
愛するものをいつも傷つけてしまう
すまない。そんなつもりじゃなかったんだ。
それはわかっているわ。でも…。
ちょっとした不注意なんだ。
とりかえしのつかないこともあるのよ。
まだ愛してるのに。
もうお別れね。
それしかないのか?
だっておしまいだもの。
ごめんよ。
傷つけるつもりなんて
これっぽっちもなかったんだ。
あなたはそそっかしいのよ。
やっぱり、やり直せないかい?
そしたら今度は私があなたを傷つけてしまう。
だから、さようなら。
ほんとにすまない。
こんなふうに君と別れるつもりなんて
なかったのに。
一度ヒビが入るともうそれで終わりなの。
短い付き合いだけど、一緒に過ごせて良かった。
愛してるのに傷つけてしまってごめんよ。
さようなら…。
たいへん残念だが、私は不注意でそそっかしくて
お気に入りの器に限ってよく割ってしまう。
いっそ派手に真っ二つならあきらめもつくが、
半端にちょっと欠けただけだと未練が残る。
だけど、欠けた皿を使うのも怖い。
だから愛してるけど泣く泣く
お別れをするしかない。
作家ものの良いものをやってしまう。
大して好きではないオマケの皿は不死身で
いつまでもいつまでもある。

どうして愛しているものから割れるのだろうか?
ええ、私が鈍臭いのはわかっているのだが。