
【禁断の手法】レイテンシーアービトラージを考察する
- 割引あり
禁断の手法であるレイテンシーアービトラージ。
良い子は真似しちゃダメな禁断の手法。「EAの伝説」でも紹介しました。
今回はそんな禁断の手法であるレイテンシーアービトラージをMT5を使って分析した上で考察したいと思います。あまり表に出てこない裏技の情報。普段あまりに目にすることはないので面白いと思います。
1.レイテンシーアービトラージとは?
レイテンシー・アービトラージ(Latency Arbitrage)とは、取引所や業者間における「情報伝達やレート更新のわずかな時間差(レイテンシー)」を利用し、価格差を抜く超高速取引(HFT)手法です。
(1)仕組みと原理
情報のズレ:A業者(高速)とB業者(低速)で同一銘柄の価格フィードにミリ秒単位の遅れが生じます。
後出しジャンケン:高速なA業者で価格が動いたのを確認してから、価格更新が追いついていないB業者へ注文を出します。
利益の確定:B業者の価格がA業者に追いつき、修正された瞬間に反対売買を行ってサヤ(利ざや)を獲得します。
(2)特徴と主な舞台
ミリ秒以下の勝負:光ファイバーの物理的な距離や、業者が採用するサーバー・システム(DD方式やNDD方式など)の違いが遅延を生む原因となります。
取引所やFXでの扱い:金融商品取引法などの国内法で明確に犯罪として禁止されているわけではありませんが、証券会社やFXブローカー、プロップファームなどの利用規約では「不公正な取引」として明示的に禁止されていることがほとんどです。
(3)現代の動向
近年、証券取引所やFX業者のシステムは高度化しており、AI(人工知能)や機械学習を用いたレイテンシー・アービトラージの検知システムが導入されています。また、個人が手作業で行うことは不可能に近いため、アルゴリズム(EAやボット)が用いられますが、発覚した場合は口座凍結や利益の没収などのペナルティが科されるリスクが高い手法です。