
育児でイライラしてしまう朝に|4歳の「自分でやる」を待つための工夫
「早く着替えてほしい」「そろそろ出発したい」
子どもの朝の準備を見ていると、時間が気になることがあります。大人ならすぐ終わることでも、4歳の子どもにとっては一つひとつが練習の途中です。
僕は現在、4歳の長男と0歳の次男を育てながら育休中です。朝の支度には、トイレ、着替え、朝食、靴下、リュックの準備など、細かな工程があります。
子どもに自分でやってほしい。でも、待っていると時間が足りなくなる。そんなとき、どう関わればいいのかを考えます。
今日は、子どもを急がせない理想論ではなく、親にも予定がある朝に、少し余裕を作る工夫を書きます。
1.「できない」と「今はやりたくない」を急いで決めない
子どもが靴下を履こうとしないとき、つい「まだできないのかな」「わざとやらないのかな」と考えたくなります。
でも、理由は一つではありません。眠い、遊びたい、別のことが気になっている、うまくできずに困っている。大人には同じように見える行動でも、子どもの中では違うことが起きているかもしれません。
だから、最初から「自分でやって」と繰り返すより、「どこが難しい?」と短く聞いてみる。
答えが返ってこない日もあります。そのときは、少し様子を見たり、最初の一歩だけ一緒にやったりしてもいいと思います。
もちろん、毎朝じっくり待てるわけではありません。時間が迫っている日は大人が手伝う選択も必要です。大切なのは、手伝ったことを失敗にしないこと。
子どもの自立は、一回の朝だけで決まるものではないと思います。
いずれは自分で靴下を履けるようになる。こうして、靴下を履かせてあげられるのもあと何回だろうか、、、と、ふと思うこともあります。
2.朝の支度を「大人の頭の中」だけに置かない
朝は大人も忙しくなります。何を終えたか、次に何をするかを、毎回口で伝えるのは意外と大変です。
わが家では、長男の朝の流れを見える形にして考えています。トイレ、パンツ、おむつの片づけ、朝食、靴下、リュック。やることが順番に並んでいると、大人も確認しやすくなります。
ここで気をつけたいのは、表を子どもを管理する道具にしすぎないことです。
終わらない項目を見て責めるのではなく、「次は何だっけ?」と一緒に確認する。できたことがあれば、結果だけでなく、取りかかったことも見てみる。
小さな子どもにとって、朝の工程をすべて覚えるのは簡単ではありません。目で確認できるものがあれば、毎回大人の指示を待たなくても次の行動を思い出しやすくなるかもしれません。
表が合わなければ、写真を使う、項目を減らす、順番を変えるなど、家庭に合わせて調整すればいいと思います。
3.「全部自分で」より、手伝い方を選べるようにする
自立を大切にしたいと思うほど、つい「最後まで自分でやってほしい」と考えてしまいます。
でも、子どもが困っているときに助けを求められることも、大事な力だと思います。
例えば、着替えが進まないとき。
「自分でやる?最初だけ一緒にやる?」
こんなふうに、二つの選択肢を示す方法があります。もちろん、子どもが選べないときは無理に答えを求めません。
全部を代わりにやるか、全部を任せるか。その間にも、袖を通すところだけ手伝う、服の向きを整える、隣で見守るなど、いろいろな関わり方があります。
子どもの安全や体調が優先ですし、急いでいるときは大人が対応して構いません。できた・できないの二択にしないことが、親の気持ちにも余白を作る気がします。
4.イライラした朝を、その日の失敗にしない
親も人間なので、毎朝落ち着いていられるとは限りません。下の子のお世話が重なったり、自分が寝不足だったりすると、普段なら待てることも難しくなります。
そんなとき、僕は「親がいつも穏やかであるべき」と考えすぎない方がいいと思っています。ただし、強い言葉をぶつけてしまったときは、そのままにせず、落ち着いてから言い直すことが大切です。
「急いでいて、強い言い方になったね。嫌な気持ちになったよね。ごめんね」
子どもの気持ちを聞き、必要ならやり直す。親が謝ることは、親としての立場を失うことではないと思います。
一方で、イライラが続いてつらいときは、パートナーや周囲に相談していい。二人とも疲れているなら、朝の予定や家事そのものを減らす方法もあります。
今日から試せることは三つです。
① 朝の準備で子どもが止まりやすい工程を一つ見つける。
② 「全部自分で」ではなく「最初だけ一緒に」も選べるようにする。
③ うまくいかなかった日は、責めるより明日の準備を一つ変える。
僕は育休中の今も、父親として学んでいる途中です。4歳の長男には長男のペースがあり、0歳の次男には別のペースがあります。大人の予定だけで全部を動かそうとしても、思いどおりにはいきません。
朝の支度を完璧に終えることより、子どもが少しずつ自分でできることを増やし、家族が気持ちよく一日を始められること。
そのために、明日の朝は一つだけ、待ち方や手伝い方を変えてみたいと思います。