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配慮の嘘と善意〜私だけ呼ばれなかった結婚式〜こうして友情は崩れていく

    女の人間関係には表には見えないパワーバランスが存在する。10代のころ、その歪みに気づいてスーッと冷めた私が、大人になってその「完全な排除」の瞬間を目撃した話。



    この話を書こうと思ったきっかけは、高校時代の同級生Kのインスタ。
    インスタのストーリーズをまとめて見てると、入ってきちゃうんだよね。午前はワークショップ、午後はSちゃん(Kの娘)のピアノ!とかどうでも良い。笑
    見なきゃ良い話なんだけども、非表示にするまでもないというか。
    そこまでの手順を踏むのは面倒で。



    Kは、高2の時いつも一緒に居たメンツの一人。
    なんか気に障るような人だった。
    よくわからないけど、波長的な感覚的なもの。



    4人グループだったのに、Kはもう一人Tを誘って2人で遊ぶような人間で、誘われてない私含めもう一人Mは、「え?誘われてもないんだけど」みたいな状況を平気で作り出す人間だった。誘われたTもTなんだけど、そいつと私は部活が一緒でよく知ってたから、なんか彼女を責める気持ちにはなれなかった。 


    登場人物を整理します。
    4人は平成的に言うと「いつメン」
    ▫️K…今回の主人公
    ▫️M…Kと同じ部活。私と帰る方面同じで、なぜか高1から交流があった。2年で同じクラスになり連むようになる。
    ▫️T…私と部活が同じ。天然だけど、要領か良くノリも良いので面白い奴。1年から同じクラス。
    ▫️私
    以上4人


    高校を卒業してみんな違う大学に行っても、集まった。しかし、決定打はあの日。
    4人で飲む日だが、KとTだけやけに荷物が大きい。
    私は、集合の時から「なんかあるな」と思ってて。MがTにさりげなく聞いてた。なんで2人は荷物が大きいのかと。Tは「Kに誘われてこの後スノボに行く」と言った。

    私もMも流石に良い気はしなかった。というか、Mはめっちゃ顔にも発言も隠せず言ってた。思い出した。笑
    この時のTの少し気まずそうな顔と、Kの「何がいけないの?」みたいな顔。
    私はその気まずい雰囲気をもっと気まずくさせるためにスノボの話めっちゃして、いじった思い出。


    まぁでも私は、この日を境に
    もうこのメンバーで集まる必要はない。と判断した。
    Mと帰り道同じだったから、色んなこと話したんだと思う。口には出してないけど、もう4人で集まることはないときっとお互い思ってたに違いない。



    この事件からしばらくして、みんな社会人に。
    Kが結婚するという報告がグループLINEに入ってきた。

    素直にみんなでそこで祝福して終わった。

    また少し日が経ち、インスタのストーリーズに挙式の招待客との写真も上がってきた。


    参列者には、高校の部活のメンバーの顔も。
    当然この括りならMは参列している。それは当然ちゃ当然だ。
    そして、横に目をやるとTもいた。


    私だけ呼ばれてなかった。

    友人関係で初めてハブられた。というかKが最初で最後なのですが。
    でも、不思議と怒りはなかった。高校生のときから4人の中で唯一Kとは2人きりがキツかった。だから、呼ばれなかったことにはむしろ妙な納得感すらあった。

    たぶん、最初からKも私もお互い犬猿の仲だったんだと思った。

     


    そんな結婚式から1年も経たない頃。
    私とTは、同じ部活のメンバーの結婚式で再会した。そこでなせがTがKの結婚式の話をし始め、伝言された。
    「K、本当はナミも呼びたかったらしいけど、ほら引越ししちゃって遠くなったから大変かなと思ったみたいで…云々」

    Tは人を欺くような人間じゃない。たぶんマジで悪気はなくて、Kの言葉をそのまま私に伝えて、気まずさをフォローしようとしてくれたんだと思う。


    いやぁ…でも、


    だめだ。私こういう苦しい感じに聞こえてしまう言い訳苦手だ。「相手への思いやり」という綺麗な包装紙に包んで、自分の不都合や裏切りを隠そうとする人間が、私は昔から猛烈に苦手だ。


    善意なのかもしれないけど、苦手だ。


    来るか来ないはこっちが決めることだろって思う。



    そっか…と、しか言えなかった。
    行かなくて正解と思ってしまった。
    腹の底から気が合わなかったんだと思った。


    というわけで、Kのインスタを見てしまうと、ストーリーズに、「わたし幸せです」アピールする奴って幼少期にコンプレックスでもあるのかね。と思いながら、何とも言えない感情が出てくるのだ。



    そして自分と合わない人間を「配慮」という綺麗な包装紙で包んで冷酷にハブるような、その計算深さと不誠実さを持つ人間が、今「小学校教諭」として教壇に立ち、子どもに「道徳」を説いている。その事実に、私はどうしてもゾッとするのだ。


    おわり

     
     
    ほぼフルタイムパート/子2人/床に落ちたご飯粒見逃す人/実家は300km先/アウェイな地方で子育て中/ママ友いません 自分に矢印向けて、ネガティヴに食い荒らされない生き方。 学生時代の親友からの言葉でnote始めました⇒マガジンへ

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