
CP+2026 2日目
みなさん、こんにちは。
CP+2026、2日目の様子を書き残しておきたいと思います。
はじめに
CP+2026の1日目も記事を書きましたので、以下も良ければ御覧ください。
学生たちの展示を見て
CP+といえば機材展示のイメージが強いですが、会場には多くの写真展も並びます。国内外のフォトグラファーだけでなく、大学の写真サークルも出展しています。このエントリでは、その学生サークルの展示を見て感じたことを書き残しておきます。
私は学生時代にデジタルカメラを手にしました。当時はまだ100万画素ほどの時代です。フィルムを使わずに撮れるというだけで新鮮で、コストを気にせずシャッターを切れることに心を躍らせていました。
展示会場では、サービス判からA3ノビまでさまざまなサイズの作品が並び、壁貼り、イーゼル展示、フォトブック、ミニアルバムなど表現方法も自由です。機材や撮影条件を書き添えている人もいれば、明確なテーマを掲げて作品展として構成している団体もありました。

学生写真部のネットワーク
会場で「日本学生写真部連盟」という団体の存在も知りました。大学間の交流や部活動の活性化を目的とする組織で、メーカーの協賛も入っているようです。
写真に出会った学生が、業界と接点を持てる環境があることは、とても意義深いことだと感じました。メーカーや団体、スタジオなど、さまざまな立場の人が関わることで、学生の可能性は確実に広がります。
写真を撮ることが、社会との接点になる。その入口が、ここにあるように思えました。
写真を仕事にするということ
学生時代に写真を始めたとして、それを「仕事」にするという視点は、どこまで現実味を帯びているのだろうか。そんなことも考えました。
私は学生時代に写真に出会い、その延長でスタジオ勤務や機材販売、メーカー勤務と、写真に関わる仕事を続けてきました。振り返ると、それは決して当たり前の道ではありません。
写真を仕事にする世界は、決して一つではありません。写真館、ウェディング、スクールフォト、商品撮影、複写業務など、多様な分野があります。しかし、それぞれに現実的な厳しさもあります。
だからこそ、写真を続ける原動力は何なのかを考えさせられました。
地域との接点 - 千葉大学の取り組み
展示の中で印象に残ったのが、千葉大学写真部の取り組みです。地域の広報誌用に写真部が撮影を担当し、納品してプロモーションに活用されているとのことでした。
自分の写真が、地域の中で実際に使われる。
それは単なる評価や受賞とはまた違う体験です。
写真が「作品」であるだけでなく、「誰かの役に立つもの」になる瞬間。
その経験は、写真との向き合い方を大きく変えるのではないかと感じました。
良い写真かどうかという軸だけでなく、社会との接続という視点。
それもまた、写真の可能性の一つです。
長岡造形大学 haro の姿勢
もう一つ、長岡造形大学の「haro」という団体の方にも話を伺いました。設立から半年ほどの新しい団体で、のんびりと撮影を楽しんでいる様子が印象的でした。
展示も50mmで撮影した作品に統一され、色味も揃えられていました。その一貫性と潔さが、とても心地よく感じられました。
50mmという画角は、決して特別ではありません。けれど、人の視野に近い自然な距離感を持っています。私も35mmDSLRでは50mmを愛用しているので、同じレンズを使っているというだけで、少し親近感が湧きます。
原点に立ち返る
写真を仕事にしていると、どうしても成果や価値に目が向きます。価格、納期、クオリティ、評価。考えるべきことは多いです。
けれど、会場で見た学生たちの姿は、とても素直でした。
ただ、撮りたいものを撮る。
ただ、写真を楽しむ。
その姿に触れて、私は改めて思いました。
写真の原点は、そこにあるのだと。
最終日を前に、時間があればもう一度会場を歩いてみようと思います。
50mmの距離感のまま、写真を楽しむ気持ちを忘れずに。
学生の皆さんのこれからの活動が、写真という表現を通して、さらに広がっていくことを願っています。
