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砂は好き、泥は嫌い。感覚過敏の不思議【発達障害って何?㉕】

    こんにちは、ぱぱおです。

    皆さんのお子さんは、手が汚れることを嫌がったりしませんか?

    うちの娘氏も、昔から苦手な感触があります。

    例えば、砂遊びは好きなのに、泥遊びは嫌い。

    同じように手が汚れる遊びなのに、砂は平気で泥はダメ。

    なんで?

    大人からすると、ちょっと不思議ですよね。

    実はこれ、発達障害のある子に見られる「感覚過敏」という特性が関係しているのかもしれません。


    砂はいいのに、泥はダメ?

    娘氏は砂遊びが好きでした。

    ところが、同じ砂でも水分を含んで泥になると嫌がる。

    ほかにも、粘土や液体のりなど、手にくっつくものが苦手でした。

    こうして並べてみると、共通しているのは、単に「汚れること」ではなさそうです。

    砂は手についても払えば落ちる。

    でも、泥や液体のりは、手にまとわりつくような感触があります。

    もちろん、娘氏が何をどう不快に感じていたのか、本人にしか分からない部分もありますが、僕は「汚れるのが嫌」というよりも、「特定の感触が嫌」なのではないかと思っています。


    感覚過敏って何?

    感覚過敏とは、音や光、におい、触れたときの感触などを、ほかの人より強く不快に感じることがある特性です。

    例えば、同じ服でもタグが肌に当たると気になって仕方がない。

    普通の生活音がうるさく感じる。

    食べ物の味は好きなのに、口に入れたときの食感が苦手。

    こうしたことがあります。

    その中でも、皮膚で感じる刺激に敏感なのが「触覚過敏」です。

    触覚過敏があると、粘土やのりのベタベタした感触、濡れたものが肌に触れる感触などを嫌がることがあります。

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    ただし、何もかも触れないわけではありません。

    同じ手で触るものでも、サラサラしたものは好き、ベタベタしたものは嫌い、といった違いがあるんです。

    つまり、「砂遊びができるんだから泥遊びもできるでしょ?」とは限らないわけですね。

    実際、発達障害ナビポータルのサイトでも、触覚に関することで水や粘土などが例が出されていますが、大人からすれば大した違いがなくても、本人にはまったく別の感触なのかもしれません。


    苦手なら、道具を変えればいい

    では、苦手なものにはどう対応すればいいのでしょうか。

    娘氏の場合、工作で使う液体のりが苦手だったので、スティックのりに変更しました。

    これなら直接手にのりがつきにくくなります。

    工作で大切なのは、液体のりの感触に耐えることではなく、紙と紙を貼り合わせて作品を完成させること。

    だったら、別に液体のりじゃなくてもいいじゃないですか。

    もちろん、生活するうえで避けられない感触もありますが、何でもかんでも「慣れさせなきゃ」と考える必要はないと思うんです。

    まずは本人が何を嫌がっているのかを知ること。

    そのうえで、避けられるものは避け、道具で代わりができるものは代える。

    それだけで、子どもが参加できる活動は増やせるんじゃないでしょうか。


    ところが、今ではスライムで遊んでいる

    さて、以前は粘土や液体のりが苦手だった娘氏ですが、今ではスライムで遊べるようになりました。

    液体のりが苦手だった子が、今ではスライムの感触を楽しんでいる。

    昔の娘氏を知っている僕からすると、なかなか大きな変化です。

    どうして平気になったのかも、正確には分かりません。

    なんか練習した記憶は全くなく、いつのまにかめちゃくちゃスライムいじりが好きになっていたんですよね。

    成長したからなのか。
    経験を重ねて慣れてきたのか。
    それとも、スライムには娘氏が好きな感触があるのか。

    ただ一つ言えるのは、昔は苦手だったものに、今は自分から触れて楽しめているということです。

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    感覚過敏は成長すると変わる?

    実は、感覚過敏の現れ方は、成長とともに変化することがあります。

    2022年に発表された研究では、ASD(自閉スペクトラム症)のある3〜10歳の子ども51人を約3年間追跡し、感覚処理の特徴がどう変わるのかを調べています。

    その結果、感覚の問題が改善した子、あまり変わらなかった子、強くなった子という、異なる経過が確認されました。

    つまり、感覚過敏は成長すれば必ずなくなるものではありません。

    でも、今の苦手が、そのままずっと続くとも限らないわけです。

    また、苦手な感触に触れる経験を増やす場合も、無理強いはせず、本人が安心できる範囲から少しずつ進めることが勧められています。

    「できないから練習させる」のではなく、「今ならできそうなこと」を見つける。

    娘氏の変化を見ていると、そんな考え方が大切なんじゃないかなと思います。


    今の「嫌い」が、ずっと「嫌い」とは限らない

    子どもの苦手なことって、親としては気になりますよね。

    できれば克服してほしい。

    みんなと同じように遊べるようになってほしい。

    そう思うのは自然なことだと思います。

    でも、砂は好きなのに泥は嫌い。

    そんな娘氏の姿を見て、僕が改めて感じたのは、同じ「苦手」でも、その中身をよく見てあげる必要があるということです。

    手が汚れるのが嫌なのか。

    ベタベタするのが嫌なのか。

    濡れた感触が嫌なのか。

    理由が違えば、できる工夫も違います。

    そして、今できないことが、来年も再来年もできないとは限らない。

    もちろん、無理して克服させる必要はありません。

    スティックのりで工作ができるなら、それでいい。

    砂遊びが楽しいなら、砂で遊べばいい。

    そのうち、娘氏がスライムで遊べるようになったように、できることが増える日もあるかもしれません。

    大切なのは、今の「できない」を責めることではなく、その子なりの「できる」を見つけていくこと。

    これからも娘氏の小さな変化を楽しみながら、できることを増やしていきたいと思います。


    この「発達障害って何?」シリーズをまとめたマガジンを作っています。

    今後もこちらのマガジンでまとめていきますので、ぜひフォローをお願いします。


    この記事が、みんなの“できた!”につながれば幸いです!

    皆さんのお子さんにも、昔は苦手だったのに今では平気になったものってありますか?

    明日もまた、いい一日でありますように。


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