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【効果アリ】楽しいことは少しずつ、嫌なことは一気に終わらせる納得の方法

    マネジメントのコツに、行動経済学の「快楽適応」を使った手法があります。それが「嫌なことは一気にやってしまう」です。

    快楽適応とは

    快楽適応とは、文字通り快楽に適応してしまうことです。
    例えば、最初は感動するほど美味しいと感じた料理でも、毎日食べるとそれに慣れてしまって感動するほど幸せを感じなくなります。

    逆に1年に1回の記念日に食べるなど、頻度を減らすことで幸せを感じられる回数が増えます。


    人間の慣れやすさを逆手に取る

    慣れやすさを逆手にとって、嫌な思いをできるだけ減らすことができます。
    つまり、細切れに嫌なことをせず、集中して終わらせるのです。

    後回しにするのも心理的には良くはありません。
    楽しみなことを待って過ごす時間はポジティブな気分になりますが、嫌なことが頭の片隅にあるとネガティブな気分が続くためです。

    「そのため、嫌なことはできるだけ一気に終わらせてしまいましょう。」


    ここで終わると、ノウハウだけ教えて成功しないパターンです。

    「こうしたほうがいいよ」、「しないほうがいいよ」と指摘はするものの、自ら行動しない『評論家』だと、現場は改善しません。
    行動して、試行錯誤してさらに改善し、結果を出すまでやり切ることが重要で、生成AIにはできない付加価値です。


    嫌なことをすぐに一気にやることの難しさ

    「何か大きな失敗をして、関係各所に謝らないといけない」
    という状況をイメージしていただければと思います。

    デメリットを考慮すると、論理的にはすぐに一気に謝罪を済ませたほうが楽なのは明白です。

    謝罪を後回しにし、遅くなった場合のデメリット

    • 余計に怒られる、信用を失うリスク

    • 遅くなれば、協力を得られにくくなり、状況が悪化するリスク

    • 噂が拡散するリスク

    • 謝罪が終わるまでネガティブな気分が続く

    一気に謝罪を済ませず、複数日にまたがった場合のデメリット

    謝罪回数は同じでも、一気にやってしまえばある程度慣れます。また、気分が落ち込むのもその日だけで済みます。

    ただし、複数日にまたがって謝罪をする場合は、毎回、どのように謝ろうかを考えて、謝罪し、その後も嫌な気分を毎回引きずることになり、それが影響して他の業務のパフォーマンスも低下します。


    嫌なものは嫌

    デメリットがあることはわかっているのに避けるのはなぜでしょうか?
    それは嫌なことを本能的に避けるためです。危険なことや嫌な予感がすることを避けることが、これまでの生存競争で上手くいったパターンでした。

    そのため、嫌なことは意識的に論理的に考えて行動しないと上手く進みません。一つのやり方としては、嫌なことを後回しにしたり、一気にやらないことによってどんなデメリットがあるかを紙に書き出してみることです。

    書き出すこと自体、精神的負荷の軽減効果があり、上手くいっていない場合は、思っていることだけでもいいので、紙に書き出すことがお勧めです。


    他人に嫌なことを早くやってもらうのはさらに難しい

    自分自身であれば、デメリットを理解して嫌なことを早く一気に終わらせることができるかもしれませんが、例えば、部下にやってもらう場合は、さらに難易度が上がります。

    やり方は一人で実施するときと同じなのですが、行動経済学を理解してもらい、メリット・デメリットを説明して行動を促す際に、なかなか心理的に納得してもらえない内容なので、難しいです。

    業務上、嫌なことでも必要なことはやってもらわないといけないのですが、昨今は、ハラスメントに敏感で、言い方にも気を付ける必要があります。

    できるだけ多くのメンバーを巻き込んで、みんなで早く終わらせようという雰囲気作りも必要です。

    このように大変苦労しますが、それでも嫌なことは早く一気にやってしまう方が良いため、何とか乗り越えていく必要があります。

     
     
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