
NOT A HOTEL Smart Homeを世界に届ける施工管理という仕事
はじめまして。NOT A HOTEL Smart Homeでエンジニアをしている今井です。
今回は、私が所属するNOT A HOTEL Smart Homeチームの新しい仲間を探したく、この記事を書きました。募集するのは、スマートホーム施工管理のポジションです。
「施工管理」と聞くと、現場監督のイメージを持つ方が多いかもしれません。でも、NOT A HOTELで求めているのは少し違います。建築・テクノロジー・運営が一体となったNOT A HOTELだからこそできる、クリエイティブで幅広い役割になっています。
どんな仕事なのか、なぜ今この人材が必要なのかを、できるだけ具体的にお伝えできればと思います。

スマートホームがNOT A HOTELの体験を支えている
NOT A HOTELは、オーナーが使わない日は宿泊施設として解放されるという独自のビジネスモデルのもと、建築・テクノロジー・運営を一体として追求するホスピタリティ・テクノロジーカンパニーです。
その体験の中核を担うのが、スマートホーム。照明・空調・セキュリティ・エンターテインメントをシームレスに統合したスマートホームは、NOT A HOTELの体験品質を支える最重要インフラであり、特に注力してきた領域です。

創業から6年、10拠点を開業してきたNOT A HOTELは、ここから数年で30拠点への拡大を計画しています。そのスケールアップを実現するために、今まさに必要としているのがスマートホーム施工管理の専門家です。
ゼロから施工管理チームを立ち上げる
NOT A HOTELのスマートホームチームは、ハードウェア・ソフトウェアの専門家が中心です。メンバーそれぞれが枠にとらわれず幅広い業務を自律的にこなしてきましたが、案件数が増えるにつれ、施工管理の専門性の必要性がより明確になってきました。
現在、年に4〜6件のスマートホーム施工案件を、インテグレーターが兼務しながら対応してきました。これが今後10件、20件と増えていく中で、専門性なき施工管理はボトルネックになります。
施工管理チームは、今まさにゼロから立ち上げるフェーズです。
最初のメンバーとして入ることは、単にポジションを埋めることではありません。NOT A HOTELのスマートホームが世界へスケールしていく過程を、仕組みごとつくるということです。
施工管理が担う範囲は、現場よりもずっと広い
スマートホーム施工管理の仕事は、一般的な施工管理とは少し異なります。「現場を回す」だけでなく、選定・設計・施工・運用・保守という全フェーズにわたって意思決定に関わります。
まず、建築プロジェクト全体のスケジュールと連動しながら、スマートホーム施工のマイルストーンを管理します。ゼネコン・電気サブコン・ネットワーク工事業者など複数の業者との工程調整は、中心業務の一つです。
スマートホームの施工は事例が少なく、どの業者も初めてになる作業が多くあります。だからこそ、施工管理が施工方法を丁寧にわかりやすく説明・指示する必要があります。専門知識を現場の職人に伝える「翻訳者」としての役割も、この仕事の重要な部分です。

制御盤の構成、ネットワーク設計、照明回路など、スマートホームを構成する設備の設計を深く理解し、施工段階での問題を未然に防ぐことも求められます。施工品質の確認、予算内での施工完了、現場の安全確保は施工管理の基本であり、スマートホームという特殊領域においてもそれは変わりません。
多様なプロフェッショナルと動く現場
スマートホーム施工管理は、多様なプロフェッショナルと連携する役割です。
最も密に連携するのは、社内のスマートホーム開発チーム、スマートホームインテグレーターです。各案件の検証・設計、平面図作成、制御盤ハンドリング、現場設定・QAを担うメンバーと、施工管理は一心同体で動きます。

建築チームとも密接に関わります。PM(各案件の建築全体のプロジェクト管理を担当)とは施工スケジュールの調整を、MEP(機械・電気・配管設備の設計担当)とはスマートホームの電気設備との整合を図ります。DESIGN(建築意匠のディレクション担当)とは、センサーやスイッチなど露出するスマートホーム機器のデザイン調整を行います。
ゼネコン・電気サブコンは、スマートホーム制御盤の据付・配線・結線・対向試験を担います。スマートホーム施工は前例が少ないため、施工方法を丁寧に説明・指示することが特に重要になります。


ネットワーク施工業者・ネットワークエンジニアとも協力します。ネットワークはスマートホームを支える最重要インフラです。NOT A HOTELのネットワークチームが設計し、施工管理と連携してアクセスポイントやルーターの配置を決めます。NTT敷設工事の調整、直営工事(キッティング・ケーブル成端・品質チェック・機器据付)の管理も施工管理の仕事です。

そして照明デザイナー(社外)。照明はスマートホーム体験と建築意匠の両方に深く関わる重要な要素です。社外の照明デザイナーと施工方法を検討し、施工後の調整も共同で行います。

開業の数年前から始まる、一つのプロジェクト
1つの拠点の開業に向けて、スマートホーム施工管理は開業の数年前から動き出します。
最初の半年は、リモートを中心としたスマートホーム設計フェーズです。仕様の検討、平面図のレビュー、各チームとの設計協議を重ねます。開業の6ヶ月前からは施工打ち合わせフェーズに入り、週1回の定例を軸に、月1回程度は現場での確認・打ち合わせも実施します。
開業3ヶ月前からがスマートホーム施工フェーズです。インテグレーターとともに現場に入り、各業者への指示・確認・調整を行います。現状は2〜4週間の現場張り付きが発生することもあります。ただ、できる限り現場張り付きを減らせる仕組みをつくっていくことも、このロールの重要なチャレンジです。
現状、チームは年に4〜6案件をこなしています。これが数年で何倍にもなっていきます。
「現場を終わらせる」のではなく「仕組みをつくる」
NOT A HOTELでは、建築・テクノロジー・運営のチームが非常に近い距離で動いています。施工管理であっても、「施工を終わらせること」がゴールではありません。施工した空間がどんな体験を生み出すか、運営しやすいか、保守しやすいかまで考えることができます。これは一般的な施工管理では得られないNOT A HOTEL独特の面白い視点かと思います。
選定・設計・施工・運用・保守。このすべての段階で「どうすればよいか」を考える仕事です。スマートホームという領域はまだ前例が少なく、正解を自分たちで作っていくフェーズにあります。
30拠点へのスケールを、「人を増やすこと」で解決しない。それがこのロールに求められる思想です。今手がけていること、今直面している課題を、仕組みとして言語化・標準化していく。そのプロセスを最初から担える人は、ほとんどいません。
施工管理チームのメンバーはまだゼロです。最初の1人として、どういうチームにするかを自分で考えて作っていける環境があります。
入社してから、最初の数ヶ月
最初から案件を一人で回してもらうことは想定していません。段階的にNOT A HOTELのスマートホームを理解しながら、業務へキャッチアップしていただきます。
まず、設計図をもとに現状の構成を把握するところから始まります。オフィスに設置している機材を実際に見て、どのような施工が必要なのかを理解してもらう必要があります。次に、既存メンバーとともに現場に入り、さまざまな作業を手伝いながら理解を深めます。スマートホーム特有の施工フローや現場の感覚は、現場でしか掴めないものです。
そこから、各案件のスマートホーム施工管理に主担当として入っていきます。そして、施工管理業務を効率化・標準化するための仕組みをつくり、チームとしてのスケールを実現していただきます。
こんな人と一緒にやりたい
電気・設備いずれかの領域で施工管理の経験がある方に来ていただきたいと考えています。複数のステークホルダーを巻き込みながらプロジェクトを前に進めることが得意で、スマートホームやIoT、テクノロジーに興味・親しみがある方が理想です。仕組みをゼロから作ることに楽しさを感じ、「正解がない問い」に向き合える方。そして、NOT A HOTELのプロダクトとビジョンに共感できる方。
電気工事士や電気工事施工管理技士などの資格があれば歓迎ですが、必須ではありません。それよりも、未知の領域を自分ごととして考え、動ける力を重視しています。

人ではなく仕組みで世界をスケールさせる
NOT A HOTEL Smart Homeが目指すのは、日本から世界へ、最高の滞在体験を届けることです。
10拠点が30拠点になる。30拠点がその先へ続く。そのすべての施工を、品質を落とさず、コストを抑えて、同じ体験を届けられるようにする。それが、このロールに込められたミッションです。
よくある「施工管理」ではなく、でも私たちが求めているのは、世界に広がるスマートホーム体験の根幹を設計する人です。
少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひカジュアル面談に応募していただけると嬉しいです。