    保育園では、きゅうりとかにかま、わかめを使った酢の物が人気です。
    酢:砂糖:薄口しょうゆ=1:1:1
    この割合で、調味料は一度小鍋で沸騰させてから使用します。
    酢がマイルドになって食べやすくなりますよ~。おすすめ!

    私は調理師ですが、栄養士が不在の保育園で勤務しているために園の献立作成もしています。
    夏には酢の物がいつもより多めになっているかもしれません。

    3本柱で守る!熱中症予防の基本

    最後に、環境省などが示す熱中症予防の3本柱をご紹介します。

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    出典:厚生労働省.熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト
    公益財団法人日本スポーツ協会.熱中症予防5ヶ条

    ①のどが渇く前に水分補給
    ②適度な塩分摂取(汗をかいた日は特に)
    ③暑さを避ける工夫(帽子をかぶる・日陰に入る・エアコンで調整するなど)

    熱中症予防の3本柱にプラスして、夏野菜でおいしく体を守る習慣をつけてはいかがでしょうか。

    今日からできる一歩

    「今日の夕飯にきゅうりとトマトの浅漬けを作ろうかな」
    そんなふうに気軽に取り入れてもらえたら、嬉しいです。

    保育園の台所から、家族の食卓へ役立つ情報をこれからも発信できたらいいなと思っています。

    夏はこれからが本番!何とか乗り切りましょう!(私も含めてね)

     
     
    7万食以上作ってきた保育園のフルタイム調理師|小中学生3児のワーママ|航海士・潜水士取得の水産女子 料理苦手の過去→苦手克服!→働くママ助け隊 頑張りすぎない簡単メニューや親子で楽しい簡単食育 海の楽しい話も時々発信中🐟 取材・インタビュー・食のWeb記事などのライターしてます。

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