
優柔不断が、何の予定も決めずに四国へ行くと、こうなる。〜ソロキャン旅行記〜
四国に上陸したのは人生で3度目。
まずは、ちょっと小高い場所にでも登ってみるか〜。見渡してみて、気になった場所に行ってみようっと(こんな無計画なおっさんいる?笑)。
ちょうどいい山があった。
青ノ山。
香川県 丸亀市と宇多津町の境にある標高224メートルの山。前に香川に来た時には、生野山という低山に登った(途中でネコの誘惑がある山)。
町中にポンっポンって山があって面白い。平地に山が生えているというか、山のほうも「ちょっと失礼しますね」くらいの気軽さで町に存在している。
なんて思いながら、息を切らせつつ登山。

斬新だ〜
ぜぇぜぇ・・
お、立派な展望台〜


あれが噂の?ゴールドタワー!存在感すごっ
そういえば、瀬戸大橋を渡ってる時に、視界の右側にちらちら見えていた気がする。明らかに高い!周囲の建物との縮尺がおかしい。
「ゼルダの伝説 四国編」が出たら、あの塔からスタートするんだろうなぁ

なんて、なんのたしにもならないことを考えながら( 初日だからテンションが高い)
気になったので行ってみた。




タワー内 天空のアクアリウム『ソラキン』。入場料は1,500円。
水槽越しに景色を眺められるとは、なんとも贅沢だ。大好きな瀬戸大橋を水槽越しに見る。
金魚と瀬戸大橋。
本来なら交わるはずのない両者が、同じ視界に収まっている。これはなかなか新鮮だった。作り手のこだわりを感じる。
一方で、私の頭の中では、別の景色も広がっていた。
こんな維持管理の大変そうなタワーにアクアリウム、プレイパーク、屋上展望、お土産屋さん、、のみ。
・・採算が取れるのか。ガラス清掃費用や、エレベーターの保守費用が気になってしまう。せっかくの絶景なのだから、もう少し純粋に楽しめばいいのに。
竣工は1988年。建設に携わった作業員の方は、怖くなかったんでしょうか・・(強風吹いたらヒュンってなりそ〜泣)。
いやしかし、素晴らしい施設だった。
いいものを見せてもらった。
小腹がすいたので、ひとり孤独のグルメごっこをしながら、ふらふらしていると・・

『飲める』の上位互換って『消える』なの?笑
消えるオムライス。
哲学的だ。
広告フレーズって「おっ」って思わせたら勝ちだ。あらためてそう思わされる。入店。


うん、わかる。
そりゃ、地元で30年愛されるよ。
店内の雰囲気、店員さんの接客、味。どれをとっても愛されないはずがない。ふわとろの、とろだ。美味い!
初日から素敵なお店で食べることができた。消えるとは何か、そんな質問は野暮だ。
少し車を走らせて、父母ヶ浜で海岸を眺めた後、観音寺市の琴弾公園へ。
まず、近くにある『世界のコイン館』を見学。広くはないのだけど、さらっとすごい。国内の貨幣や紙幣の変遷を見ることができ、面白い。
こういう施設にふらっと立ち寄れるのも、計画を立てない旅のいいところ。

その後、銭形展望台へ。車で近くまで行けるようだけど、歩く。なお、この時点で今日の歩数は25,000歩を超えていたけど、まだまだ行ける( 初日のテンション)。

唐突ですが、私は、高校の地理・歴史の教員免許を持っており、センター試験(現共通テスト)は、自己採点ながら日本史は満点です(エッヘン)。
そんな私の見地から、この砂絵について感想を述べるならば……。
…
あっ、桃鉄で見たことある〜!

です笑。
「一生お金に困らないといわれている」この知識も桃鉄が教えてくれた。勉強になるな〜。桃鉄は。

奥が深い。
初日は30,287歩歩いた。いや〜疲れた。ちなみに、42.195kmを歩幅60cmで歩くと・・約70,000歩だそうな。
徳島県に入った。
三好市 大歩危峡を横目に走る。圧倒的な大自然だ。
山々に囲まれ、川が流れ、岩肌が迫る。こういう景色を見ると、自然の雄大さを感じる。そして、そんな景色の中で目に入ってしまった。
遊覧船。
ぐぬぬ……。
乗ってみたい。
さっきまで車で景色を眺めていたのに、遊覧船からの視点でも見たくなってしまった。こうなると、もう駄目だ。
「別に乗らなくてもいいか」と考えることもできる。
しかし、乗らなかった場合、あとで「あのとき乗っておけばよかった」と思う可能性がある。乗れば1,800円。乗らなければ、後悔するかもしれない。
……よし、乗ろう。
優柔不断なのに、こういうときの決断だけは異様に早い。


高知県に入る。高知は初めて来た。
高知を車で走った一番の感想は、
ENEOS多すぎません?
です笑。
たまたまだろうか…。
そして、香南市の『のいち動物園』へ。

建物にはそれなりに年季が入っている。だが、園内は緑が豊かで、自然をとても大切にしている印象だ。
動物を見に来たはずなのに、気づけば園内を散歩すること自体が楽しくなっていた。自然の中を歩いていると、心が落ち着く。
何も考えず、ただ歩く。
……いや、普段からたいして難しいことを考えているわけではないのだが。私の好きなレッサーパンダとカワウソにも会えた。もう十分に満足である。
そして、入園料は大人470円。18歳未満は無料。
……うぅ、優しい。
このご時世に、470円で動物に癒やされ、緑の中を散歩できるとは。最近、何をするにもお金がかかる。そんな世の中で、財布にも心にも優しい場所だった。

香南市にある『道の駅 やす』に到着。
とても景色がいい。隣接する『ヤ・シィパーク』は海水浴場にもなっていて、こちらも面白そうだ。
道の駅にあるやすらぎ市をのぞいてみると、生しらすが売られていた。
100gで350円。安っ!
やす!
……。
キラキラ光っていて、美しい!
宝石箱や〜!

あぁ、旅先で食べるものはどうしてこうも美味しいのだろう。
ただ、食べながらひとつ気になった。生しらす丼って、食べたことがないのだけど、あれは最後のほうで少し飽きたりしないのだろうか。
私には100gくらいが適量だった。
なんて思っていて、
ひょいっと上を見上げると、可愛い電車が!

少し調べてみた。
『土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線』
路線距離は42.7km、駅数は21駅。終点は奈半利駅。

・・奈半利。
実は、私のようなふざけた記事ばかりかいているアカウントをフォローしてくださっている唯一の自治体公式アカウントがある。
奈半利町さんだ。
奈半利町さんのnote記事は、町の取り組みや魅力を毎回ハートフルな記事で発信している。とても面白い。
…奈半利町の広報担当者さんが、ある日上司から「このなうまん。ってアカウント、どういう基準でフォローしたの?ねぇ?」と尋ねられないことを願うばかりである。
これも何かの縁。終点まで電車旅してみよっ!

キャラクターが駅ごとに
電車はすぐに来た。
意気揚々と先頭に並んでいる私。ドアは開かない・・
突っ立っている私に、後ろに並んでいた海外の方がボタンを指差しながら優しく教えてくれた。
「THIS!(早く押せや!)」と。
電車が到着したとき、乗客がボタンを押してドアを開ける方式。初めて乗る方はお気をつけを。
無事に乗車。
車窓からはキラキラと光る海が見える。心地よい揺れ。車内には地域の子どもたちの習字が貼られていて、なんともほっこりする。
移動そのものが、観光になる。車で走っていたら見逃してしまう景色が、ゆっくり流れていく。

そうかこのまま停まって、時間になったら折り返し運転なのか。

町中に歴史的建造物が残り、風情があって、のんびり過ごすのにとても良さそう。素敵な町だった。
『奈半利町海浜センター』では、キャンプやマリンアクティビティも楽しめるようだ(クリアカヤック乗ってみたいな〜)。
この日は、道の駅やすで車中泊。
10台くらい車中泊してるお仲間がいた。コンビニも近くて、トイレも24時間使える。安心の道の駅だ。
朝、近くの海岸線をコーヒー片手に散歩できるのも良い。


海に向かい太極拳をされているマダムがおり、少し習う。
すると、太極拳ではないという。
……私は何を習ったのだろうか。
車中泊の朝は、体がだる重〜い。
そんな朝に入る温泉。これは私が考えうる中で、五本の指に入る幸福だ。
近くにある『黒潮温泉 龍馬の湯』へ。10時から営業開始で、入浴料は800円。無料の足湯もある。


あふぅ、しみる〜。
車中泊で固まった身体に、温泉が染み渡る。
温泉というものは、一晩、軽自動車の中で過ごした異形のものを、もう一度、人間らしい状態に戻してくれる。ありがたい。
入浴後は、隣接する『おんせんの駅のいち』へ。

とんでもないみかんの量。野菜も安い。ピーマンがごっそり入った袋が100円だったりする。地元の方もたくさん訪れていた。


旅で不足しがちなビタミンを補う。
その後、近くにある『四国自動車博物館』へ。
入館料は800円。JAF会員証の提示で割引があった。

ランボルギーニやフェラーリなどのレースカー、クラシックカーが並んでいる。車好きにはたまらない空間だ。
なかでも、私が一番いいなと思ったのは、トヨペットクラウンRS31型。

このデザイン……。かっこよすぎる!それでいて、かわいい!昔の車には、現代の車とはまた違った魅力がある。
無骨さと愛嬌が同居しているというか、眺めているだけで楽しい。

この日は、高知市内にホテル泊しようと思っていた。お酒飲みたいなと思っていたので。
じゃらんnetで検索して驚愕・・
香川や愛媛だと4、5,000円台の安いビジネスホテルがひしめき合っているのに。
高知は・・ドーミーイン20,000円台、アパホテル30,000円台、ベストプライスホテル50,000円。安いホテルが見当たらない。今日、平日ですよっ!
君と俺とでは”ベストプライス”の価値基準が違う泣。
その後、じゃらんnetをしつこく何度も見ていたら9,000円台のホテルが。即予約!

なんか可愛い笑

がっかりなんてしませんぜ〜

なんらかのパワーもらえそう。1分間立ってみた。

市役所、博物館、図書館・・どれも設計のセンスがいい
初めての高知市。
街の雰囲気もよかったし、見どころも多かった。
そして桂浜は、荒く、美しかった。

翌日、『仁淀川町ふれあい公園』という公園に着き、川を眺めていた。
私は10年ほど前に渓流釣りを始め、川が好きになった。
そして、ようやくたどり着いた仁淀川。透明度が高く、「仁淀ブルー」と呼ばれる美しい流れで知られる清流だ。
やはり、清流 仁淀川は違う。
心に訴えかけてくるものがある。
……
……
いや、ちょっと待て。
この川、土居川だった泣。
えっ。
えええっ。
いやいや、『仁淀川町ふれあい公園』前に流れる川だったから!近くに仁淀川アウトドアセンターもあったし!
そりゃ、仁淀川だと思うでしょうよ!
心に訴えかけてきたものはいったい何だったの〜泣
…ハァハァ
その後、仁淀川橋近くの『波川公園』へ。

訴えかけてくるものがある…

川際まで車で降りて行ける川っていいですよね。
この渓相が何キロにもわたって続いていて、テントを張っている人、カヌーを楽しんでいる人を見た。
この川、素敵すぎる。
そして、少し車を走らせて名越屋沈下橋へ。

沈下橋は、橋の上から至近距離で川の中を見ることができるのも魅力。
渓流釣りの教科書通り、日向と日陰の境目に渓流魚がわんさかいた。

あぁ、仁淀川を満喫した。
もう少し早い時期に来ていれば鮎釣りもできたのだが。
来年は鮎釣りしたいな〜。
そして最終宿泊地へ。
愛媛県久万高原町『千本高原キャンプ場』。
予約とチェックイン、支払いは近くの『道の駅 天空の郷 さんさん』で。

標高650mの高原に位置するキャンプ場で、満点の星空がたまらんとの評判。
公式HPには「満天の星が、あなたのテントの屋根になる。」と。
素敵なフレーズだ。
静かで、きれいなキャンプ場。360度全方位から、上品な鳥の鳴き声が聞こえてくる。炊事場もトイレも綺麗だ。

たまらん。さすが高知のカツオ。

この瞬間がわくわく。

焚き火をしながら星空を待ち、旅の思い出に浸る。なんて贅沢な時間だろう。
・・が、この日は曇っていて星空は見れず。
残念。それでも、いいキャンプ場だった。星は見えなかったが、静かな夜を過ごせた。
今回、満天の星空を見れなかったことが、また次回の行動の動機になる。
翌日。
松山市内を見学しながら、今治市へ向かう。
松山市、活気がある。コンパクトにまとまっていて、若者の姿も多く、繁華街もにぎわっている。そして自転車が多い。
街の整備にも工夫が感じられ、観光地としての魅力もしっかりある。こういう街を歩いていると、地方都市の面白さを改めて感じる。
便利さと、のんびりした空気。どちらか一方ではなく、その両方がある。「ここに住んだら、どんな生活になるだろう」
そんなことを考えるのも、最近の旅の楽しみのひとつだ。
さて、最後は、気になっていた温泉施設『喜助の湯』へ。

うんうん、
この旅を締めくくるのに最高の湯でした。
道後温泉郷最深1,700メートルから湧き出す源泉を楽しめる天然温泉で、サウナのつくり、水風呂の温度、内気浴スペースの快適さ・面積、洗い場の椅子の高さと材質、脱衣所の動線、全てが客の目線でしっかりと考えられている。すごい。
最近、
あんまり言う人はいないのですが、、
あぁ、整った〜
ということで、しまなみ海道を抜け帰路についた。
いい旅だったな〜。
そして、旅の後に、桃鉄をするとまた新しい気づきがあるというループ笑。

本日もお読みいただきありがとうございます🙇。
ちと長くなってしまいましたが、四国旅でした〜。
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