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怪しい壺と数字のマジック

    「壺を買っただけで臨時収入が!」


    壺を売る側からしたら、ちょーかんたんなトリックを使って、この事実を創り出せます。

    ちょっとだけ想像してみてください。

    壺をめちゃくちゃたくさんの人に売りまくったら、
    「なんか臨時収入があった気がする!」
    って人が出てくる確率が上がると思いませんか?


    その臨時収入があった人は嬉しくなって、
    報告するかもしれません。

    そうしたらラッキーです。

    Aさんは、壺購入して2週間で臨時収入がありました。
    その喜びの声をお届けします✨

    と噓偽りなく言えるのです。


    それを見た人は「私も臨時収入があるかも」と思うかもしれません。
    だって、何百人、何千人の人が何もなかったかを知る由がないのですから。


    さらに、もっと信頼性を上げるために「比較調査」をしました。
    AとBの10人ずつのグループで、Aグループには壺を購入してもらいました。

    下記の例だと『効果』を演出することができます。

    ①意図的に情報収集

    Aグループには、毎日「今日何かいいことはありませんでしたか?」とヒアリング
    ⇒ 『壺を購入した効果』が高くなります。


    ②意図的なサンプリング

    Aグループに臨時収入が発生しそうな人を集めておく
    ⇒  Aグループのほうが確率が上がります。


    ③意図的な数値のピックアップ

    たまたま偶然、Aグループには3カ月で2人臨時収入がありました。Bグループは1人でした。
    というデータをピックアップ
    ⇒  『壺の効果』は2倍の効果があると主張。


    どうでしょう。
    比較調査もアテになりませんね。


    相手はプロです。

    数字やデータは見せ方ひとつで全然違う印象になります。それをわかってビジネスをしています。

    「情報を鵜呑みにしないで、自分で考えてみて」

    だと、実際その場になった時、何を考えていいかわからないかもしれません。

    なので、まずは
    「相手はプロ。本気でだましに来てる」
    かもしれない、と意識するのもいいと思います。

    JARO 公益社団法人 日本広告審査機構からのお仕事もお待ちしております🤣


    「数字のマジック」以外にもあります

    今回は、数字や比較調査の見せ方によって、印象を変えられる例をご紹介しました。しかし、私たちが気をつけたい情報の見せ方は、これだけではありません。商品紹介、統計データ、生成AIの回答など、「その情報、本当に正しい?」と一度立ち止まるための記事をまとめています。


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