メインコンテンツへスキップ
見出し画像

3年続けるかどうかではない。「どう続けるか」で差がつく。

    「石の上にも三年」

    いま言うと古く感じるかもしれません。
    ただ重要なのは、
    続けることではなく、どう続けるかです。


    昔と違い、いまは世の中の変化が早く、
    私が働いているIT業界だと、
    3年もすれば、トレンドが変わります。

    例えば、生成AI。
    3年前のAIはテキスト生成が中心で、
    質問しても間違った回答が多かったです。
    しかし、いまは画像生成でも非常に完成度が高くなりました。

    また、IT業界は転職が当たり前* で、
    3年も我慢するのはもったいないという印象です。
    * LAPRASの調査では約7割が転職経験者

    そう考えると、
    やはり「石の上にも三年」は古いと感じます。


    しかし、古からあることわざには合理的な意味があります。

    「石の上にも三年」は、
    ただひたすら我慢して耐えろという印象ですが、
    重要なのは、我慢して耐えることではありません。

    目的を持って続けているか
    その目的を見直しながら進めているか

    です。

    惰性で続ける3年と意図を持って積み上げた3年は、全く違います。

    例えば、
    ・1年目は学ぶことに徹する
    ・2年目は学んだことを活かす
    ・3年目は仕組み化する

    このように区切って考えるだけでも、
    3年という時間の質は大きく変わります。


    ここからさらに私の経験をもとに3年続ける価値を説きます。

    3年続ける価値①:スイッチコスト

    短期間でやめるとスイッチコストが高くなって割に合わなくなります。
    これは「経験が積み上がる前にリセットしている状態」です。


    例えば、半年間仕事を続けて、やっとなんとなく仕事がわかったくらいの状態で転職してしまうと、

    ・半年間で身に付けたスキル・経験が中途半端で血肉になりにくい。
    ・転職先の会社で、新しいルール・やり方を覚えないといけない。
    ・その会社での実績がないため、信頼関係を築き直さないといけない。
    ・新しい環境では不安・ストレスによってエネルギーを消耗しがち。

    と、かなりデメリットが多いです。

    「スマホを3年ではなく、半年ごとに乗り換えてください!」
    というとイメージしやすいでしょうか?
    慣れてきたと思ったら、また設定し直して覚えないといけない状態です。

    そのため、ある程度の期間は続ける方がデメリットが少なくなります。


    3年続ける価値②:理不尽への適応力

    仕事をしていると、何かしらの嫌なことや理不尽なことが発生します。
    残念ながら、程度の差はあれ、恒久的に避けることは難しいです。

    であれば、3年という期間を区切り、嫌なことや理不尽なことに対し、
    ・上手く受け流す
    ・距離を取る
    ・仕組みで防ぐ
    というやり方を練習してみるのも一つの手です。


    嫌なことや理不尽なことは、誰もが嫌です。
    そのため、これらに対する適応力・抵抗力を身に付けることは、人生戦略上、大変有利な位置に立てます。

    理不尽な状況に直面すると、どうしても感情的になります。
    怒り、不安、焦り、落ち込みに支配されると、悪い結果につながりがちですが、適応力を上げることで安定してパフォーマンスを発揮でき、周囲からの信頼性も上がります。

    結果的に、長期的には適応力がある人ほど成長が早いです。
    それは、本当に大事なことに集中できるからです。


    3年でしか見えない構造がある

    画像

    ある仕事に取組み、それを俗人化させずに仕組み化まで行うと、1年間だと期間が短いと感じています。実際に私が転職後に取り組んだ期間と内容は以下の通りです。

    ~3カ月、もしくは1年(学びの期間)
    経験豊富な人でもその現場のルール・やり方・考え方に合わせ、足りない技術や知識を習得します。

    3カ月~2年(実践の期間)
    試行錯誤して実践し、そこから得られた結果をフィーバックして改善したり、ルール化を行います。

    2~3年(応用・仕組み化の期間)
    これまでに得たノウハウを応用・発展させて取り組んだり、不要なものをそぎ落としてエッセンスを仕組み化します。


    例えば、私が関わったプロジェクトでも、
    最初の半年は目の前の対応で精一杯でした。

    しかし1年ほど経つと、
    「なぜ同じ問題が繰り返されるのか」が見えてきます。

    さらに2年目以降になると、
    その原因を仕組みで防ぐことができるようになります。

    ここまで来て初めて、
    「仕事を回している」状態から「設計している」状態に変わります。


    学んで、実際に自分でやってみて、それをルール化・仕組み化するところまでやり切ることで実力がつくので、一定の期間は必要です。


    この場合は3年やらなくていい

    3年続ける価値を語りましたが、下記の場合は続ける必要はありません。

    ・違法なことを指示された場合
    ・身の危険を感じた場合
    ・全く成長がないと感じた場合

    迷わず、やめていいです。


    価値ある3年にするために

    多くの人は「続けるか、辞めるか」で悩みます。

    しかし、重要なのは、
    目的を持って定期的に軌道修正できているかで、

    ・~3カ月(学びの期間)
    ・3カ月~2年(実践の期間)
    ・2~3年(応用・仕組み化の期間)

    のように期間ごとの目的を持ち、自分が達成したいことに向かって進めているかです。「3年間」をどう設計するかで、その後の人生も変わります。

    その3年、目的を持って積み上げていますか?


    「どう続けるか」を考え続けてきた私は、そもそもなぜこれほど継続を大事にしているのかも振り返ってみました。500本近いnoteを分析して見えてきた、自分なりの答えです。

    ▶ 継続は、私の生存戦略だった


    この記事が参加している募集

     
     
    ITコンサルタント/炎上プロジェクトの火消し役(PMO) 社内SE・PM向けに「キャリア設計」を発信 努力ではなく「設計」で人生を変える フォローして「すぐに通知」ONで、仕事の思考整理の記事が届きます! 365日連続投稿達成|合同会社村田制作所 代表

    あなたへのおすすめ